昨日、家電量販店に行ったら、ジュウレンジャーのフィギュアーツが発売されたので、買ったのですが、後になって何かおかしい事に気付きました。
「アメリカで絶大な人気のパワフルレンジャーがついに日本上陸！！」
ぱ、パワフルレンジャー！？なんじゃこりゃぁぁぁぁ！！
しかもレッドレンジャーって。
アメリカではパワーレンジャーが人気のはず。パワフルレンジャーなんて聞いた事無いぞ！！
よく見てみると、星条旗みたいなベルトが付いている。絶対におかしいぞ。
よく見てみるとホルスターが付いていない。
これってもしかしてパチモン！？ついにフィギュアーツのパチモンまで出てしまったか。よし、念の為にパッケージを調べてみよう。
あーーーーーーーーーーーーー！！
バンダイじゃなく「バンザイ」と書いているじゃないか！！ちっきしょーーー、まんまと騙された！！
俺はパチモンを間違えて買ってしまったぁぁぁぁぁ！！
「俺達ハパワフルレンジャー、アメリカカラヤッテ来タ戦隊デース。日本デハ「スーパー戦隊」ト言ウ作品ガ放送サレテイルラシイガ、スーパー戦隊ハ俺達ノパクリデース」
「みんな、騙されるな！！そいつらは操られているだけだ！！」
「オカシナ事言イマスネー。オ前カラ先二始末シテヤロウカ？」
「ここまで言っても分からないなら、今俺が元の姿に戻してやる！！」
♪獣奏剣のメロディ
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」
「ハッ、俺は一体どうしたんだ！？」
「大丈夫か、兄さん」
「おぉ、ゲキ。お前も何かに操られていたのか？」
「どうやらそうらしい。ここにいるアキバレッドに助けられたんだ」
「公認様であるあんた達は何者かに操られていたんだ。でも、元の姿に戻って良かったぜ！！獣奏剣を返すからな」
「ありがとう、アキバレッド。これで俺達もジュウレンジャーとして再び活躍出来る」
「せっかくだからみんなの前で名乗りやってくれよ！！」
「よし、分かった」
「ティラノレンジャー」
「ゲキ！！」
「ドラゴンレンジャー」
「ブライ！！」
「恐竜戦隊、ジュウレンジャー！！」
と言う事で、改めてＳ．Ｈ．フィギュアーツにジュウレンジャーが登場しました。先月兄であるドラゴンレンジャーが、そして昨日は弟のティラノレンジャーが発売されました。
戦隊の商品は、大抵レッドが最初に登場するのが定番ですが、ジュウレンジャーだけはドラゴンレンジャーが先に登場します。やはり、当時ドラゴンレンジャーが一番人気があったからでしょうか？そう言えば、パワーレンジャーでもグリーンレンジャー（ドラゴンレンジャーのアメリカ名）に人気が集中していましたし。
まずはティラノレンジャーから。１９９２年に放送されたスーパー戦隊第１６作目「恐竜戦隊ジュウレンジャー」に登場したジュウレンジャーのリーダーで、ヤマト族のプリンス・ゲキであります。
優れた剣術と真っ直ぐな性格の持ち主であり、正義に燃える熱血漢のリーダー。神である守護獣を慕ってはいるが、一方で理不尽な命令に対しては反論すると同時に自分の正義も訴える等、芯の強さも見せています。
ゲキは、元々はヤマト王族の黒騎士の次男で、１歳の時に養子としてヤマト国王に引き取られたが、本人はその事実を兄であるブライの登場まで知らなかったそうです。その養父母と１０歳になる妹を１億７千万年前のバンドーラとの戦いで失っていることもあって、実の兄のブライを慕う気持ちは強い（恐らく妹は養父母の実子であり、ゲキとは血がつながっていないと思われる）。
ブライが敵となっていた頃は兄への情ゆえに戦意が鈍って、チームの足を引っ張ってしまい、大獣神を倒される事態にまで発展してしまいました。自らの甘さが招いた事態を痛感して、ブライを討つことを決意し、ブライとの一騎打ちを制するが「俺の命で、兄さんの復讐が終わるのなら構わない」とブライに自身の命を預け、その行動からブライを改心させ、和解を果たします。
しかし、ブライの寿命があと僅かであると知った事でさらに苦悩し、そこをバンドーラに付け込まれ、またもやチームワークを乱してしまうが、「俺の幸せは、悪を倒し。自分の手で兄さんを救い、ともに暮らすことだ。」と新たに決意しますが、ついにブライを喪ってしまう。しかし悲しみを乗り越えると共に兄の遺志と力を受け継ぎ、戦士として大きく成長行きました。
ティラノレンジャーの守護獣はティラノザウルスで、単独でもバンドーラのモンスターと戦う事も出来ます。大獣神やダイノタンカーの時はコアユニットを形成します。
ティラノレンジャーの武器は龍撃剣。ゲキの個人武器であるソードがティラノレンジャーの力で変化した豪華な鍔のついた諸刃剣で、ジュウレンジャーの武器である「伝説の武器」の一つです。ガイアトロンとゲキの生体エネルギーを掛け合わせると、戦車を一振りで真っ二つにする威力を発揮します。
空中で敵をすれ違いざまに切り裂く「ティラノスラッシュ」という技がある。アームドティラノレンジャー（これについてはドラゴンレンジャーの紹介で）の状態では、獣奏剣との二刀流で「ドラゴンティラノスラッシュ」という技を放つ。なお、伝説の武器の中で唯一漢字の名を持つ。
通常武器であるレンジャースティックも付属。ホルスターに収納する事が出来ます。短剣タイプのレンジャーソード、銃タイプのレンジャーガンに変形しますが、今回のフィギュアーツは３つの形態が付属しています。
また、サンダースリンガーや、レンジャーガンと合体させたレンジャースリンガーも付属。写真はレンジャースリンガーを使用した状態です。
次はドラゴンレンジャー。ゲキの兄であるブライが変身します。
第１７話より登場し、５人同様、１億７千万年前から復活した戦士です。
純粋かつ喜怒哀楽の激しい性格で、８歳の時にヤマト王の養子となった弟・ゲキと生別し、父が野心の末にヤマト王に反逆して殺されている。後に国を脱出して妖精の森に住み着き、ヤマト王への憎悪と父の遺言に従い「王になる」という野心とプライドを心の支えにして特訓に励む日々を送っていました。
成長するにつれ父の非は理解するようになるが、同時にやり場のない憤りを感じており、ヤマト王の死後はその矛先を何故かヤマト王の養子となっていた弟・ゲキへと向けるようになっていた。
そのような経緯もあって最初は敵として登場し、バンドーラと結託してジュウレンジャーを追い詰めたが、内心ではバンドーラをも出し抜いて地球の支配者となる事を画策していた。その後、第２１話でバンドーラの暗殺を決起するが失敗。さらに裏切られて追い出されて時の停止した部屋で過ごすことになり、紆余曲折を経てゲキと和解し、第２２話でジュウレンジャーの一員になる。
だが、実は永い眠りの間に氷河期が起こり天変地異による落盤事故で肉体と命を失っており、時間限定の命を与えられていたという事実をクロトから知らされる。その為、普段は時の止まった部屋でたった一人で孤独に過ごすことを余儀なくされ、ジュウレンジャーの危機の間しか彼らと過ごすことができないというジレンマに陥ります。
当初この事をゲキたちには隠していたが、第３１話でクロトによって知らされた。 バンドーラによって第３４話では長時間外の世界に留まるように仕向けられ、第４１話で獣奏剣の発するエネルギーによってバンドーラに部屋の所在を突きとめられ破壊されてしまう。その後、第４２話で寿命を迎え（クロト曰く「使命」）、ゲキにドラゴンアーマーとレンジャーアームレット、獣奏剣を託して消滅してしまいます。
しかし、死後もジュウレンジャー達の心の支えとなり、窮地を救いました。ドランゴンレンジャーの力を託されたゲキは、ドラゴンレンジャーのアーマーを装着して「アームドティラノレンジャー」になる事が可能。さらに獣奏剣でドラゴンシーザーを操る事の出来ます。
守護獣はドラゴンシーザー。単体でモンスターと戦う事の出来ますが、ジュウマンモス、トリケラトプス、サーベルタイガーと合体して剛龍神に。さらに大獣神と合体して獣帝大獣神になる事が出来ます。
ドラゴンレンジャーの武器は獣奏剣。剣先からビームを発し、笛をして吹けばドラゴンシーザーを召喚・操縦する事も出来ます。ブライの死後はゲキがこの獣奏剣を引き継ぎ、龍撃剣との二刀流で使用していました。
また、復讐鬼だった頃の武器・魔剣ヘルフリードも付属。バンドーラがブライに授けた魔剣で、この剣でジュウレンジャーを追い詰め、第２０話では巨大化して大獣神を倒しました。
なお、ドランゴンレンジャーのアームは取り外し出来ません。外す事が出来ればアームドティラノレンジャーを再現出来ましたが、そのアームドティラノレンジャーは、ウェブ限定で発売されるそうなので、欲しい方は魂ウェブのホームページで検索して下さい。
先程のパワフルレンジャーは、実は「非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛」の第５話で登場したパワフルレンジャーを再現出来るボーナスパーツでした。痛すぎるジュウレンジャーを再現させてみましょう。
「兄さん、これからも共に戦おう！！」
「ああ、力を合わせてバンドーラを倒そう！！」
兄弟で力を合わせ、バンドーラの野望を打ち砕け！！
＊なお、この記事は本店でもお送りしていますが、本店ではノーマルバージョンでお送りしています。ジュウレンジャーのＯＰも共有しているので、本店の方にも是非足を運んで下さい。