　人生は、常に目の前に起こる物事を

　１００％消化して、納得して

　前に進んでいるわけではなくて

　時にはこれでいいのかな

　分からないなと思いながら

　一歩づつ前進している。

　失敗することもあるでしょう。

　そんな時、失敗をどう見つけ、どう許すか

　ということも大事だと思うんです。

　自分に言うのです。

　「よく失敗したな。じゃあ今度は

　失敗しない方法を考えよう」と。

　これを繰り返すのです。

　過去の原因は問わず
　未来に向けて何ができるかを
　模索するものだということです。

　この考え方はあなたの目的・目標を

　見るということにつながり
　非常に未来志向です。

　過去の失敗を反省することは

　もちろん大切ですが
　原因追及ばかりでは成長できません。

　過去の反省を踏まえ

　未来に向けて何ができるかを考える。
　それがあなたのモチベーションを高め

　前進させる力になります。

　そのためには「あなた自身をどう見るか」
　という人間観が絶対に欠かせません。

　あなた自身を肯定的に見るか

　否定的に見るかによって
　その人の見え方は全く違ってきます。

　あなたには無限の可能性があるので

　限りなく肯定的に見ることです。

　そうした人間観を持つことが、未来志向で
　あなたを成長させるもとになるのです。

　日本人はネガティブ探しが得意です。
　あそこが悪い、ここが悪い、親が悪い

　周囲が悪いと欠点ばかり探しています。

　でも、意外に見落としているのは
　自分自身の可能性です。

　自分自身を見つめて、自分の中にある

　資源・可能性を探してみると

　意外にもたくさん見つかります。

　「自分は大したことない」と思っている人でも
　自分で自分を振り返り、周囲の人に

　自分のいいところを言ってもらうなどして

　それを自分自身にフィードバックすると
　いろいろな可能性が見つかってきます。

　その結果

　「そうか、自分にはこういういい面が

　あるんだな」

　「今までの生き方は間違っていなかったな」と
　自分を肯定的に見ることができるように

　なるのです。

　それが自信となって

　可能性が開花していくのです。

　ネガティブな面にばかり目を向けていると
　そうした可能性を発揮できません。

　また、それを相手のニーズと

　結びつけることもできません。
　これは非常にもったいない話です。

　また、あなたがリーダーであれば

　人間の可能性を信じることによって
　「自分だけがひたすら頑張らなくても
　自分のチームの中に優れた人材がいる」
　ことに気づくようになります。

　このあなたの気づきがチーム全体を
　活気づけることにつながります。

　チームのコミュニケーションがよくなり
　モチベーションが上がります。
　チームメンバーが「リーダーは変わった」と

　思うようになると、リーダーのビジョンも

　浸透しやすくなるのです。

　人間を肯定的に見るのは
　一人ひとりの可能性を引き出すために

　非常に効果的です。

　ただし

　過去の原因を問わないと言っているのは
　人間の行動についてです。

　会社の経営手法については問題が生じれば
　それは原因を探して是正する

　必要があります。

　もっとも

　原因探しするといくらでも出てきますし
　どうでもいいような余計なものも混じります。

　そういう点では

　失敗の原因追及ばかり行うのは

　無意味ですし、とりわけ人間の行動に関して

　それをやることは望ましくないのです。

　最後までお読みいただきまして

　ありがとうございます。

　それでは今日も

　素晴らしい１日を！

　＊修験の滝

自分の中にある資源・可能性を探してみると