2017年11月29日及び30日に日本武道館にて実施された剣道8段審査会において、福本副会長の冒頭の挨拶で、「これからの8段審査は8段の審査基準に則って審査いたします。日頃この審査基準をもとに稽古されていると思いますが、ケガの無いように準備運動をしっかりと行ってください・・・」などと述べられました。午後の開始時、及び2日目の午前と午後のそれぞれの開始前の計4回で同じ内容を繰り返し述べられました。

 

 この「8段審査基準に則って・・・」など、今までに聞いたことのない挨拶をされたのにはびっくりしました。これは、8段審査の合否決定においては長年に亘り数々の不正や疑惑が取り沙汰されており、その不正や疑惑を払拭するために副会長自らが今回の8段審査会の冒頭の挨拶に入れたのでしょう。つまり全剣連が「8段審査基準」を盾にして公正に8段合格者を決定していることを強調したかったのでしょう。 

 

 しかしこの発言の裏を返せば、今まで全剣連は8段審査おいて、過去の不正・疑惑が数々取り沙汰されていたように、審査基準など無視をしていて、不公平な審査によって8段合格者を決定していた、ということを福本副会長自身が認めたことにならないでしょうか?

 

皆さんどう思われますか?