私が、自分の親はモンスターペアレントかもしれないと気づいたのは高校生になってからでした

毒親持ちの子供としては三者面談が一番嫌いなイベントでした。
子供の前で、学校に対しての理不尽な不満をぶつけ続ける養父。
時には、「学校に遊びに行って勉強しても意味がない。家で勉強した方が早い。」と言われることもありました。

私が中学生の時までは、教育熱心な親御さんと先生方から思われていたと思いますが、

高校になって、ついに先生方からモンスターペアレント認定を受けていたと思います。


高校一年生の三者面談が終わった後で、担任と二人で話したときに言われた言葉。

「あの人(養父)はもうあの年齢だと変わろうにも変われないんだ。わかってやれ。お前が早く大人になるしかないんだ。」

あの瞬間から、養親に面と向かって反論することも衝突することもなくなりました。

先生の言葉を責めてはいないし、正直それが唯一、あの環境で生き抜く術だったと思います。

ただ、大人になる方法まで、大人って何なのかまで教えてほしかった。

私は我慢と、感じない術を身につけて、ただただ衝突を避け続けました。
養親の論理的ではない理不尽を、心の中で論破しながら、なんとか自分だけを正当化しながら生きてきました。
自問自答だけが自分を肯定する手段になりました。

私はきっと、大人へのなり方を間違ったのだと思います
いろんなものをこぼしてきて、手を伸ばしたいものから目を背けて、そんなにまでしてなった歪な「大人」。

子供にとって「早く大人になる」は本当に最後の手段です。
大人とは本来、なろうと思ってなるものではなく、気づいたらなっているものだと思います。

早く大人になる代償は大きすぎました。

※当時のことを書いていますが、現時点で病んでいるわけではありませんので、ご心配なく!