〽遠く遠くはなれたようで
心も心も はなれたようで
淋しくなって 泣きました〽
1979年発売の三谷いつか氏のシングル、『お二階の学生さん』。
大学を卒業した男子大学生に恋い慕う女性の心情を歌った作品です。
アイドル路線というよりかは、歌謡曲の色が濃いフォーク歌謡曲と言った作品で、この後も三谷氏は二枚のシングルをリリースしていますが、いずれも本作を踏襲した色合いの楽曲を発表しています。
イントロの出だしの疾走感あふれるストリングスの音色は、それこそアイドルソングっぽい様相を呈しています。
が、そこから一転、すぐに落ち着いたリズム、メロディーとなりマイナー調の旋律がヒロインの切ない心情を奏でています。
本作は、伴奏のオーケストラの音色は派手さ無いですが、女性らしい細やかな切ない心情を表している様にも聴こえ、神保正明氏のアレンジの腕が光ります。
歌唱の三谷いつか氏は、漫才コンビ、Wけんじの東けんじ氏の実子。
昭和32年、東京浅草生まれ。
三谷いつかという芸名は、三波伸介氏がつけてくれたそうで、歌手よりも女優としての活動が主だったみたいです。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CW-1856
発売日:1979年?月?日
A面 『お二階の学生さん』 作詞:喜多条忠 作曲:新井利昌 編曲:神保正明
B面 『娘の告白』 作詞:前川宏司 作曲:北見和夫 編曲:神保正明

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