サロンの帰り、伊勢丹前で待っている妻と落ちあい、そのまま喫茶店に入りました。

妻は、しぶしぶながら私の女装を認めてくれると思ったのですが、そうではありませんでした。

女装はそっと楽しむものではないのか、私に認めろというのかと言います。

私は何も言えませんでした。

そもそも公認をとりつけて、自由に女装をしようなんて考えが間違っていたのです。

妻に女装趣味を正式に告白してからは、男が好きで女には興味がないのではないかという点で責められました。

男が好きなら、なぜ私と結婚したのかと。

私は男性には全く興味がないので、それを払拭するのに精いっぱいでしたが、妻は今でも心の底では疑っているようです。

あの新宿の事件以来、再び私は隠れてサロンに行くようになりました。

でも、メイクの後が残っていたり、髪の毛が妙にぺったりしていたりで、何度もばれかけたことがあります。

いや、妻にはわかっていたのでしょう。

何も言わなかっただけかもしれません。

夫の性癖は治らないものと悟っているのかもしれません。

でも、それでストレスが溜まるのか、女装についてチクチクと責め立てられています。

私は、何も言えず、それに耐えるだけなのですが。

昨年と今年の2回、成人の日の振袖を着に行くのは正直に言って出かけました。

休日に出かけるには、理由が必要ですから。

また、余計な嘘をつくとややこしくなることもありますし。

あとは一昨年の誕生日プレゼントとして、サロンに行くのを認めてくれたことがあります。

しかし、なぜか昨年はプレゼントしてくれませんでした。

そんなことで、妻と私はそれなりに仲の良い夫婦関係を保っていますが、夫の趣味のことになると微妙な関係になるのです。

今、奥様にばれていない方は、一生ばれないように努力する方がいいと思います。

しかし、不審な行動を疑われたら、必ず浮気の話になるので、いっそのこと女装趣味であることを告白した方がいいかもしれません。

それで夫婦関係に亀裂が入る可能性はありますが、浮気で亀裂が入るよりはましだと思います。

妻から女装を止めるよう懇願されたら、持っているものを処分して一応止めましょう。

そして、どうしても女装をしたくなったら、ばれない程度にサロンで女装するのがいいと思います。





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