「声なき叫び」上映会
2015年4月18日 午後1時30分~ 渋谷 女性センター・アイリス 第1会議室
参加費:資料代として500円
ご参加ご希望の方は、メールにてお申し込みください。
「 声なき叫び 」 とは
1978年 96分 アンヌ・ポワリエ監督
実話に基づいて書かれた『スザンヌの物語』をベースに作られ、強姦がいかに女性の心身を傷つけるものであるかを訴えた劇映画。
看護師のスザンヌは夜勤を終えて帰宅する途中、見知らぬ男にトラックに連れ込まれて強姦される。被害を訴えると医者の検診があり、証拠写真を撮られ、更に刑事には微に入り、細にうがって尋問された。加害者にされたようで、スザンヌは一層傷つく。
このスザンヌの物語に、ニュースフィルムが挿入される。戦場での性暴力。また、法廷を模した場面では、父親に強姦された娘を始めさまざまな女性の訴えにより、闇に葬られる強姦を引きずりそうと訴える。
カナダでは劇場公開後、学校用教材としても活用された。
日本では1982年、東京で女性グループにより自主公開され、性暴力を真正面から取り上げた初の映画として大きな話題となった。その後、上映運動は全国規模で広がり、全国500か所以上で上映会が開催された問題作である。本作の上映運動は、日本における性犯罪理解の大きな契機をつくった。