流産を経験したあと、その数ヵ月後に妊娠し、先日無事に第一子を出産しました。

出産はほんと辛かったので、
忘れないようにつらつらと出産までの流れを書きつづりたいと思います。

 
2/28
2:00
いままで感じたことがないような、お腹の軽い痛みを感じ始める。
こういう生理痛っぽい痛みは妊娠中に感じたことがなかったので、これが陣痛の始まり…?と焦り始める。
 
ネットとか本の情報だと、定期的に痛みが来るかどうかで陣痛かどうかを見分けると書いてある。
なるほど、はかってみふると痛みの間隔にばらつきがある。
でもこれが陣痛の前段階ってことだとしたら、もうすぐ出産になるのかな、、
 
トイレにいくと、紙に赤い血がすこしついてた。
ネットによれば、おしるしの1日後に出産だったってひとが多いらしい。
そんなこんなで、陣痛アプリですべての痛みの間隔を記録し始める。
そのせいで全く寝れず徹夜。
 
6:00
病院に電話したら、わたしの話を優しく助産師さんが聞いてくれた。
「たぶん前駆陣痛だと思うが、痛みが強くなる可能性もあるので、まずはお風呂はいって朝ごはん食べてもらってゆっくり過ごしてみて、それでも全然余裕だったらそのまま、もし一時間目安で痛みが強くなったりしたらまた電話してみてください」と言われる。
 
不定期だったしそりゃ前駆陣痛だよね、と納得。
言われたとおり、お風呂はいってごはんを食べる。
そのあと二時間だけうとうとした後、間隔は30分とかだけど、痛みがすこし強まり、
う、、とすこしうめくくらいの痛みに。
いつ出産になるかわからないので、夫にベビーベッドのレンタルをお願いする。
 
結局痛みはそこまで強くはならなかったので、夜中にまた痛みが強まりそうだなーと思いつつ、
昼間は寝不足ながらドラマみたりしてゆっくりと過ごす。
親から、病院いかなくていいの?てたびたびいわれるものの、
出産体験記で、すぐ帰されたっていう話をたくさんみてきたので、もうすこし我慢しようと決意する。
 
3/1
1:00
案の定重めの生理痛くらいの痛みが始まる。かつ、胎動が激しくて出てきそうなかんじがすごい。
痛くて寝れないし、これはただごとじゃないと思い始める。
 
3:00
病院に電話する。
電話すると昨日とは違う助産師さんが出て、痛みの間隔はわかります??て聞かれる。
間隔はかってません、、というと、
少しあきれたかんじで、
「はかってください、とりあえず一時間後にまた連絡ください」といわれる。
(いまおもうと、一番感じが悪かったあの助産師だわぜったい)
 
感じ悪いなぁ、まぁ病院いくレベルかどうかは間隔次第だし仕方ないなと思い、
一時間きっちりと陣痛の間隔をはかることに。
その結果、間隔が5分から7分だとわかる。
 
病院にまた電話をすると、うーーん、、どうしようかな、、から始まる。。
え?こんな痛いし短いのに!!なにか文句あの?と思いつつ話をきくと、
「初産婦なのでまだまだ時間かかると思うし、陣痛って話せないくらいになるかんじなんですよね、聞いてると、この電話の最中に
陣痛きてるはずなのにちゃんとお話できてるんでね。
そうですねー、5分くらいがコンスタントになるとか、腰が痛いくらいになるまで待ってみてもいいのかなと思います、そして、なるべく休んでください」
と言われる。
 
もう五分から七分になってるんだから、コンスタントに5分になったらって、
今とたいしてかわらなくね?誤差の範囲じゃん!
てかちゃんと話せちゃうのは、仕事の癖で、電話ではちゃんと話そうって思っちゃうからなんだよ。。
 
なんかめんどくさく思われてるのかな、、
まぁ、助産師だしわたしより陣痛について確実に詳しいから判断はおそらく正しいんだろうけどさ、
こんなに痛くて苦しくて心細いのに、腰が痛くなるまで待てとか、そんな厳しいこといわないでよ…
こっちは毎日そわそわしてよくわからないのに、一方的に拒否られてるかんじが悲しい、、
 
そこからひたすら痛みに耐える。
はんなりままさんの動画をいくつか見て、それどおりにやることに。
自分の部屋のベッドで寝て、陣痛がきたら、床かベッドの上ではんなりままさんのポーズをやる。
でも気づく。そのポーズがそもそもできないことに。足が固すぎて、ポーズができない!
 
4:00
リビングのソファーだったらできる?とおもって、四時からリビングに移動。
でもなかなかうまくできず、そこからとにかく呼吸法で痛みをのがし続ける。
余裕がなさすぎて、朝早く起きてきた母親の足音にいらつく。
 
7:00
痛みにやはり耐えられずだんだん追い詰められてきて、もう無理だわ!て思い病院にまた電話。
「待ってみたんですけど、まだ7、8分なんですけど、、でも耐えられないので、今日昼からもともと妊婦検診の予定ですけど、それよりはやめにみてほしいです」
と強くいいはってみる。
「どれくらいの痛みです?うーん、そうですか、、どうしようかなぁ、、」とか嫌なかんじをだされつつ、
「わかりました、いつごろこれます?
あと、入院になると朝ごはんたべれないし、長くなると思うので、来る前にしっかりたべてきてくださいね」といわれる。
早く行かなきゃと焦り、急いで父親にコンビニでおにぎりを買ってきてもらう。
急いでるのに、うちの母親は
「お味噌汁つくるわね〜ちょっと待って〜」
とかいって、呑気なことを言ってる。
いやいや、痛いから早く病院行きたいし、また帰されるかもしれんから張り切られても困るからいいよ!お味噌汁なんて!
 
9:00
病院につく。
NSTがはじまるものの、家だと頻繁に痛かったのに、40分かけて二回くらいしか張らず、、
そのためか、家帰ってもいいかもてきなことを助産師さんにいわれる。
よりによってなんで陣痛弱まるの!おい!

診察室にいくと、妊婦健診からお世話になってる女のお医者さんがいた。
そこでも、
「一週間以内には必ず入院することになるけど、いまのかんじだとお産は進んでなくて入院の基準を満たさないし、面会禁止だし旦那さんに会えないから、家でゆっくりすごしてもいいよ」と言われる。
 
でも、家で毎日夜通し痛みに耐えるのもきつい…しかも里帰りだから夫はいないし。
いつ病院いけばいいのかもよくわからんし、めっちゃ痛くなってから病院いくのもやだ。
もう耐えられん。
 
「わたしとしては入院したいんですが。。」
 
そういうと、「患者さんが入院したいかどうかっていうのは関係ないんです。入院すべきかどうかっていうのを後から振りかえるときに、患者さんが入院したかったからっていったら問題なんです。
今回はまだ入院するには至ってない状態。家でゆっくりしたほうがお産は進むので、家でゆっくり休んでください。
出産は今日明日になるかもわからない、
子宮口は三センチでペラペラになってるからいい状態ではありますよ。」
 
いや今日明日なんだったら入院させろし 笑 
 
「また今日みたいに夜中は痛いのにまた電話して病院にいったら陣痛弱まるとか、それを繰り返すのも、
お産がすすんだりするからそれはそれでいいんです」
 
は、、つ、、、つーら!、、、いやどえすだろ。。
なんでこの女のお医者さんこんなに妊婦に厳しいの、、
 
そういう話よくネットで見たからわかってはいたけど、本人の意思をもっと尊重してくれると思った…、、
こんな痛いし全く寝れてなくて疲れてるのにひどいって思い、悲しくて
病院の廊下で思わず泣いてしまった、。
 
車に戻ると父親が「騒いでたわりにすぐ帰ってきたね、お騒がせなやつだ」とか「判断ミス」とか言ってきてまじで、うざかった。
ほんと空気よめないな。あのひと。

11:00 
痛みに耐えながら家族3人でモスバーガーによって食べる。
もういらつきはんぱないけど、口答えしようとすると泣きそうでなんも言えず。。
というかあまり里帰り中は弱ってるところを親に見せられなかった。なんでだろ。

ハンバーガーを痛みに耐えながら食べる。
 
家に帰るとまた陣痛が強まる。横になると痛いので、ひたすら母親の部屋の椅子で座りながら耐える。
 
家族はあんまし気にかけてくれず、孤独だった。たぶんなんて声かけたらいいのかわからなかったのかなんなのか、、
 
ねこがみゃーみゃーいってもかまう気力もなく、ただただ耐える時間がつづいていく。
 
18:00
夕方になって、陣痛をこれ以上家で耐えるのは無理だと思い、電話する。
「やっぱりきついのでいまからいっていいですか?」「うーん、何分間隔です?」
 
はぁ、、、またかよ
「だいたい八分くらいですけど、みてもらってもいいですか。」
「ちゃんと話せてるのでまだなかんじだとは思うんですが」
「うーん、ですけど、もうちょっとみてもらいたいんです」
ここはなんとか押し切った。
 
20:00
「がんばってね〜ファイト!」
呑気な母親に見送られながら車から降り病院へ向かう。

病院につくと、夜間の病院は人がぜんぜんいなくて暗い。インターホン押してはいると、助産師さんが待っていた。
 
内診は当直の若めの男の優しそうなひとだった。
 
「うーん、そこまで進んではなさそうだけど、陣痛もメリハリついてきてるし、痛みが始まってから長くなってきてるので、体力も消耗してきてると思います。
これからまた陣痛が進むかもしれないし、その逆で遠退くかもしれないけど、入院しましょう。
陣痛も弱いのが続いてるので、促進剤を使って明日産むとかどうですかね。また明日状態を見て判断にはなりますが。」
 
「促進剤、使いたいです、、」

やった。。すこし前に進んだぞ。ひと安心。。。
たぶん私の気持ちを汲み取ってくれたんじゃなかろうか。。
 
大部屋に通される。
てか部屋って選べないの??
「個室がいいんですけど、選べないんですか」と助産師さんに一応聞いてみる。
「うーん、出産前なんで、うん、ふつう大部屋です」
えらべないんかい。あっそう、まぁいいや。
 
すぐに消灯の時間で暗くなる。
一人先に入院してるひとがいて、なんとなくそのひとのほうに耳をそばだてながらいた。なんで入院してるんだろうなぁ、、と思う。
 
やっと入院できてひと安心、、
と思ってるさなか、痛みは容赦なくくる。
荷物を整理したいけどおなか大きいし痛いし、、余裕ないし、
助産師の人、荷物の整理とか助けろよ。
 
ふー、ふーと、定期的に痛みを逃しながら部屋を少し片付ける。
終わった後、静かな部屋でベッドで横たわると、引き続き痛みが。。

いつ出産になるか、いまかといまかと待ち構えている夫から陣痛の間隔を聞かれる。
でも、ずっと休まずきた私は陣痛アプリを開くも、
(もういいよ間隔なんて、、とにかく疲れた、、)
と気力がでず。

ごめん、そんな余裕ないんだ、、とラインで送った後、
ひたすら、ふーーーー、ふーーーーと痛みを夜通し耐え続ける。。
夜はずっとNSTを付けられたまま寝ることになる。
 
3/2
0:00〜
体力がだいぶきていて、陣痛と陣痛の間はうとうと、陣痛の最中は目を覚まし
ふーーーー、ふーーーー、と呼吸法を実施するという、
まるできめつの映画で炭次郎がやってたようなやつをやっていた。
眠りと覚醒をいったりきたり。
 
そしてずっと腰が痛いので、ナースコールを何回かやった気がする。
助産師さんが温かいゆたんぽのようなものをくれて少し痛みが緩和したり。
あとは内診されて重いっきし指をしたから突っ込まれて「うっ・・」
となるものの、もうなんか10回近く指をゆっこまれたきがするのでもう慣れた。
 
よなかに一回NSTがオレンジ色?かなんかになって音がぴーぴーなった。
そしたら病室の外から助産師さんがバタバタ・・・っと二人やってきた。
 
少ししたらなにかおさまったっぽく、助産師さんもほっとした様子。
なんだろう?なにがおきたんだろう?とよくわからないまま、その後もずっと痛みに耐え続ける。
 
同じ病室にいるっぽい人が明け方
「うぅ・・・」といううめき声を上げ始めた。
私と同じように呼吸法を使いふー、ふーと言い始めた。
私と同じような状況なんだろうか、、、。
そして、そのうちスタッフの人に促され、退院していった・・
かわいそう、、陣痛が進まなかったのかな。。。
 
そんなこんなでまた朝になる。
 
6:00 「診察するので下の階に来てください」
 
向かうと、昨日の当直の男の先生。
 
「あまり昨日から子宮口はひらいてないです。昨日いったとおり、促進剤を使いましょう。
でも、一応今朝の会議で担当医の了承を得てからになりますけどね」
 
また、夜中に赤ちゃんの心拍が下がったらしく、助産師さんが慌ててたのはこれが理由らしい。
当直の先生も内診とかでじっくりみてて、「なんでだろうなぁ、、見た感じ何も問題なさそうなのになぁ・・」
とかつぶやいていた。
 
よかった・・やっと産める。やっとだ・・・本当にうれしくて
痛いながらもワクワクしてきた。
 
病室に戻って朝ご飯を食べたあと
促進剤を打つためなのか助産師さんに点滴の管のようなものをさされる。
 
9:00
いよいよだ。と思ってしばらくすると、
2人ほどの白衣を着たお医者さんっぽい人がやってくる。
 
「お具合はどうでしょうか。痛みは?強まったりしてますか?」
「いや、あまり昨日から痛みは強まってはないのですが・・・」
「今後の方向性としては、このまま痛みが強まるのを待つというのと
促進剤を使ってお産を進めるという方法があるのですが・・」
 
 
と言いかけているさなか、担当医の女の人がやってくる。
「いいですいいです、私から説明するんで!」
 
いやな予感がする。
 
「○○さん、促進剤はまだ使わず、今日は頑張って動いて陣痛をすすめていきましょう!がんばりましょうね!」
 
え???
 
「あの・・・促進剤を使いたいんです。もう痛みに耐えらえるか自信がなくて・・」
 
「まだ若いし体力ありますよ。うちのスタッフにはちゃんとサポート体制ができてるので、
一緒に陣痛を進めていく運動とかサポートできるので。
促進剤は赤ちゃんにもお母さんにもリスクになるんです。
大丈夫です。〇〇さんなら乗り越えられるはずです」
とにっこりされる。
 
えーーーー、、なんでこんなに妊婦に対して厳しいの、どSすぎるだろ。。
こんなに痛くてまったく寝てないのに、運動しろと??
どういうこと?こんなに大変なの出産って・・・
昨日と話がちがうじゃん!!!!なんだこいつ。
 
言い返したかったものの、しぶしぶ了承する。
ショックで呆然とし、怒りがこみあげてくる。
 
11:00
なんかもういいや、となり
怒りモードからあきらめモードになる。
助産師さんが来て、少し歩いてみましょうか、と言われる。
「どこを歩いたらいんですかね?」
「目の前の廊下か、結構歩きますけど、病院のコンビニまで歩くとか」
「いや、コンビニまで行くのは無理です・・・」
病室を出るとある短い廊下をひたすら歩くことになる。
 
腰さすってくれたりとかしないの?
しっかりとしたサポートって言ってたけど、嘘じゃん。
 
「私受付らへんにいるので、30分歩いてみてください~なにかあったら声かけてくださいね」
 
1回倒れたりでもしたら、促進剤打ってくれるかな、、てか、おなか切ってくれ、
帝王切開でいいから、とかそんなことを考え始める。
 
ふーふー痛みに耐えながら歩き始める。
陣痛が来ると壁によりかかって、うめき声をあげながら陣痛に耐える。。
それを何回も繰り返したら、30分たった。
 
「どうですかね?痛みは強まりました?」
「まぁ、さっきよりはちょっと痛いような・・・うーん」
 
「じゃあ、次はお風呂入りましょうかね、LDR室予約してきますね」
 
16:00
LDR室にあるお風呂に入らせてくれることになる。
オルゴールの音楽がずっと流れている部屋。
ここが出産するところか。ほう。

ベテランっぽい助産師さんが待機していて、部屋の説明をしてくれ、お風呂に入る。
とても熱いお湯で、なんだか疲れが少し緩和されるような気がした。
すごく気持ちがいい。
でも、途中で陣痛がくると、すごくきつい。
なんだか痛みが増してきたような、、、
ひーひー言いながら体を洗った。
 
18;00
病室に戻るものの、すごくすごく痛みが増してきた。
痛い、痛い・・・・
ナースコールを呼んで痛みを説明すると、
「なるほど、、個室に行きましょうか」
 
もしかしてそろそろ陣痛準備か・・はぁ・・痛い・・
子宮口はこのとき5、6センチで
間隔は5分くらいだった。
 
LDR室に再び舞い戻り、分娩台でしばらく一人で痛みに耐え続けていた。
横になると痛いので、分娩台の角度を調整して、椅子のように座る感じでずっといた。
 
でも腰がめちゃくちゃ痛くて、タオルやらなんやらを腰の下において
ベストポジションを作ることにやっきになっていた。
 
夜ごはんも出て、とにかく陣痛の間にモリモリ食べて残さないように心掛けた。
いつ出産になるかわからないので。。
 
陣痛が来た時に、ハンド扇風機をつけて風を浴びながら呼吸法をする。
 
22:00
診察があり、子宮口は6センチとのこと。
 
その後、とにかく陣痛の間はうとうと、陣痛が来るとふーふーと呼吸法をし続ける。
そして腰が痛いだのなんだの、ナースコールを何回か。
 
腰が痛すぎて、温かい湯タンポを持ってきてほしいと助産師さんに話す。
でも、何分経っても来ないのでまたナースコールをして
「あのー、さっき持ってきてッていったのにまだきてないんですけど💢」
とすこしクレームを入れる自分がいた。
 
5:00
腰が痛すぎて限界をむかえ、分娩台で座り続けるのに耐えられなくなってきた。
LDR室には畳があり、布団が用意してあった。
ナースコールをする。
「すいません、布団をひいてほしいです、、」
 
布団で横になる。
その後少しすると、なんだかいきみたい感じが出てくる。
呼吸法でいままでは、ふー、ふーとやっていたが
そのときは「ふっふっ」と短いスパンで息しないと
いきんでしまう感じがあり、これは痛い、やばい、と思い始める。
 
ナースコールをして、
「すいません、いきみたい感じが出てきて、耐えられないんですけど、、、」
と話すと
助産師さんの反応が変わる。
「それはいつからですか?」
「布団をしいてもらって、その後少ししてからです。。」
 
「なるほど、、陣痛が始まってますね。分娩開始ってことがよいかと。
たぶん午前中には生まれるかもしれません。
分娩時間短いって周りに言われちゃうかもしれないですけど
一応陣痛の開始はその時だと思われますので」
 
子宮口はこのとき8センチだった。
 
6:00
ネットで調べて、なんとなく3時間以内には生まれるかなぁと思い夫に電話をする。
でもその後助産師さん曰く陣痛の間隔がまた弱まってきてしまってきているらしかった。
 
7:00
今まで見かけたことのない男の先生が来る。
「陣痛が弱まってきてます。このままだと体力が消耗してお産が長引いてしまうので
リスクになります。促進剤いれましょう。」
 
ここで促進剤なのね。ここまできて促進剤。
今さら感。
まぁいいよ、早くしてくれ。早く産みたいんだよ。
 
そこからしばらくすると
スタッフが点滴をセッティングして促進剤の準備をしだした。

 
そこからはいわゆる促進剤の嵐。
少しずつ促進剤を何回かに分けて入れていく。
赤ちゃんの心拍を確認しつつ、弱まっていないか確認してから追加、というのを繰り返す。

それはそれは痛みが今までとレベルが違う。
いきみたいがいきんではいけないっていう時間が続く。
陣痛がくるとわたしはいきみたすぎて何回もいきんでしまう。(そのせいだお尻の穴の近くが裂けたらしい)
助産師さんが陣痛くるたびお尻の穴を押さえてくれた。

もう陣痛の間隔なんてものがなく、常に陣痛というレベルになる。
あまりにも辛すぎて取り乱す。

こんな痛いのに、結構放置されていて、陣痛がおさまるとすぐに状態さんは部屋から出ていってしまう。

「またきますね」
って毎回いうけど、ぜんぜん来ない。
あまりにも辛すぎて、出ていったあとすぐナースコールして出ていくなっていうプレッシャーを与える。

いつ子宮口全開になるんだろうか。。
思わず「いつごろ出産になりそうですかね。。」て聞く。
「こればっかりはわからないですね…」

あとで聞いたところによれば、促進剤はマックスまで入れてたらしい。
 

12:02
よく覚えてないけど、このタイミングで内診をしたところ、
子宮口が全開になった模様。
そしてその直後、ばしゃーんという音がして、破水。
 
はぁ、はぁ、やっと破水、もう生まれるかな、、、、
 
と思ったものの、そんな甘くなかった。
 
そこから、いきむ時間が始まるものの、なかなか生まれない。
それまで読んできた出産話からすれば、
2~3回いきんだら出てきた、みたいな話がよくあったので、
すぐ生まれると思った。
でも何度いきんでも出てこない。
 
そこから陣痛がくるたびに、地球を押し上げるくらいのイメージで
あぁーーーーー!!!!って感じで叫ぶの繰り返す。
もう恥じらいもなんもない。
私はこの病院で一番の叫び声をあげるんだっていう思いで
今まで出したことのない声を出し続ける。

……なのに出てこない。
 
終わりが見えない戦いに途中で心がおれかけて
「あの・・・あの・・・・いつ産まれるんですかね??(涙)」
「なんともいえないんですよね。辛いですよね・・あともう少しですよ。頑張りましょう」
 
その後もがんばるもののなかなか出てこない。
「あの・・・あの・・・わたし、いきみ方へたなんですかね?(涙)」
「そんなことないですよ!上手ですよ!」
「じゃあ、、なんで出てこないんですか?(涙)」
「赤ちゃんの頭がひっかかってるみたいなんです。そこがどうにか抜ければいけるんですけど……」
 
その言葉を聞いて、自分の頭の中で、
もう少し赤ちゃんの頭がでるように力を入れよう、とこころにきめる。

14:00
 
そこから下半身に集中して、全身の力を下半身に集中させるようにいきむことにする。
それをし続けてしばらくすると、徐々に赤ちゃんが出てきている気がした。
 
助産師さんが確認すると、頭が出てきているようだった
「発露ですかね?」と担当の新米の助産師さんがベテランの人に確認する。
 
どうやら頭が出てきていて、バタバタとお産の準備をし始める。
この間どうやら会陰を切開したりした模様。
でも陣痛のほうが痛すぎて全く痛くない。あんなに会陰切開にびびってたのに、不思議なもんだ。
 
そこから何回か同じようにいきむ。
徐々に徐々に赤ちゃんが出てくる感じがして、
ついに、いわゆる、どぅるん、という感覚で赤ちゃんが出てきた。
 
「生まれましたよー!」
 
その瞬間、陣痛が止まり、
妙に冷静になる。
赤ちゃんは?どれだ?どんな顔??

赤ちゃんは自分の左側の透明の入れ物のなかに連れていかれる。

涙なんかまったくでず、
とにかく
首を伸ばして赤ちゃんの顔を探していた。
どんな子が生まれたんだ?と興味津々ってかんじだった。
 
そこには必死に泣いている赤ちゃんが。
この世に自分の遺伝子を受け継いだ新たな命が誕生したのであった。

…………………………
産後の話へつづく。