すいません。今日は疲れてしまって、くたくたです・・・・。
ちょうど最近初めて体験した話をいくつか書いたので、昨年書いた初外出の話をもう一度出します。
初外出って、とても思い出深いのです。
すみません、今日はお許しください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
初めて女装して外出したのは、横浜のアルテミスでした。
それは初めてアルテミスを訪問した日。
まだ、アルテミスもできて1年くらいの頃ではなかったかと思います。
事前にインターネットで申し込むときに、外出も希望と書いたんです。
でも、本当は初回は外出できないシステムらしいのです。
しかし、訪問すると、「本当はだめなんだけど」と言われながらも、外出を許可してくれることになりました。
アルテミスでは何着か衣装を着て写真を撮った後、いよいよ外出することになりました。
衣装は長めのスカートにブラウスとカーディガンのような感じだったと思います。
外出は、派手ではなく、街になじむような不自然ではない衣装というのがルールなのです。
女性用下着もつけて、ストッキングも履き、メイクもし、ウィッグもつけています。
イヤリングやネックレスのアクセサリーも身に着けています。
ヒールのある靴も履きました。
上から下まで完全に女の子です。
女性用のかばんを借りて、いよいよ外出です。
ちょうど時間は夜でした。
建物の外に出ると、一気に緊張が走ります。
一緒にアテンダントの女性がついてきてくれています。
女性らしく歩くためには股を閉じて、膝が触れ合うような歩き方がいいと教わりました。
その通りにやってみますが、何だかぎこちない歩き方です。
アテンダントの女性が小さい方なので、私も目立たないように背を丸めて歩いていました。
そんな時、「背筋は伸ばしてください」と注意されます。
背が丸まっていると、逆に目立つのだそうです。
堂々と歩きなさい、ということですね。
アルテミスから横浜駅の方角へ歩きます。
駅にいくには高台から長い階段を下りるのです。
階段はとても歩きにくいのですが、ヒール独特のコツコツという音で、「ああ、女なんだ」と実感できるのです。
階段を下りると、横浜駅前の繁華街に出ます。
いきなり繁華街を歩いてみましょうということになりました。
横浜だけに結構な人出です。
そこを女性2人?で歩きます。
アテンダントの方は、ここのお店はこうだとか、あのお店はこうだとか、歩きながらもいろいろ教えてくれます。
しかし、私は極度の緊張で、それが耳に入りません。
道行く男性のグループは、やや怪訝な顔をして私をちらりと見ます。
さすがにガン見はされませんでしたが、やっぱりバレてるかな?という気もしてきます。
横浜駅の前まで来たところで、じゃあ、戻りましょうかということになりました。
また同じ道を引き返します。
今度は慣れてきたせいか、ちらりと見られてもあまり気になりません。
逆に見ていない人の方が多いようです。
傍らに本物の女性がいれば、あまり疑われないのかもしれません。
繁華街を抜けて、また階段を上がっていきます。
ヒールのコツコツという音を聞きながら、ああ、もう外出も終わりなんだと少々寂しく思いました。
最初の極度の緊張と、その後に味わった楽しさ。
そんな初外出の話でした。
↓よこはまたそがれ、女装の小部屋~
にほんブログ村