幼い頃、僅かな数の白黒写真を見て思い出すのは、
僕はほとんど白タイツを穿いていた事。
遊園地、動物園。
なぜだかよく転んで、膝っ小僧を擦りむいてたんだっけ。
白タイツの膝の部分に穴が開いて、出血した赤いシミの画が、
今でもおぼろげながら、まぶたの裏に甦ってくる時があります。
一つ年下の従弟と並んだ写真があるのですが、
2~3才の頃にして、従弟は黒タイツ、僕は白タイツです。
この年頃ですので、母親の言いなりの服装に対して、
文句を言ってた訳ではないのですが、
叔母の考えは、男の子は黒。
うちの母は、まだ幼児で可愛いんだし、白タイツでいいやね、
なんて考えてたのかな?と想像してます。
保育園から幼稚園にかけて、僕はずっと白タイツでした。
何にも気にならなかったんでしょうね。
肌寒い季節だけの事ですが、黒や肌色も穿く日があったでしょうが、
記憶にありません。
小学校に上がる前まで、従弟が家にやって来る時、彼はすでに、長ズボンオンリー、
僕はタイツ足。
当時、どうも男の子タイツのどうこうについては、母親の考え方の違いで
決まってしまってたんでしょうね。