以前書いた毒親についての記事はこちら↓

①~⑧まであるのでぜひご覧ください。

 

こんな記事を見つけました。

まぁ、スポーツ界に限らず、勉強でも習い事でも同じような毒親は存在します。

 

記事の中にあった「プロを目指さないなら高い金を出す意味がない」という言葉。

気持ちが全く分からないわけではありません。

私は中学生の時、最初バスケ部に所属していましたが、親は子どもの遊びになぜお金を出す必要があるのかと、遠征や合宿への参加に非協力的でした。

勉強するためにお金を払っているのだから、週7で練習がある運動部で遊ぶのはあり得ないとも言われ、平日は3回、休日は1回なら練習に行ってもよいがそれ以外は休めと制限を出されました。

必死に毎日練習する先輩たちや同級生の手前、そんな中途半端が許されるはずもなく、やむなく半年で退部するに至ったわけです。

そしてその退部は私が自分の意志でしたことになっています。

小学校の頃から友達とバスケをするのが好きで、幸運にも慎重にも恵まれ楽しみにしていたバスケを取り上げられた瞬間でした。


考え方は「プロを目指さないなら高い金を出す意味がない」と同じです。

プロを目指す強豪校や、そこに推薦入学する人たちもそうですが、自分の意志でないとつらい練習を乗り越えることができません。

また、運動だけに限りませんが自分がずっと頑張ってきたことをずっと続けられる保証もありません。

けがをして第一線を退く可能性だってあります。

そうなったときに、新しく自分がやっていきたいことを見つけることもできないようになってしまいます。

 

子どもの人生ですし、子どもの意志を尊重することが重要です。

子どもがやりたいことをやらせてあげられるかどうかは家庭によって異なって当然なので、全部やらせてあげるのが重要だという意味ではありません。

今回問題になっているのは、子ども以上に執着したり、子どもがやりたい水準以上を求めたり強制する行為です。

 

親が勝手に突っ走らないこと、

親の夢を代わりに追わせないこと、

子どもは親のトロフィーではない、

子どもにかけるお金は見返りが担保された投資ではないこと。

そういった当然のことを失念しないようにする必要があります。

 

毒親は自分が毒親だと自覚できません。

このテーマについて第三者と話してみたり意見交換してみてください。

それが重要です。