こんにちは![]()
今回は、TICの2013年5月度月例夕食会における参加者の一員から感想を述べようと思います![]()
トーマス・クロニエ氏にお会いするのは2度目でした。前回はもっと少人数でお会いしたのですが、話題が私があまり明るくない政治だったことや、英語で話すのに慣れていなかったために、私はほとんどお話することができず、貴重な機会を生かしきることができませんでした。
今回は彼のご自宅に招いていただけるとのことで、半分わくわくしながら、半分緊張しながら伺いました。
おうちの中に入ると、ランプの光を抑え目にしたムードのあるリビング、普段見るものとはなんとなく違うインテリアに文化の違いを感じ、ただ縮こまってしまっていたように思います。
お食事が始まってから、クロニエ書記官は日本での生活が長いからこそ感じる、日本人の家庭内における教育についてお話ししてくださいました。
具体的には、なぜ親は子供に何でもダメと言うのか、なぜもっと外の世界(海外)を見せるようなことをしないのか、しないどころかなぜ自分のそばに置いておきたいからと言って海外に行くことを妨げるのか、と言ったことです。
私は自分の経験から共感するところがあったので、日本の現状を伝えようと思い、彼のおっしゃる「なぜ」についてその理由を説明しました。しかし、英語力の不足もあり、彼に自分の立場を表明せずに話してしまったので、より深い部分に議論を持って行くことができませんでした。
ただ、留学の話が出たときに再びチャンスが訪れます。私は内容の伴わないキャリアのみのための留学と言うものに違和感を抱いていたので、それを彼にぶつけてみようと思いました。彼は私に同意し、大学は選ぶ必要があるし、でも文化の違いを肌で感じるために海外に行くことは重要とおっしゃいました。
しかし、上記のような保守的な親のもとで育った学生の中には、日本が一番良く、他の国の良さを十分に感じられずに留学を終えてしまう人がいるのではないか、私はそのように思い彼に伝えようとしましたが、気持ちばかりが先走り英語力が追い付かず、うまく伝えることができずに終わりました。
ここまで振り返ると、なかなか思ったように意思疎通ができなかったように見えるでしょう。私ももどかしい気持ちでいっぱいでした。
しかしながら、クロニエ書記官との交流はこれでは終わりませんでした。私の熱意だけでも伝わったのか、「今度バーベキューパーティーに誘うから、そのときまでに言いたいことをまとめてきてね」とおっしゃってくださったのです(もちろん英語で、です)。そのときに、私はあらためて、大切なのは言語という手段よりも言いたいこと、即ち内容なのだと実感を伴って思うことができました。
その後、南アフリカの紹介DVDを見て南アフリカの文化に触れることもできたのですが、文化が違うからと言って委縮せずに話してみることが重要だと改めて感じた、そんな夕食会でした。
