身の危険を感じ、一度は削除したが、本日より再度書き直すことにした。

 

その男は、放送関係に従事している。

その職権を最大限に利用し、今もなお多くの若者の夢を喰いモノにしている。

 

その男は放送関係に従事しており自らも電波を使用して自らの意見を言える。

いわゆるパーソナリティという職種だ。

またある団体を設立し、その代表も務めている。

この団体こそがこの男の創り出す闇の温床となるわけだが後述することにする。

 

「必ず売れます、オレが売ります」

 

このセリフをもう何度聞いただろうか…そして何度裏切られただろうか。

 

「せっかくここまで来たから、あと一歩で売れるとこまで来た」

 

これもこの男の常套文句であり、傍から聞いているとこんなにも嘘くさい話しはないのに

夢を見ている若者たちはこのセリフにどうやら心を動かされるらしい…

現在この男の下にいるのは完全に洗脳された一人の女性と新たに仕入れた

数名の未成年たちだ。

 

まずは洗脳されてしまった女性のことについて書きたいと思う。

 

A子はあるアイドルグループを見て“自分もこうなりたい”と強く感じたのか

決して容姿が良いわけではない、ダンスが抜群に上手なわけでもない、

トークがうまいわけでも、またそうなるための努力もたいしてしていない。

だが、夢を見るのは自由権利である。

この男が主催したアイドルオーディションの告知が目に留まり、受けることを決意した。

 

有名事務所のようなオーディションではなく、地方のイベントの軽い感じだったためか、

新たな企画であったため挑戦心を揺さぶられたのかは定かではないが

A子は兎にも角にもこのアイドルオーディションを受け見事合格となった。

 

もう数年前になるが、このアイドルオーディションの裏は散々たるもので

応募数に制限を設けていたが全く集まらず周知に非常に苦労していた。

また20歳~25歳程度の年齢層で5人組のグループを作る予定であったが

オーディション参加者は小学生数名と想定していた年齢層3名、30歳以上が3名程度と

この男の実子である女の子の合計10名足らずという状況。

審査員も5名程度いたが、オーディション後の審査は審査にはならず

オーディションを見ていた誰もが納得する人選結果となった。

当然、容姿がそこまで良いわけではないA子も合格することとなった。

 

『5年で東京ドームでライブをやる』

 

まあ大抵の無能なプロデューサーはこのような大風呂敷を掲げるものだが

この男も上記と同じセリフを放ち、晴れてアイドルプロデューサーとなった。

 

この男は遠い昔、音楽活動をしていた。

事務所に所属し2人組でデビューもしていた。

しかし少なくとも私は聞いたことがなかったユニット名であったし、事実売れなかったから

現在は違う活動をしているということは言うまでもないわけだが

夢見るA子にはその現実を直視することができなかったらしい。

 

この男は発する言葉に大きく頷き、大きな声で返事をし、とにかく従順だった。

そしてA子はグループのリーダーとして活動を進めていくこととなった。

前述したが、同じような年齢層で結成されたこのグループも多くの脱退、加入を

繰り返し現在この年齢層で活動しているのはA子だけであとは小中学生である。

 

そうなのだ、この男に洗脳されなかった若者は現実に気が付きグループを自らの意思で

去っているのだ。

しかしこの男はメンバーが減少すれば新たな犠牲者を求め昔のコネを使い大風呂敷を広げ

補完する作業が約5年は続いている。

その行動力はすさまじくもはや執念まで感じるぐらいのものだ。

なぜそこまで執着しているのかは後述させていただくとして、少なくとも現在もメンバーと

して在籍しているA子は完全に、しかも5年にも渡り洗脳をうけていることになる。

 

A子もオーディション当時は20歳そこそこだったが現在30歳前のアイドル業界としては

完全に賞味期限切れとなってしまった。

トップクラスであれば第一線で十分戦っていける年齢ではあるが、ファンは10名そこら

しかおらず、ライブをやっても満員になることはない状況であれば普通は引退を考える

もんだと思うがここが洗脳の恐ろしさなのだ。

 

次回はこの男の洗脳の手法とA子に関しての考察を書こうと思う。