今年のクリスマスメニュー


特にクリスマスメニューにちなんではいない、単なるパーティーメニューです。

家の冷蔵庫整理。なぜかと言うと…年明けに言います、多分。







●フラワーブーケのバーニャカウダ
●キノコのポタージュ 牛乳のエスプーマ
●ボンゴレビアンコちょっとヴェルデ スパゲッティーニ青海苔風味
●ブッフブルギニヨン風 ポレンタ添え
●ドライフルーツのタルト









【前菜】


家にあるものを無くしたくて、

まず、ちょっと前に買った紅芯大根。

これ、近所のスーパーで100円で買いました。

たまーにしか売っていないんだけど割と倍以上の値段がするところが多くて即買い。



数年前からレストランでよく使われていますねー。

もう最近は下火かなあ。そんなに珍しくも無いです。

でも色がきれいなので見栄えがします。


あとは、ミニトマトの皮を切りバラに見立て

クレソンとブロッコリースプラウトの上に乗せてブーケ風にしてパフェグラスに。

それをバーニャソースで食べます。







【ポタージュ】


キノコは安かったので色々買ってソテーして、

たまねぎのソフリットと合わせてミキサーでペーストにします。

(たまねぎのソフリットは大量に作って冷凍ストックしています。便利。)

スープでのばして再び火入れして、牛乳、生クリームを加えます。

ヴルーテ位の感じ。ドロドロ。




一応上にはエルブジっぽく牛乳のエスプーマ風。

(ちなみに100均のカプチーノの泡作るやつでやってるんで、

 エスプーマでも何でもないです。風です!笑)

エルブジが初めてエスプーマを確立したのってもう何年前なんだろう。

既に90年代には三ツ星取りまくりだったからその頃かな。

日本でももう10年前には当たり前にやってたからなぁ。

(私がいたレストランでもやっていた。私はイタリア料理専門ですが

 同じ会社のグループにスペイン料理屋もあったので技法などちょこっと教えてもらっていた)



ちなみに、エルブリとかエルブジとか両方耳にしますが、

スペイン語の「LL」の発音はどちらもあるようです。表記は「El Bulli」です。

調べてみたけど地方によって違うというわけではなくどっちでも良いらしい。

どっちでも良いと言うか、その発音方法が日本人の耳にはリ→ジに聞こえるらしい。

だから例えば日本ではパエリアという方が馴染みがあるかもしれないけど、

「パエージャ」とも言います。

日本人が英語の「l」と「r」の発音の違いを表現するのが曖昧だ

と言うのに似ていると言ってる人もいました。



あーエルブジもう無いんだよねぇ。

まさか、食べに行けるとは思っていないけど無くなるのは残念。

フェラン・アドリアは料理人であり科学者であり哲学者ですよ。

エルブジはもう無いけど、彼の挑戦はまだまだ続いています。





あぁっ、また話が脱線しました。

これ以上書いたらタイトルと内容がかけ離れますのでエルブジの話はまた今度!?

まだ話すんかい!という。









【パスタ】



先月行ったD'OROの貝の生海苔パスタの味が忘れられなくて

色んな貝が入ったパスタがやりたかったんですが

近所のスーパーにアサリしかない…いや、しじみはあったけど、しじみはね…。

粒貝と蛤が一番入れたかったんだけどねぇ。無かった。

この間はホンビノス貝があって一度食べてみたかったけどそれも無かった。

そして生海苔もない…。There's nothing!!!




実を言うと今日パーティしようと思ったのが2日前で、仕事も忙しかったので

(業界のこの時期の忙しさといったら…)近所のスーパーしか行けませんで(言い訳)



で!家にあった開封済みの青海苔にしました。あの焼きそばに入れるやつ!笑

いや、でもコレ結構イケます。

生海苔ほどの風味はもちろんありませんが思ったより良い感じでした。

ソースはニンニク、アンチョビ、タカノツメ、で香りを出してアサリ&青海苔投入!

白ワインでアサリを開けてバターほんの少し入れてパスタと絡めてできあがり!

ボンゴレ(アサリ)ビアンコ(白)ちょっとヴェルデ(緑)なのでした。

パセリより意外と美味しいかも。青のり。









【メイン】

ブッフブルギニヨン ポレンタ添え

…っておめーフランスなのか、イタリアなのか。と突っ込みどころ満載ですが、


何より使用したワインがピノノワール(ブルゴーニュでよくとれるブドウの品種)でなく、

テンプラニーリョ(スペインと言えば!的な有名品種)と言う…。

あ!テンプラニーリョもテンプラニージョとも言います!先程の「LL」の話。

それならブッフナバーラ(スペインの地方)か!?

ちなみにブッフは牛で、ブルギニヨンはブルゴーニュ地方

要するにフランス語で牛肉の赤ワイン煮です。




そして、何でポレンタかというと、コレも私が突然食べたくなって

結構前から家にあったので食材処理です。エコです!(死語)

ポレンタは黄色いものと白いものがあります。




ブッフブルギニヨンとは言わないけど

普通にイタリアでも牛煮込みによくポレンタは合わせます。



そして、私は芋ピュー(マッシュポテトのことを私はこう呼ぶ。芋ピューレ。)

よりポレンタの方が軽くて好きなんですよ。




芋ピューは

 芋茹でる→バター、塩コショウ、牛乳、生クリーム入るので重たいっす。

 生クリームは日本人なら入れなくてもいいけど。



ポレンタは

 湯、塩コショウ、オリーブオイルでひたすら練るだけなので

 若干カロリー控えめなんではないかと。






ポレンタ初めて作った時はオートミールみたいで若干「えっ?」と思ったけど

(オートミールも「えっ?」て事無いけどビジュアル的に。日本の粥と同じだけど)

ポレンタ初めて食べた時の美味しさと言ったら!素朴なんだけど美味しい。




練ったポレンタをバットかなんかに流して

固めて、グリルしてバッカラマンテカートなどと一緒に食べても美味しい!

ポレンタ日本で流行らないのかなぁ。揚げ衣にもなるし、万能選手です。

英語ではコーンミールです。

挽き方はコーングリッツ>コーンミール>コーンフラワーです。











【ケーキ】


実は先日タルトタタンを作りまして、(それも近日UPします。予定)

生地が余ったので冷凍庫で眠っていた自家製カンディート(オレンジピールの砂糖漬け)と

ラムレーズンでドライフルーツのタルトを作りました。

もう、見た目はアレなんでインスタ加工しますが、

生クリームと一緒なら食べれるかなと思って

緩めに立てて乗せて食べたら意外と美味しかったです。でも激甘!

















以上食材処理で伊仏西折衷クリスマス?パーティレポでした。
長!!