東京都の先生の皆さん
日頃の授業で、いろいろな課題を感じていませんか?
授業に子どもや生徒がのってこない。
熱心に教材研究をして臨んだ授業で、生徒があくびをする。
授業のあり方を相談しようとしても、同僚も忙しく仕事をしている。
研究授業の振り返りも、形式的な発言が多く、消化できない。 などなど。
学びの共同体は、「すべての子どもの学ぶ権利を保障する」「すべての先生が成長できる」学校をめざして、東京大学名誉教授の佐藤学先生を中心に実践交流を深め、いまや日本のみならず世界にも展開するネットワークに成長しています。
子どもたちの学びを保障するためには、ペアや男女混合の4人グループによる協同的学びが不可欠です。1回の授業では、基礎や基本を学ぶ共有課題と、共有課題で学んだことを活用し探究するジャンプ課題に取り組みます。得意な子どもはジャンプ課題に必死に食らいつき、苦手な子どもは共有でもジャンプでもグループの仲間にわからないことを訊きながら、基礎的内容を学び直していきます。学びの共同体の多くの学校では、こうした授業を中心にした学校改革を通して「学力」が向上するだけでなく、教室に子どもたちの居場所を保障することで、不登校や問題行動も激減しています。
さて、東京ではどうでしょうか。いくつかの学校での全校的取り組みがある一方、志のある先生たちが、個人で協同的学びに取り組んでいるのが現状です。そこで、このたび、東京に「学びのネットワーク」を立ち上げることにしました。近県の先生を含めて広くご参加いただき、横のつながりをつくる機会となれば幸いです。
共同代表 児玉健二・若菜俊文・草川剛人・浅井幸子