2025年8月16日(36週3日)に第2子を出産しました。

 

まだ正産期に入る前だったので、
まさかこの日に産まれてくるとは、1ミリも思っていませんでした。

 

第1子と同様で海外での出産でしたが、今回の出産は予想もできない展開のスピード出産。

 

前回のつづきです。

 

―7時30分頃―

トイレに駆け込んだあと、
さらに痛みが増し、汗だくになります。

 

痛みのたびに、少量の出血。

もう、これは尋常ではない痛み。


「今日は病院に行くことになるかもしれないね。
もう今日、産まれることになるかもしれない」

 

と私に話しかけてくる、パートナーの声が聞こえます。

 

その言葉を聞いて、
「やっぱりこれは陣痛だ」
「いつの間にか、本陣痛が始まっていたんだ」
そう感じました。

 

 

今日はこれから病院へ行くことになって、赤ちゃんは産まれる。
入院バッグは何も準備していない。
この状態で、今から準備して病院まで辿り着けるのか。

 

陣痛の波の合間に、頭の中でぐるぐる考えます。

 

 

ー7時45分ー

トイレに15分ほどこもっていたため、
心配したパートナーが「シャワー浴びよう!身体を温めたら、痛みが和らぐかも」と促してくれました。

 

温かいシャワーは、本当に気持ちよくて、
浴びている間は、ほんの少し陣痛の痛みが緩和されました。

 

水中出産で、陣痛中に温水プールで過ごす効果を
身をもって感じた瞬間でした。

 

昨日仕上げたばかりのバースプランで、
一応、水中出産を希望していたなぁ…
たぶん、これは叶わないなぁ…
そんなことをぼんやり考えていました。

 

通常なら、陣痛アプリで間隔を確認してから助産師さんに電話をしますが、
シャワー中にパートナーは私の様子を見て、
すでに本陣痛が始まっていると判断し、助産師さんに連絡してくれていました。

 

 

ー8時ー

シャワーを浴びながら床に15分ほど座り込んでいると、
パートナーが教えてくれました。

「助産師さんにはもう連絡したよ。助産師のAさんが30分後に来るって」

 

助産師Aさん。
その名前を聞いて、驚きと懐かしさが一気に込み上げました。

Aさんは、4年前に息子を妊娠していた頃によく診察してくれていた助産師さん↓

 

妊娠初期以降、体調を崩されたのか、しばらく現場を離れていたと聞いていて、
それ以来、会うことはありませんでした。

 

今回の妊娠でも、ずっと別の助産師さんが担当だったので、
まさかこの場にAさんが来てくれるとは思ってもいませんでした。

 

それでも、この時のAさんの存在は、
後になって思えば、私たちに大きなパワーをくれたのです。

 

このままシャワーを浴び続けていたかったけれど、
そろそろ出るように言われ、
Aさんが来るまで、ベッドで待つことにしました。

 

 

また出血で、洋服だけでなくベッドまで汚れるのは避けたくて、
汚れ防止の吸水シートを1枚敷いて、その上に横になります。

振り返ると、この時までは、そんな余裕がありました。

 

 

そこからが、とにかく早かった。

 

 

急速に痛みが増し、
息みたい感覚が押し寄せてきます。

 

でも、子宮口がどれくらい開いているか分からない。
息んではいけない。
Aさんが来るまで、何とか耐えないと。

 

とにかく必死でしたが、ここまではまだ声も出さずに静かに耐えることができていました。

 

 

この間、パートナーは私が早朝に回した洗濯物を畳んでいました。

 

 

そして、破水した瞬間、
私は「大量出血した?」と思うほどの感覚でした。

 

パートナーを呼び、
「大量に出血してない?ベッド汚れてない?」と聞くと、
「出血じゃない。破水だよ」と言われました。

 

そこからは、もう息まずにはいられない痛み。
絶叫せずにはいられません。

 

洗面所と寝室は隣同士。
私の雄叫びが激しくなっているのを聞いて、
パートナーも、洗濯物を畳んでいる場合ではないと察したようでした。

前回の出産立ち会いの経験から、もう産まれる前のフェーズに達していると感じたよう。

 

この時の私は、うんちが出そう。お股に強い違和感。
産道が広がり、赤ちゃんが挟まっている感覚がしていました。

 

パートナーが私のパジャマとパンツを脱がすと、
「もう頭、見えてるよ!」

 

私は信じられませんでした。

だって、1人目の出産の時。
赤ちゃんの頭がお股にはまり、
もう一息で出てくるという瞬間、
忘れられないほどの強烈な恥骨痛がありました。

 

あの激痛にはまだ達していないのに、もう出てきそうなの!?

自分でも、ここまでお産が進んでいるとは思っておらず、
ただただ驚くばかりでした。

 

ー8時33分ー

パートナーが慌てて再度、助産師さんに電話。
一度は繋がらなかったものの、すぐに折り返しがあり、
「赤ちゃんが今にも産まれそう」だと伝えました。

 

電話越しに、助産師さんも私の雄叫びを確認したようです。

 

当直の助産師さんは、すぐにAさんへ連絡。
その頃Aさんは、すでにアパートの前に到着し、車を停めているところでした。

 

パートナーは驚くほど冷静に、
「あと2回息んだら出てくるよ」
「俺が受け止めるから」
そう声をかけ、私をサポートしてくれました。

 

そして——

8時38分。
第2子となる女の子が、
我が家のベッドの上で誕生しました。

 

つづく