大学選手権 | YELL Onlineβ

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テスト版です

初日と二日目は仕事を入れていたので、テレビで少し観ただけで(録画はしていますが)、3日目以降、神宮で観戦しました。
 

 

応援ファンとしては、応援の復活が何より嬉しかったです。毎度のことですが、応援席に注目して観ていました。
(東農大オホーツクやIPUを生で見られなかったのは残念でした)

野球部員のみ、あるいは部員主体の応援が多かったです。ブラバンがいたところも、全国大会ということで来ていたけれど、おそらく普段は部員のみの応援なんだろうなと思うところも多かったです。

 

部員主体の応援は、基本的に高校野球風。「ダイナミック琉球」や「六本木ツンデレラ」、「盛り上がりが足りない」はほとんどのところがやっていました。


もちろん1~3年前まで自分たちが高校野球でやっていたのでしょうから、当然なのでしょう。

オリジナルのコール、選手・状況に合わせたコールなどをしていたり創意工夫が感じられます。

それぞれの大学やリーグでやり方が違うので試合前後のエール交換も異種格闘技の様相。エール交換らしきものがなかった対戦もあります。

 

そんな中気になったところをいくつか挙げます。

 

日体大は部員の声の圧がすごかった。

 

鹿屋体育大学は桑原選手のお姉さんとお友達がダンスで応援。桑原選手が代打で出た時は、「姉の姿」になっていて、微笑ましかったです。


大商大のブラバンは演奏のレベルも高かったです。選曲は、曲目的には昭和、応援的には平成のテイストのものが多く、懐かしく感じました。
最初にドクターX が流れたり、得点した時は第九(歓喜の歌)を演奏するなど。なかなか興味深かったです。



部員による高校野球風の応援のところも、せっかく全国大会に出たのですから、地元に帰ってから、今後は大学野球の応援エキスを取り入れてくれたらいいなあと思います。


そして野球編。

明治が準決勝まで相手に点を許さず決勝進出。


準決勝で久野投手が先発、藤江ー浅利とつなぎ石原投手が締めるという試合。能力はありますが、経験は今一つ、また久野投手はフレッシュトーナメントでは東大相手に4失点(自責点は1)だったし、冒険だったと思いますが、見事押さえました。
来年に繋がる起用だったとは思いますが……。

決勝は昨秋同様東京六大学対東都の対戦となりました。
しかし決勝戦当日、予報は一日中雨。某サイトの予報だけ、13時から傘マークが小さかったとはいえ、午前中普通に降っていたので判断は難しいところでした。
 

雨の中、中止が出ないので球場に行くと、チビッ子チアが大勢来ていました(試合前にパフォーマンスを見せてくれました)。

Jスポだけでなく、NHK-BSでも生中継がありましたし、翌日以降も絶対出来るという予報ではなかったので、簡単には中止に出来なかったのでしょう。
 

30分遅れて11:30に開門。開門時は雨が降っていましたが、試合中、閉会式、その後の写真撮影の時間も、雨は降っていませんでした。しかし球場を出ると雨が降っていました。

奇跡的な天候でした!

 

決勝の青山学院戦。
常廣投手が素晴らしく、そして打者の打撃も鋭い!
まさかの(敢えて使います)零封負けでした。

初回、表の攻撃が簡単に終わり、そして裏、村田投手が死球を与えたところで、いやな予感はしました。

本当にタラレバであり、結果的にではありますが、村田-蒔田-村田-蒔田の順番で行っていたらどうだっただろうと思ってしまいました。

しかし「村田でダメなら仕方ない、堀内―飯森ー宗山ー上田で得点出来なかったら仕方ない」というチームでしたので、本当に諦めるしかない、という試合でした。


今季の東都は度重なる日程・会場変更がありました。上尾や亜大グラウンドでも公式戦が行われ大変だったと思います。
六大学が、引き分け・雨で中止等で平日にもつれ込んだことも一因です。
特に明治は第3週、月曜日の試合で勝てそうな試合で逆転負け、東都が予定されていた火曜日に試合が行われることになりました。
なので、今回の敗戦に「上尾の祟り」と言っている人もいます。

六大は、ほかのカードも引き分けが多かったですし、出来そうな日が雨天中止になったりしました。

普通だったら東都関係者やファンは「六大学に負けてたまるか!」と思ったことでしょう。

しかしそれは併用日が多かったことも関係しています。

9回打ち切りの引き分けの試合もですが、雨天中止になった試合も、併用日でなかったら決行しただろう日もありました。

やっぱり4週連続併用日はちょっとひどかったなあと改めて思っています。
せめてシーズン中3週までにして欲しい。或いは併用日でも、時間制限ありで延長可にするとか考えて欲しいと思いました。

 

とにかく、東都は今季に限らずいつも過酷な状況の中戦っています。
今回の青山学院も、優勝インタビューで安藤監督が声を詰まらせて語っておられていましたが、2部での低迷からの苦労してここまで来ました。
東都を勝ち抜いた自信と誇りを感じる戦いぶりでした。
本当におめでとうございます!

 

しかし明治も、本気で日本一を目指してきましたし、日本一になれる戦力だと思っていました。

飯森選手が首位打者、小島捕手が敢闘賞を獲得しましたが、日本一にはなれませんでした。

正直私も悔しいです。でも当事者の皆さんはそれ以上に悔しい思いをしていることでしょう。
 

それが秋、そして来年に生きると思います。
今後を楽しみにしたいと思います。