8月17日 火曜日
福岡から引っ越してくるときには、
「東京」・・・・・というと ビルだらけで 緑がなくて 殺伐としていて
住みにくい・・・・ というイメージを持っていましたが
実際に、自分が住んでみると ぜんぜん・・・
東京都は、世界の首都の中でも、緑が多く美しいなのよ
そう自慢してくれるのは
東京は門前仲を愛するちゃきちゃきの美人江戸っ子
吉祥寺、いい街ですよね・・・
そう、自慢してくれるのは
どこから見ても どう見ても 好青年で 素敵なのに
自己評価の低い、 控えめな 吉祥寺生まれの彼・・・
先日、娘と原宿を通りながら
「ホントに、東京って緑が多いよね・・・ 」 て話しながら
山手線に乗っていました・・・
そして、我が家の近くには、「四季の森」があります
名づけたのは、私で、勝手にそう呼んでいます。
いや、「いました・・・・」。
その家は、我が家の数倍もあるであろう大邸宅で
自然を感じさせてくれる豊富な庭木から まるで「鎮守の森」のようでした。
そこを通るたびに、季節のかおりがする家・・・・
春は、春らしい、夏は、夏らしい、秋は、秋らしい、冬は、冬らしい
森のかおりを漂わせてくる トトロに出てきそうな大きな、木や花に囲まれた
素敵な邸宅でした 。。。。
一時期、よく我が家に来てくれていた姉も
その「四季の森」の香りが好きで
一番最初に「春の香りがするよね 」 って教えてくれたのでした・・・
それは突然やってきました。
そう、ある日、その家の大きな庭の石に番号が振られており
突如、表札がなくなっていました・・・・
「ん? ・・・・・」 まさか。。。。
そのうちに、つねにお手入れされていた、庭木の間に
萱やセイタカアワダチソウが仲間入りし
ヒトがすんでいる気配が感じられなくなってきたときには
ど~んと、 建築予定の白い看板・・・・・・
11階建てのマンションが建築されるということでした・・・
ヒトサマのご事情もありますし、
勝手に 他人のお宅を 慕っていただけですが
やはり、かなりショックでした・・・
あの木の大きさから考えても 少なくとも私たちが生まれる前から
その土地に宿っていたと思いますが
そんな 木も、伐採されるときには、
あっという間でした・・
娘と一緒に歩きながら、
「木の精霊たちが怒らないように
ちゃんと、御祓いしたのかな~ 」
たしかに・・・
一方では、四季の森をよく思っていない人もおり
あの欝蒼とした木が無くなってくれると
うるさい、セミの声も 鳥の糞もなくなるからよかった・・・
だいたい、虫が多くて、困ってたのよね・・・
と話している人もいました・・・
確かに、そういう考え方もありますね
いろいろな価値観があり、
いろいろな受け止め方があり・・・
でも、緑が大好きなみっちゃんは
四季の森が 人口的な四角い建物になるのは
ちょっぴり寂しいな~と思いました・・・
それでも、もしかしたら、いまどきのマンションって、
ものすごく、緑を意識的に設計するので
案外、四季の森とは違った素敵な景観と香りを楽しませてくれるかも・・・
寂しいような、楽しみなような・・・・
少しずつ変わっていくその様子を見守りながら
組織改善と重ねている自分がいました・・・・
みっちゃん