本日8月1日のどの新聞紙面にも東京電力の黒字転換の懸念が掲載されていました。
そもそも
『東京電力が国と金融機関に約束した』
という2014年3月期の経常赤字脱却という「前提」とは何でしょうか?
福島原発問題について完成度の高い解決策が確定するまで潜在的な東電の『債務』は無限に存在するはずです。そんな中で被害者や国民不在で債権者と債務者が勝手に利益予測を議論し合意するというのは全くをもっておかしな話です。それを当然の前提として表題のような見出しを報ずるマスメディアの在り方に疑問を禁じ得ません。
政府は「見切り発車」で原発再稼働を提唱してます。原発を推進する主な理由は今も昔も「経済性」です。しかし、これは大変おかしい論理です。
なぜならば、第一に:
人の命の問題に「経済性」を尺度として用いることは出来ない
はずだからです。
更に経済性の観点からも全く不合理です。何故ならば
今回の福島原発事故で生じたことによる賠償・保障コストの全てが原発開発・運用コストに算入されて他の資産同様に償却されてこなければならなかった「コスト」
であるはずだからです。
このコストは未だに確定してません。このことを勘案すると原発の「経済性」は論拠を欠いたものと言わざるを得ないです。
