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東京ディズニーシーのバックストーリー研究ブログ。
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『ショーが公演されるまで』
 
アメリカンウォーターフロント(AW)のN.Yエリアにあるブロードウェイ・ミュージックシアター。
そこでBBBをご覧になったことはありますか?
心躍るリズム、出演者の一丸となったスウィング、イケメンミッキーのドラム・・・。
何度観てもかなこは飽きません(笑)
 
さて、AWは、設定では1920年代初頭のアメリカ合衆国。
その当時のショービジネスはどのように興行されていたのでしょうか。
といっても、複雑な雇用形態や契約を除けば、やり方は現代とほとんど変わっていません。
ざっと調べた結果をご紹介しますね!
 
1.プロデューサーの役割
上演台本を選び、演劇を商売としてプロデュースします。
よく、芝居がコケると、役者や劇作家は避難批評を受け社会的評価を失うが、プロデューサーは無傷である。
彼らはただ赤字を背負い込めばいいだけなのだから、というジョークがあります。
プロデューサーは脚本を書いたり、演出を凝らしたり、まして舞台に立つことはありません。
彼らの仕事は、演劇が世に出て多くの人に観てもらえるように宣伝することなのです。

2.劇作家の役割
芝居の台本を書きます。
書いた台本は舞台にかかわる多種多様な職種の人の手によって改訂を重ねられます。
自分の手に戻ってきたときには、全く違う芝居になっていたりします。

3.演出家の役割
辞書では『演劇・オペラ・舞踏等の舞台作品の演出を行う職業』のこと。
でも、演出家の存在意義は現場でも不明瞭。
だって、役者は「やることは台本に書いてある」というし、劇作家は「やることはちゃんと書いた」というから。

4.エージェント
ビジネスや著作権管理を行う代理人のこと。

5.デザイナー
美術に関する基礎技術を身に着け、舞台での世界観を再現します。

6.投資家オークション
芝居への投資を呼び込むために開催されるオーディション。
アパートや誰かの家で、飲み物や軽食が提供されながら催されることが多いそうです。
プロデューサーの挨拶から始まり、台本のあらすじ、作詞作曲家による試演が行われます。
最後に公演予算表が投資家に配られ、プロデューサーから投資が呼びかけられて終わります。

7.役者のオーディション
<役者の場合>
オーディション日、オーディション・ルームに順番に入り、その場か事前に渡された台本を演出家たちの前で演技します。
 
<ミュージカル:ダンサー>
20人ずつのグループに分けられ、下着か水着姿になって上着や鞄は腕に抱えたままステージにあげられます。
最初に振り落とされるのは、体型などが規定に合わない子です。
残った子の中でダンスの技などをしてもらい、定員になるまで何度もふるいにかけられます。
 
<ミュージカル:歌手>
歌の先生の伴奏でステージで歌を披露します。

8.リハーサル
<通常のリハーサル>
リハーサル最初の5日間は試用期間のため皆友好的ですが、6日目から本性が現れるので要注意。
芝居の流れはもちろんのこと、一つ一つの小さな動作も念入りにチェックします。
 
<ドレス・リハーサル>
ある程度芝居として完成すると、今度は衣装合わせをします。
役者の体型に合っているか、舞台映えするか、動きは窮屈にならないか、衣装デザイナーが処理を施します。
 
<通し稽古>
ラン・スルーともいう。
通常、地方での初日前日に行われます。

9.地方都市での初日(オープニング)
通常、ブロードウェイで開幕する前に、地方の劇場で公演して観客の反応を観察します。
あまりにもひどい場合は、急遽”演劇医者(プレイ・ドクター)”が雇われ、台本の加筆修正が行われます。

10.N.Yでの初日(オープニング)
最終調整が終わったら、いよいよ本場で公演されます。
劇場の評価の指標になるのは、最近上演された作品の人気です。
・幸運小屋(ラッキー・ハウス)ヒット作を連打した劇場
・不吉小屋(ジンクス・ハウス)立て続けに3つの失敗作を上演した劇場
 
BBBが企画として持ち上がった時、ミッキー達は裏でこんなことしてたのかなって妄想できて楽しかった!
制作秘話をあつめたDVDとかあったらほしいなぁ(^^*)
今回はざっと調べた結果なので、また詳しく調べたら、あげなおしたいと思います!
 
 
参考文献
『笑うブロードウェイ』アル・ハーシュフェルド作 小学館 1997年1月1日
『うらよみ演劇用語辞典』別役実作 小学館 2003年3月20日