最近、なかなか更新ままならずで、とびとびですが。

北海道記事の続きです。

　前回まではこちらから　→　★

小樽で建物散歩や新鮮な魚介を堪能した翌日、

小樽から積丹半島に行くことに。

積丹（しゃこたん）半島は、

北海道西部に日本海に突出した半島。

海食崖が発達し、複雑な海岸線が連続する一帯は、

ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されています。

積丹岬や神威岬など岬が多くあり、

シャコタンブルーと呼ばれる、青く美しい海が有名。

「シャコタン」とは、アイヌ語の

「シャクコタン＝夏の集落・夏の場所」に

由来する名前なのだとか。

そして…いまの季節は、ウニがおいしいことでも有名！

青い海を堪能した後は、生ウニ丼も堪能したいな…(￣▽+￣*)

ラッキーなことに今日は快晴！　青い海がさぞかしきれいに…

…と思いきや、海に近づくと、モヤモヤモヤ～

真っ青どころか真っ白け(゜д゜；)

どうやら、良い天気過ぎて気温が急上昇したせいらしい。

晴れすぎて海が見えないなんてこと、あるの！？

あきらめきれずに、午前中行ったり来たり、うろうろ。

もう今日は無理かな…あきらめムード漂いかけたとき…

正午になって、急激にモヤモヤ退散！

やったーヾ(＠°▽°＠)ﾉ

急ぎ、神威岬（かむいみさき）にやってきました。

「かむい」とは、アイヌ語で「神」という意味。

岬の先端までは、駐車場から約７７０ｍ。片道20分。

遊歩道「チャレンカの小道」をたどっていきます。

　　　　　　　チャレンカの小道

※画像お借りしました

ちょっとアップダウンはありますが、

道の両側には日本海の素晴らしい景観が広がります。

途中には「女人禁制の門」が。

なぜ女人禁制なのか？

その答えは、「神威岩伝説」に。

奥州から日高・平取の首長のもとに、

密かに逃れてきた源義経。

首長の娘チャレンカは義経を恋い慕うようになります。

しかし、義経はさらに北方へと向かうことになり、

チャレンカは義経の後を追って、

この神威岬にたどりつきました。

しかし、既に義経を乗せた船は出帆してしまい、

チャレンカが大声で呼んでも届きません。

絶望したチャレンカは、

「和人の船、婦女を乗せてここを過ぐれば

すなわち覆沈せん」

という恨みのことばを残し、海に身を投げてしまいました。

それ以来、女性を乗せた船が

この沖を通り過ぎようとするたび、必ず転覆したので、

神威岬は女人禁制の地となりました。

チャレンカは岩と化し、

（岬の突端から眺めることができる神威岩）

いまも海中に佇んでいるのです…

もちろん今は女性も通れます。

チャレンカの小道の両側には、美しい青い海が！

右にも左にも、シャコタンブルーが広がります。

沖縄の海のようなエメラルドグリーンの部分も。

青い海を背景に、橙色が映えるエゾカンゾウ

灯台が見えてきたら、そろそろ岬の突端。

周囲３００度の水平線が。

海に身を投げたチャレンカの化身・神威岩

チャレンカの小道を戻り、往復４０分弱。

今日はかなり暑い日だそうで、汗だくです。

…ん！？　なにやら涼しげなものが…

　　　ソフトクリーム「シャコタンブルー」

「神威岬でしか食べられません」

こういうお誘いにヨワヨワな私、いただきま～す♪

先日もこのソフトの画像をブログにのせたので、

「どんな味なの？？」

というご質問が多かったのですが…

お味は、ふつうのバニラ。

わ～ずかに、ミント風味がるような…

mentos（メントス）ってキャンディー、ありますよね。

あの味が、バニラアイスにわずかに混ざってる、という感じ。

ｍｅｎｔｏｓは　↓

※画像お借りしました

汗もかいたことだし、温泉に入っていきましょう！

　　　　　　　　岬の湯しゃこたん

露天風呂はもちろん、内風呂からも、

美しい日本海の眺めが楽しめるのだとか。

…となれば、寄らなきゃ損だよね！

写真撮り忘れましたが、２００２年にオープンした施設は、

明るく広々。

無色透明のお湯は、とろりと肌にまとわりつくような。

なめてみたら、しょっぱかったです。

神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性皮膚病、冷え性、

疲労回復などに効くのだそう。

露天風呂は海が見渡せて、開放感があります。

湯船に肩までつかった目線では、海が見えないけれど（笑）

ゆっくり温まったあと、湯船のふちに腰掛けて、

風に吹かれながら、海を眺める…爽快です！

空も広いんだな～　真っ裸で陽にやけそうでした。

内風呂も広くて、海がきれいに見えます。

高温湯、中温湯、ジャグジー、サウナ、水風呂がありました。

汗を流して、さっぱりつやつや。

湯上りに、氷いちごを食べました♪

さてさて。

お次は、島武威（しまむい）海岸に向かいます。

島武威海岸は、透明度が高く、

「日本の渚百選」にも選ばれた、美しい海岸。

この看板の左手に、島武威海岸トンネルの入口が。

このトンネルが開通したのは明治２８年。

ニシン漁が盛んだった時代です。

浜からニシンを背負って坂を上り、このトンネルを通って、

干場まで運んでいたのだとか。

２人並んで歩けるぐらいの幅のトンネルを抜けると…

こちらもシャコタンブルー。絶景です。

さあ、お次はいよいよ…念願の生ウニ丼ヾ(＠°▽°＠)ﾉ

しかぁし！　ここで想定外の事態がっ！

午前中のモヤモヤ発生、チャレンカの小道の往復、

温泉でゆったりのんびり…　気がつけば予定よりも、

か～なり時間がおしているっ！

（注：準備不足により、遊歩道往復に４０分もかかるとは

　　　思っていませんでした。

　　　もっと短時間で行って帰ってこれると思ったんだもん…）

今夜は札幌まで戻って、夕食の予定。

このあと、「水中展望船・ニューしゃこたん号」に乗ってから、

小樽から電車で札幌に行かなきゃいけないんだわっ！((((((ﾉﾟ⊿ﾟ)ﾉ

「じゃあ、お昼ご飯はソフトクリームとかき氷

ってことで！」

それってまぢですか？？。o(；△；)o

「生ウニ丼あります」「６月１日ウニ解禁」

「新鮮生ウニあります」

ドライブインで買った鮭とばをかじりつつ、

こんな文字を車窓より見学…

さようなら！！私の生ウニ丼！・ﾟﾟ･(≧д≦)･ﾟﾟ･｡

不運はまだまだ続きます…

船底のガラス越しに、海の中を泳ぐお魚やウニ（涙）が

手に取るように見えるという、海上散歩が人気の

水中展望船・ニューしゃこたん号。

所用時間は４０分。運行時間は不定期。

私たちが到着したら…

ちょうど、たったいま船が出たばっかり(Ｔ▽Ｔ;)

次の船が出るのは、たぶん４０分後とのこと。

人が集まらなかったら、集まるまで出発延期になったり

するのかしら…

そしたら、帰りの電車に間に合わない…

…ということで、今回は見送ることにしました。残念！

じゃあさ、船に乗ったつもりで、

生ウニ丼食べちゃう？o(^▽^)o（ワクワク♪）

だって、もう４時だよ。夕飯まずくなっちゃうから、

なんにも食べないで、小樽に戻るよっ！

さようなら！！私の生ウニ丼！・°・(ノД｀)・°・

空腹と闘い、負けそうになりがら、

なんとか無事、小樽→札幌へと移動した、梓。

札幌で壊れることになります…　

つづく。

よろしければお願いします　　→　

絶景かな～積丹半島