前編では、私が実際に体験した「おとり物件」の実例を紹介しました。
今回はその経験を踏まえて、どうすればおとり物件に釣られず、安心して部屋探しができるのかを具体的にお伝えします。
初めての不動産探しを控えている方は、ぜひチェックしてみてください。
① 良い不動産屋とは?
■ きちんと「内見お断り」をしてくれる不動産屋
内見を申し込んだのに「すでに埋まってしまいました」と断られると、がっかりしますよね。
でも実はそれ、良い不動産屋に当たった証拠なんです。
入居申込が入った時点でしっかり確認を取り、誠実に断りを入れてくれるということは、
「空室情報をきちんと管理している」=「信頼できる」不動産屋ということ。
「ネットでは気になる物件が見つからないけど、どこか相談に行ってみたいな」と思ったときは、過去に誠実な対応をしてくれた不動産屋に相談してみるのがおすすめです。
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■ 複数の検索システムを使ってくれる不動産屋
不動産屋では、REINS(レインズ)という共通システムを使って物件検索をしています。
ただ、聞いたところによると他にも2種類ほどよく使われるシステムがあり、それぞれに掲載されている物件が少しずつ異なるそうです。
(真偽のほどはわかりませんが、レインズはちょっと古いシステムだと言っている不動産屋もいました。)
そのため、複数のシステムを併用して検索してくれる不動産屋は親切な不動産屋だと思います。
ちなみに、「スーモ」などのポータルサイトに載っていても、レインズには掲載されていない物件もあります。
そういった物件は、管理会社に直接問い合わせて内見を依頼するのが唯一の方法です。
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② おとり物件に釣られないためには?
■ 待ち合わせ場所を「物件前」に指定する
もし不動産屋から「店舗で集合してから行きましょう」としか言われない場合、その物件が実際には存在しない、または空いていない可能性があります。
一度「物件前で待ち合わせできますか?」と聞いてみましょう。
それを断られた場合は、おとり物件の可能性を疑っても良いかもしれません。
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■ 内見前日に「まだ空いているか」を確認する
前日の時点で空室状況を確認しておくのもおすすめです。
電話やメールで「まだ空いていますか?」と聞くだけで、おとり物件を事前に見抜けるケースがあります。
少しの手間で、当日に無駄足を踏むリスクをぐっと減らせます。
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✏️まとめ
部屋探しでは、「誠実に対応してくれる不動産屋」を見極めるのがいちばん大切です。
おとり物件に引っかからないためには、確認を怠らないことと、信頼できる担当者を見つけること。
焦らず冷静に、一つひとつの対応を観察してみてください。
それだけで、理想のお部屋に出会える確率はぐっと上がります✨