「平等を性暴力から考える」連続講座(全5回)のご案内 | 東京・強姦救援センターのブログ

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性被害にあった女性のための電話相談を受ける民間のボランティア団体(性暴力、性犯罪)。
1983年に女性たちによって設立された、アジアで初めての強姦救援センター。電話:03-3207-3692(第1・第3水曜日午後6時~9時、毎週土曜日午後3時~6時)



2021年度港区男女平等参画センター リーブラ助成事業(ジャンプ)として、以下の講座を行います。ぜひご参加ください。

 

なにか不快! なにか嫌な感じ! 納得できない! の正体は?

痴漢、セクハラ、DV、ポルノ、怖いSNSの正体を知り、跳ね返す力をつけよう。

 

全回土曜日の午後2時~4時

※対面とオンラインの併用(ZOOMを使用)

 

主催:平等研究会(東京・強姦救援センターの研究部門です。)

お問い合わせ先:wsw◎tokyo-rcc.org(◎を@に変えてください。)

定員:会場28名 ZOOM25名 

一時保育あり(定員あり、申し込み順。講座各回開催日の20日前までにお申し込みください。)

会場:港区男女参画平等センター(リーブラ)

   港区芝浦1-16-1 みなとパーク芝浦2階(田町駅東口より徒歩5分)

※ZOOMとのハイブリッド開催。

新型コロナウイルス感染拡大状況によってはZOOMのみでの開催の可能性もあり。

参加費:各回500円(資料代として) ただし第2回のみ1000円。 

ZOOM参加の場合は資料代はかかりませんが、資料はありません。

締め切り:各回開催日の1週間前。定員に達し次第締め切ります。

お申し込みはこちらから


どなたでもご参加可能。ご希望の回のみの申込もできます。

第1回 6月19日(講演・ディスカッション) 

どうして良いか分からない、でもタイムリミットはやってくる!~緊急避妊ピルと身体について~

講師:丸本百合子氏 (産婦人科医)

 

第2回 7月17日(講演・ディスカッション)

日本の法律は平等か?~法律の変遷と刑法改正の見直し~

講師:角田由紀子氏(弁護士)

 

第3回 8月7日(講演・スライド)

ポルノメッセージの影響~SNSに気をつけて!~

講師:金尻カズナ氏(ぱっぷす相談員)、織田道子(TRCC相談員)

 

第4回 9月4日(ワークショップ)

跳ね返す力で未来を変えよう~「NO!とヘルプ!のアクショントレーニング~

講師:浜千加子氏(CAP青い空)

 

第5回 10月2日(講演・ディスカッション)

SDGsの実現とあなたの現実は?~ジェンダー指数からみる日本の平等の課題~

講師:林陽子氏(弁護士) ※ビデオメッセージによる

 

講師プロフィール

角田由紀子氏

東京大学文学部卒業。1975年に弁護士登録。以後、東京弁護士会および日本弁護士連合会の「女性の権利に関する委員会」(現・両性の平等に関する委員会)の委員を務める。1983年以降はセクシャル・ハラスメントなど女性の権利に関わる事件を多く手がけている。1986年より「東京・強姦救援センター」の法律アドバイザー。1992年に7人の女性とともにドメスティック・バイオレンス調査研究会を設立し、日本で初めての実態調査を行った。

2001年4月より2020年6月までNPO法人「女性の安全と健康のための支援センター」の代表理事。2004年4月から2013年3月まで明治大学法科大学院教授。

2015年~2016年、法務省法制審議会「刑事法(性犯罪関係)部会委員。

主な著書に「性の法律学」(1991年有斐閣)、「性差別と暴力」(2001年有斐閣)、「性と法律」(2015年岩波新書)、共著に「性暴力被害の実態と刑事裁判」(2015年日本弁護士連合会両性の平等に関する委員会編)、「脱セクシャル・ハラスメント宣言」(共著2021年かもがわ出版)など
 

林陽子氏

早稲田大学法学部卒業。1983年弁護士登録、同年「東京・強姦救援センター」のアドバイザー弁護士となる。2006年アテナ法律事務所を設立。女性の権利問題に長年取り組んでいる。2001年から2013年1月 内閣府男女共同参画会議「女性に対する暴力専門調査会」委員。2008年1月から2018年12月まで 国連女性差別撤廃委員会委員。2015年2月から2017年2月まで 同委員会委員長。2018年から現在 G7ジェンダー平等諮問委員会委員。

主な著書、「女性差別撤廃条約注解」(共著1992年尚学社)、「働く女たちの裁判」(共著1996年学陽書房)、「女性差別撤廃条約と私たち」(共編著2011年信山社)など

 

丸本百合子氏

産婦人科医師。医学博士。東京女子医科大学卒業後、東京大学附属病院分院産婦人科、同愛記念病院産婦人科などを経て、2002年東京・江東区に「百合レディスクリニック」をオープン。女性が自分の性と体を理解し、自分の人生を決めていけるような診療のかたわら、東京・強姦救援センターのアドバイザーを務める。

主な著書、「からだを感じよう 自分をもっと好きになるために」(2002年クレヨンハウス)、「PMS(月経前症候群)とうまくつきあう」(2008年保健同人社)「女の子のこころとからだ」(2011年ゆうエージェンシー)など

 

浜 千加子氏

NPO法人「青い空-子ども・人権・非暴力」所属。

CAPスペシャリスト・ファシリテーター。

映像ディレクターとして数多く作品を手がける中、娘に起きたあることで1997年CAPに出会い人権教育に目覚める。2019年より女性への暴力根絶のグローバルキャンペーン

OBR(One Billion Rising)日本コーディネーター。

NPO法人「豊島WAKUWAKU子どもネットワーク」所属。
訪問型子育て支援ホームスタート・わくわくオーガナイザー。

 

金尻カズナ氏

NPO法人ぱっぷす 理事長

2004年からアダルトビデオを含むポルノ被害の深刻さを訴える社会活動を始め、セクシャリティをめぐるさまざまな問題について取り組む。2011年以降、ネット社会によってこれまでとは次元の違う性暴力・性被害が起きており、AV出演や性産業で困った問題に直面された方、リベンジポルノ・子どもポルノ被害など「デジタル性暴力」をめぐる相談支援に携わっている。もともとは相談支援とは全く別の業界(ネットワークやシステムのエンジニア)にいたことから、これまでの知識を活かしてこの問題に取り組んでいる。