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中絶前日、夕方からの仕事の私は仕事にならなかった。

このまま中絶して良いのか、他に何か良い方法は無いのか考えていた。


お腹の子と後少しで別れなければならない。

そう思うと、好きな人との子だからか手放したくない気持ちだった。


何故か、この日はつわりのような症状も無く、お腹の子も何か察しているのかもしれない。


静かに仕事の時間も終わり、家に帰った。

明日で何もかも終わってしまう。

どうしようもない寂しさがあった。