独身の頃、地方勤務で一人暮らしをしていたことがありました。

その頃、仲のいい女性の同僚がいたのです。

その子とは制服を着て遊んだり、私に女装をさせてくれた女性です。

その頃のことは、2014年12月18日から21日にかけて書いています。

その子とは恋愛関係にありませんでしたが、お互い独身で、よく遊んでしました。

ある日、私に辞令が下りました。

故郷の東京に転勤というものです。

故郷に帰れるのはとても嬉しかったのですが、ふと、その子のことが頭に浮かびました。

辞令から転勤までは10日ほどしかありません。

引越準備やら挨拶やらでとても忙しく、また後任に引き継ぎもしなければなりません。

しかし、その間も私の頭にあったのは、その子のことでした。

いよいよ転勤という日、私はその子を家に呼びました。

「さよなら、いろいろありがとう」と告げると、彼女はぼろぼろと涙を流して、泣きじゃくりました。

切なくなった私は、そっと彼女を抱きしめました。

彼女は抵抗しません。

・・・・恋愛関係にないと思っていましたが、お互い好きだったんですね。

そして・・・・そっと唇を重ねました。

でも、もう列車の時間が迫っています。

私は彼女と駅まで行き、もう一度抱きしめてから、泣きじゃくる彼女と別れました。

その後、彼女とは頻繁に電話でやり取りをしていましたが、やがて少しずつ疎遠になっていきました。

そして、しばらくして、届いたメール。

彼女の結婚を告げるメールでした。

訳があって地元を離れられない彼女。

私も残念でしたが、「幸せになってね。」と精いっぱいのメールを送ったのです。








↓あれは私の青春でした。


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