6月15日 火曜日 大阪雨 東京雨
さすが入梅です。
大阪も、雨の朝でしたが、
東京にもどってきても、また雨でした・・・・・
でも、わたしの心は、ものすごく晴れています
ブログをはじめて10日が経ち、
いろいろな方から反響をいただくようになりました。
中には、こんな素敵な贈り物ものまでおくっていただく なおちゃん もいます
なおちゃ~ん、ありがとう
素敵な、イングリッシュローズです香りまで、届きそうです
今日は、大阪でしたこの2日間、看護記録とは、ということで、講義をさせていただきました。
約7時間×2日間、しゃべりっぱなしの出張なのですが、
故郷に帰るような、そんな温かな気持ちになる心地よい出張です
看護記録とは、という、面白くも無いテーマなのですが、
出席してくださっているみなさん、真剣に聴いてくださり、とても充実した2日間でした
そうそう、早く、皆さんに当院のスタッフで参加した球技大会の楽しかったこともご報告したいのですが
今日は、なおちゃんからいただいた素敵なバラに続き、
ある患者さんとの出会いをお伝えしたいと思います・・・・・・・
その患者さんは、もとは他の病院に通院されていらしたのですが、
お世話をされる娘さんの近くに、ということで、当院に来られました。
ご年齢からすれば、十分に大往生のご年齢です。
ただ、お気の毒だったのは、最期は、結局、誤嚥性肺炎を併発し
意識レベルは、低くなりながら、時に息苦しそうな表情をされていらっしゃいました。
でも、最期は眠るように、とても穏やかな表情で天命を全うされました。
娘さんとお見送りの前に、少しお話いたしました。
「義理の姉(兄嫁:既に兄は他界)は、面倒見るの、たいへんでしょう?
有料老人ホームに入れたらいいのに、って言ってました。
義理の姉は、自分の親はそうしています。そして、悠々自適に
お稽古事したり遊びに行ったりしているようです。
一応、見に行きましたよ。そして、もう、決めようか、というときに、
何か、引っかかるものがあったんですよね・・・・
今、思えば、そのとき、断っていて本当によかったと思っています。
わたしのところに引き取って、急に環境が変わって、
『仏さんのお花かえなきゃ』とか、『草が生えてみっともない庭になる』とか
田舎の家のことを心配して、いつの間にか、一人でふらふら出てって、
近所の方に保護されることが何回もありました。
大変でしたよ。でもね、母が家のこと心配する気持ちもすごくわかるんです。
90歳過ぎても、気丈に大きな家を一人で守ってきた母なのですから。
だから、母の気持ちがわかるから、徘徊っていわれたけど、
母なりに目的のある行動をとっているわけだから、
それは、徘徊じゃない、母の気持ちの表れだって、そう思って
母につきあってきました。
この病院に入院させていただいてからも、近いので、毎日、付き添っていられたし
母との時間も十分にとることができました。
ホントに皆さんによくしていただき、母は幸せでした。
この病院で最期を迎えられてよかった・・・・。」
わたしが当院に来てはじめてのsterbenでした。
でも、娘さんのそのお話される表情やとても穏やかなお顔の患者さんと
ほんの少しでしたが、時間と空間を共にして、
たとえ、死に場所はどこであれ、
愛する家族に見守られ、昇天されるとき
最期が幸せであるということは、もうそれで、全人生、幸せってことなのだな~と
悲しみというより、温かい幸せな気持ちさえ感じました。
黒塗りの車をお見送りしてからも、その大往生の患者さんとの出会いに感謝し、
改めて、そんな幸せのお手伝いができている当院のスタッフのことを
心から尊敬し、誇りに思いました・・・・・・
あ~ごめんなさい、また、長くなってしまった・・・・・
今日は、ここまで・・・・
みっちゃん