さて、ブログデビューのFile 01では、若者の草食化を嘆き、このまま
では、デート文化が廃れてしまうという危機感を募らせ、それでは、
私が、Master of the Dateとして、いくつかのデートシナリオを提供
しよう、、、というノリで書いた手前、File 02からは、具体的な
大人の東京デートシナリオを記していこう。まあ、諸君が、気になる
あの子、グループでは、何度か飲みに行ったことがあるが、2人でご飯
を食べに行ったことはない、という設定で、これからいくつかのシナリオ
をご紹介しよう。
最初のデートで、どこのお店に誘うか、それは、古今東西、若者男子
の古来からの永遠のテーマですね。
もちろん、二人の関係、親密度を考えた距離感から、ベストなチョイス
を図るわけであるが、一般論というものも、もちろんある。そして、
それは、いくらなんでもNGだろ、という痛い事例も。
例えば、最初から、自分の世界に持っていくことも、親密度次第だが、
これは、危険が伴う。まず、ありがちなのは、渋谷や新宿などの駅の
改札を待ち合わせ場所に指定し(女の子は、これだけでテンション下
がるでしょう)、行先のレストランの種類もしくは格を言わないとい
うのは、女の子にとって、最低ですね。もちろん、名前もジャンルも
格も伏せて、「サプライズ!」というのはあるけれど、それは、二人
がもっと親密になってから。
取り敢えず、最初のデートでは、(期待を持たせるためにも)名前ま
では、言う必要はないけれど、おしゃれなイタリアンなのか、カウン
ターなのか、座敷なのか、B級グルメなのか、女の子が着ていく服を
チョイスするヒントは、さりげなく、伝えるのが、ジェントルマン
としての嗜み。
初めてのデート、でも、レストランの種類、格がわからず、でも、取り
敢えず、おめかししてきた彼女を、いきなり、「ここのつまみと肴は、
最高だよ」なんていって、君の行きつけの薄汚い居酒屋に行くのは、
完全にNGだね。彼女は、口では、「このお刺身美味しい!」なんて言っ
てても、心の中では「初デートで、この店はあり得ない!」と叫び、君
との2度目のデートの可能性は、早々になくなりますね。B級グルメを
彼女と二人で楽しむのは、もう少し、彼女と親密になってから。そう、
すくなくとも、そこそこのイタリアン、フレンチを経験して、若葉
マークが取れてからにしよう。
さて、ここでは、滑らないお店選びのアドバイス。君は、知り合って間
もない、好意を持っている女子、でも、彼女は、自分に好意をもってく
れているかどうか、、、という子を誘う、という設定としよう。もちろ
ん、近い将来は、口説いて、したい、という野心をさりげなく隠す、
そういうお店がいいね。
■品のあるカウンターおお店がベスト
彼女の好みは、事前の会話で、リサーチしておくのは鉄則。ただ、最初の
デートで、大上段に振りかぶり、渾身のストレートで相手を押す、という
のはいかがなものか。いきなり、高級フレンチで、コースとワインをセレ
クトして、3万円以上というのは、君は、彼女への本気度をお金で表そう
としいるのかもしれないけれど、それは、彼女にとって、重いでしょ。
そういう技は、その時期が来たら使えばいいのさ。
さて、お互い本気度があれば、初デートは、やっぱり、緊張するもの。
だから、カウンターをお勧めする。
カウンターの効用は、向かい合わないので、緊張しにくいって、こと。
フレンチの、真っ白なクロスがかかった大きめのテーブルで、向き合う
ことを想像すれば、わかるよね。
そして、並んで座るこことにより、場合によっては、相手との距離を詰
めることもできるし、自然に、肩が触れ合うなんて演出も可能。食事前
には、椅子の感覚が、30センチだったのが、終わる頃には、ほとんどな
い、なんてことも。まあ、まだ、この段階で、彼女の太腿に手を添える、
なんてのは、やめたほうがいいけれど。
そして、もう一つの理由は、カウンター越しにシェフや、板前の仕事ぶり
が見えて、それが、自然な話のネタになる。また、わからないことは、
見栄をはらず、なんでも、聞いてみて、シェフや板さんからためになる話
をきいて、彼女との会話のスパイスにする、といった様に、会話が途切れ
にくい状況を生み出す仕組みなんだね。
■具体的なお店紹介
いくつか、僕の知っているお店を紹介しよう。
彼女との親近感、彼女の食事の好み、彼女のタイプ、性格、それらを総合
判断して決めるのは、君だ。
1)フレンチビストロ(恵比寿)
ありきたりの中途半端なお店よりは、上品さを求めたい。でも、いきなり、
高級フレンチ、イタリアンは、ちょっと、、、と思う君には、ビストロと
いう手がある。
その名も「ビストロエビス」。恵比寿駅東口から、徒歩7、8分。明治通
り沿いにある。カウンター席だけで、10人も入れば、一杯になる、こじん
まりとごじゃえたビストロ。若い夫婦だけで、切り盛りしている、とって
もアットホームなお店。季節感豊かなメニューが多く、冬は、ココット
料理も出す。
ご主人が、黙々と料理を作り、かわいい奥さんが、お客の相手をするという
スタイルで、見ていて、なんだか、ほっこりしてしまい、つい、応援したく
なってくる。料理するところをライブで見られるので、臨場感が増し、もち
ろん、料理もおいしい。
二人で、ワインを1本開けて、アラカルトで前菜を多めに食べ、メインを頂
いても、1万円後半。とっても、満足度が高い。その成果、ここの唯一の難点
は、「予約が取りにくい」ということ。
更に、カジュアルにしたいなら、最近はやりのバールという選択もあるね。
■初めてのデートの2件目
ああ、美味しかった。ご馳走様。
で、バイバイ、というのは、最低限のゴール。
できれば、大人のデートは、美味しかった余韻を、大切に、二人で共有
したい。
彼女がお酒に強くなくても、バーにはノンアルコールのカクテルもあるし、
デザートがメインでもいい。ぜひ、2件目に行って、二人の気持ちを一つ
にしたい。
1)の2件目
気さくな夫婦が切り盛りする、おいしいビストロ。
ここからの、お勧めは、恵比寿駅近くの地下にある「Bar ORDIN」。
Barというのは、まず、若い女の子はいかない。そう、エスコートさ
れない限り。カウンタービストロは、和気あいあいでたのしいけれど、
その反面「二人の世界」には浸れない。そこで、おいしいビストロの
余韻を共有しつつ、穏やかにクールダウンするのが、このオーセン
ティックなBarがうってつけ。よく磨かれたOAKの重厚なカウンターが、
怪しく飴色に光る。ここで、例えば、彼女にホワイトレディ。君レット
バトラーなんてチョイスは、どうだろう。そして、このカウンターで、
肩寄せ合いながら、二人の世界に入り、次回のデートの約束を交わす
のだ。
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