転勤や新規得意先開拓で東京にビジネス拠点を移した
関西人のあなた、努力するのはいいことです。
しかし、ベクトルが間違っていれば
せっかくの努力も不毛になります。
今から10年前、東京に来た当初の私は、
かなり空回りしていたように思います。
私に他人の顔色を伺うような繊細さが無く、
誰も私に注意してくれなかったからです。
それでは私自身も知っておきたかった
『 知っておいて損はないコト』をご紹介いたします。
その1.『関西人は、お金にがめつい!?』
関西では、最初にお金のことをきっちりとしておきたいという
考えが根付いています。
ビジネスの最後でお金のことで、もめたくないからですね。
しかし、東京は案件のメリット・デメリットをまず開示し、
お互いに充分に納得した上で、最後にお金の話しをしようと
いうスタイルが主流のようです。
また、最近は薄れつつありますが、
『関西人=なにわの商人=がめつい=
気をつけないとケツの毛まで抜かれてしまう!
(関西的表現を連発してしまいましたが)』と
いう認識を持っている方が年配の方の中に、
いまだに多くいらっしゃいます。
もし、あなたが話し上手で、
抜群のプレゼン能力を持っていれば、
なおのこと、あなたは自分のテンションを
少し抑える努力をするべきです。
そして、間違っても自分の話しに酔ってはいけません。
冷静に商談相手の表情を眺めてみてください。
相手はあなたと同じ位この商談に乗り気になっていますか?
よく見ると目は笑っていないのではないですか?
もし相手の目の奥に、あなたを警戒する気持ちや軽い怯えを
見つけたのなら、相手はあなたのことを心の中で
こう思っている可能性があります。
「なんかちょっと怖いな…、話しがうますぎるし、
お金の話になってから、さらに勢いがついたようで、
完全に話しの主導権にぎってるし、
やっぱり昔うちの親父が言ってたように
関西人てずる賢くてがめついのかな?」
よどみなく流暢にセールストークが次から次へと飛び出して、
『このチャンス(実際はピンチだった)をものにしたな!』と
心の中でガッツポーズをした、
かつての自分にこのアドバイスを贈りたい
「商談時、関西人は不器用で 朴訥なくらいがちょうどいいぞ!」