東京湾岸Lovers -秘密の恋のオハナシ- -2ページ目

東京湾岸Lovers -秘密の恋のオハナシ-

東京湾の下を行ったり来たりの私たち。
この恋は、いつか海に沈むのか、それとも無事に日の目を見るか。
大人のイケナイ不倫物語です。不快に思う方、ごめんなさい。

急遽、チケットと休みが取れたので、気分転換に娘と2人、

南の島へエスケープ!!


東京湾岸Lovers -秘密の恋のオハナシ-


雨季なので、あまり天気は期待していませんでしたが、

1日数回のシャワー以外は、いい天気。


仕事で何回も訪れている場所だけど、

今まではミーティングやら、取材のアテンドやらで

どうもゆっくりできなかったのです。


でも、今回は完ぺきなプライベート旅行!


ホテルの最上階から眺める海は、ゆったりとして

私ものんびり、だらだら。

夜は、ブランドショップを覗いたり

ホテルのクラブフロアで、カクテルを楽しんだり。

ここ数か月の戦いで疲れたハートに

安らぎを与えてくれました・・・


単独?行動を心配した彼からは、1日に何回も着信あり。

世界中、どこでも携帯が通じるのも、よしあしかも汗


帰りは、ターミナルまでお迎えに来てくれました。

ありがとう。


今度は一緒に来ようね。

ある意味、この件が起きてから

私たちは、本当に心の底からの本音で

話ができるようになったと思う。

 

もう隠すことは何もない。

お互いの幸せの事を考えて

時には泣きながら、時には怒りながら

駆け引きではなく、素直に、真実の言葉で

延々と話をしてきた。

 

大切なものは何か。

何を失うのを恐れているのか。

人生をどのように生きていきたいのか。

そのための制約と、自由とのバランスは?

・・・・・・

 

 

たかが不倫。

 

 

そういって、別れる選択もできた。

でも、私たちは、あえて苦難の多い道を選ぶことにした。

 

もう何があっても、離れることはない。

 

 

「たくさん泣かせてしまったね。ごめん。

でも、これは借りにさせといて欲しい。

いまは苦しくて我慢させているけど、

将来、必ず幸せにするから。

何倍にもして返すよ。楽しいことが、この先たくさん待っている」

 

今日、彼は私の手を握りながら

静かに、落ち着いた声でそう告げた。

明らかに、数週間前の疲れ切った彼とは違い

しっかりと、自分を取り戻した、いつもの彼だった。

 

私は、なんだか身体中の力が抜けて、

嬉しくて思わずぽつり、涙がこぼれた。

 

 

本当は苦しかった。不安で心配で、毎晩泣いていた。

でも、どうしても彼を失いたくなかった。

 

だから、全力で必死に平気なふりをした。

心配や、負担をかけたくなかった。

「私は大丈夫、気持ちは変わらない。ずっと待ってるよ」

そう彼に言い続けた。

それは、ふらつきそうになる自分自身へも

言いきかせていたのかもしれない。

 

私の想いを、彼にアピールするためには

声を荒げてぶつけるのではなく、

静かに、じっと自分の立ち位置に

何があろうと変わらずに、立ち続けることが1番だと思った。

この愛は本物だと、信じてもらうためにも。

 

 

まだまだ嵐は続く。

でも、もう私たちは選ぶべき道が決まった。

 

二人で生きていく。

前よりは少なくなったけど、それでもやっぱり

週に1回は逢い続けてる私たち。


今夜もまた、さっきまでゆっくり大切に愛された全身を

アロマオイルでマッサージしながら

ほんのりと余韻にひたっています。


「辛い思いをさせて、ごめん」


今日、彼の口からこんな言葉が出た。

この騒動が始まってから今まで、

自分の事で精一杯だったのが、

やっと私を気遣ってくれるゆとりが

出てきたようです。

ありがとうニコニコ


結論はまだ出ないけど、

なんとなく、少しずつ、迷いながらも、

方向性が見えてきた気がする。


そう、結局は、なるようにしかならない。

あとは、我慢比べです。



 【与件】

 他から与えられること。また、そのもの。

 特に、解決されるべき問題の前提として与えられたもの。



あらゆることが、まだ混沌としています台風


彼とオクサンの話し合いは続き、私との事は過去の事だと

必死に隠しているものの、気の抜けない状況。

帰宅すれば、夜中まで、妄想混じりの意味不明の話で責められて

相手をする彼も、心身ともにぐったり。


そんな状況を引きずったまま、

「しばらく逢うのはやめようか」とか

「もしかすると、別れた方がいいのだろうか・・・」なんて

私たちも、お互いその場の感情で話してみたり。

それでも、泣きながら、手を離さずにいる。


たぶん、みんな苦しい。辛い。

3者3様。



私は、最近読んだ本にあったことばで、少し考えが変わった。

(マーケティングの本なんですけど)


自分が揺れ動く時の、魔法の杖の1つ。


「思い通りに事が運ばない状況のすべてを、与件として

腹に収める覚悟を固めること」クローバー


そうね、最初から家庭があるとわかっていた。

いつか、こうなるリスクも十分理解していた。

それでも、好きでつきあっていたのだから、

今更何を私はうろたえているのでしょう。


こんな少々の騒ぎで、私はへこたれない。

与件として、腹におさめるよ。


そして、平気な顔で、いつでも彼の支えになる。

乗り越えてみせるべーっだ!


私の人生は私が決める。



騒ぎは続いています。


どこで調べたのか、彼女から電話もありました。

仕事中で留守だし、出られなかったのですが

無視されたと思ったのか、

脅しのような留守電のメッセージ。

メールもありました。


尋常ではない感情の波に

多少腰が引けて、ふりまわされてる彼。

もちろん切り札は子供。



やはり、無防備に好きになってはいけなかったね。


今回も、正直「前みたいに、うやむやで終わるのかな」なんて

ちょっと思ってた。


ところが、連日連夜の話し合いが続いているらしく

彼からの報告によれば

少しずつだけど、「別居」or「離婚」で

進んでいるような感触。


今は、あくまで彼と彼女との間の問題ということで

私は傍観者に徹してます。


もし、私の存在が明らかになれば、彼女が

「この女がいなくなれば、元通りに戻れるのかも」と

問題の本質を勘違いする恐れがあるので

今はじっとしていて欲しい、と彼に言われた。

それは、安心して任せてくれ、ということなのかしら?


だから

あれこれ言いたくなるけど、

今は静かに待つしかない。

しかし、これは結構辛い。

心配で不安で、悲しくて・・・

だって、話の結末は確実に私の人生に関係してくるのだし。


てなわけで、食欲が落ち、2キロ痩せました。

さて、この先、あと何キロ痩せるのか。

しょぼん。



こないだ「静かな日々」と書いたのが、まるで嘘のような今週の動き。


離婚の話が、なぜか急に再燃。

チェーンを掛けられ、家に入れない。

物を投げつけられる。

怒鳴る、騒ぐ。


最初の騒ぎ=離婚話が起きてから、約1年。

話を聞く限りは「冷戦」という感じで

必要以上の会話もなく、淡々と事務的に過ごしていたらしいのに

何かがトリガーとなって、感情の爆発が

起きたらしい。


そりゃそうだ。

お互いの目指すゴールが違うんだから。

イライラするのも仕方ない。


片方は、やり直したいと思っていた(らしい)1年。


でも、もう片方はその気もなく、

ただ、子どもが大きくなるまでの我慢の時間。


さすがに、いつかは気付くよね。


目指すものが違うなら、

このまま時間を重ねても、無意味だし

時が解決するなんて、あり得ない・・・


どうなるかな。

私は何もできない。


ただ静かに、いつものように

信じて待ってるだけ。


毎日バタバタと時間が過ぎる。


その間も、変わらず彼はいろんなところから

毎日優しい言葉で電話やメールをくれて、

週に何回かは一緒に食事をしたり、

お部屋でゆっくり過ごしたり、

私の愚痴や、彼の仕事の話を聞いたりして

一見平和に、たおやかな関係が続いてます。


あまりにも、静かな日々。


「きれいだね」

「可愛いよ」

「誰にも渡さない」


いつも、いつも、そんな言葉が彼の口から出る。


多分、嘘ではないけれど・・・


でも、私が聞きたいのは、そんな内容ではなくて

多分、もっと違うコト。

あのね、そうじゃなくて・・・と、言いかけても

キスで唇をふさがれて、

私は何も言えなくなる。



鈍い痛みを押し込めて、

せめて全力で愛するしかない。


それしか、今の私にはできない。



まだ陽も高く、せっかくのいい天気。

ディナーまでの間、お散歩に行くことにした。


ホテルのウエディングチャペルをのぞいたり、

近くのショッピングモールの中で、

小さなピアスを買ってもらったり。


こんなに近場なのに、なんだか遠くのリゾート地に

お出かけしてるみたいだね、と

若者のカップルに混ざって、すっかりデート気分。


ディナーは、地中海料理のコースをいただき

おなかいっぱいでお部屋に戻り

さて、お楽しみのジャグジーです。


節電で、東京タワーもレインボーブリッジも、真っ暗だけど

今夜はそのほうがいい。

だって、明るいと見えちゃうでしょべーっだ!


ゆっくり、深呼吸しながら二人でお湯につかり

ああ、シアワセ。


こんな都会の真ん中に、秘密の露天風呂?があるなんて

ちょっとした驚きだよね。

真下には、ゆりかもめが通過中。


まだまだ素敵な夜は続くのでしたラブラブ

お互いのスケジュールと都合により、今年の連休は

遠出はできないことが判明・・・しょぼん。


でも、そのかわりに彼が

海辺の素敵なホテルを予約してくれました。


さて、楽しい24時間の始まり!


最近買い換えた新車で

彼がお迎えに来てくれて

私も、いつもよりオシャレして助手席に乗り込みます。


でも、ドライブをゆっくり楽しむ間もなく、

あっという間にホテルに到着。

実は、毎週のように横を通り過ぎているこのホテル。

今日はいつもとは違う道を曲がり

サインに沿って地下の駐車場へ。


フロントは明るい日差しに満ちていて

ロビーの向こう側には海が見える。


エレベータで最上階にあがり、彼の背中について行き

やっとたどりついた部屋のドアを開けた。


あ!ここは・・・


そう、つきあい初めの頃に、彼とお泊りしたお部屋。

広いベランダに、ジャグジー付きのバスがあり、

東京湾を眺めながら、ゆっくりすることができる。


部屋に入って「懐かしいでしょ」と

彼が笑いながら一言。



ほんとに、いつもこんな素敵なサプライズばかり。




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