盲導犬オスカ-が何者かに刺傷された事件が報道されて、
あらためて盲導犬の訓練などに注目が集まりました。
盲導犬になるには候補とされる生後1年以内の子犬を
パピ-ウオ-カ-の家庭にあづけます。
パピ-ウオ-カ-とは生まれて間もない
子犬を引きとってくれるボランティア
のご家庭のこと。
そこで人間の生活環境になじませて、人間との絆を強
くさせるんですね。
一才になったら盲導犬の訓練を始めます。
働く期間は8年~10年程度で引退生活となります。
外出しての歩行などでは盲導犬は基本的に道路の
左側に沿って歩き、角、段差などの障害物を教え、
それらを人が判断し、方向を決めて目的地
を目指すのです。
盲導犬を訓練するのは訓練士ですが、利用する
ユ-ザ-には指導するための専門歩行指導員
がいるんですね。
訓練を受けた盲導犬のうち実際に盲導犬になれる
のは3・4割程度とされます。
犬の集中力はせいぜい続いても一分程度なので、
その間にさまざまなことを躾けるわけです。
犬は一才までに人間の二十才くらいまで成長する
ため、最初の一年間の育て方が盲導犬になれ る
かのポイントになるんですね。
そうした盲導犬の訓練士になるには日本
盲導犬協会のHPなどからの情報
を得るのがいいでしょう。
目の不自由な方の大切な生活の伴侶として、
盲導犬の重要性は強いものがあります。
悲しい刺傷事件に遭遇した盲導犬のオスカ-
もこうした訓練期間を経て、社会貢献して
いるんですね。
全国で日々活躍している
盲導犬のみなさん、
ありがとう。