ストレスって溜まりますよね。
適度なストレスは人間にとって必要なものですが、過度なストレスは人間の身体を蝕みます。
中高年の年代になると、会社でも相応の職責を負っていたリします。
会社はタテ社会ですから、上からの重圧、下からの突き上げなどで心が擦り切れるような毎日です。
日頃のストレス解消と言っても、職場仲間との飲み会くらい。
これも、仕事の愚痴や会社の人の噂話などに終始して、結局会社の枠からは出ていないのです。
家に帰れば家族がいて、それぞれから不満を言われる。
こちらは仕事をして疲れ切っているのに、家族はそんなことを知らないわけで、家ではだらしない旦那扱い。
こんなことが続くと逃げ出したくなりますよね。
私もそんな気持ちになると、サロンに行っていました。
今のこんな自分じゃ嫌だ!と思ったら、まったく別人格の自分になればいいのです。
そういう意味で、女装は効果的でした。
性別から変えてしまうし、姿かたちから全く違う自分になれる。
名前も変わってしまうから、しがらみにまみれた自分を忘れさせてくれます。
女装すると性格も変わったような気になります。
サロンでは、本名は名乗りませんし、仕事の話もしません。
サロンのスタッフさんとの何気ない会話も楽しいものです。
そして、美しく変身した姿を「きれい!」とか「かわいい!」と褒めてもらえる。
人間って何かした時には、承認欲求が生じます。
仕事でも、何かを成し遂げたら、成果を認めて褒めてもらいたいんですよね。
でも、会社の中では意外とそれは少ない。
女装サロンでは、承認欲求が満たされるんです。
これが結構ストレス解消になるんですよね。
サロンに集う人たちは、まったく利害関係のない人たちですし、お互いの本名も仕事も年齢も知らない。
でも、女装子さんの間では、素直にその変身ぶりを褒めあったりします。
年齢や立場が違えども、タテ社会ではなく横のつながりなのです。
こういうコミュニティーに入ることで、男はまた生き生きとしてくるんでしょうね。
ブログでも同じことです。
ブログの中では、本名も仕事も公開しない。
でも、載せた写真を、「きれい」とか「かわいい」って褒めてもらえます。
ここも、一つのコミュニティなんですよね。
仕事以外にこういう世界を持っていることは大事なことなんです。
そういう意味で、女装ってかけがえのないものなんですよね。
しかし、この趣味は他の誰にも言えない。
職場にも家族にも、女装していることを言えないわけです。
それだけ偏見が大きいからなんですけど、それは悲しいことですね。
でも、このかけがえのない女装を続けていくためには、秘密を守り通さなければならない。
そんな秘密の世界でも、自分の心を癒してくれる存在であれば、大事にしていきましょう。
女装は心のオアシスですからね。
↓貴女を癒す仲間たちがいます