メンデルスゾーンの「春の歌」の練習動画を

作成中。ゆっくりバージョンを今日中に

仕上げられるか!?と思っていたのだけど、

上から撮影した分を切りの良いフレーズや

セクション毎に分けて作っていたら、

一部弾き忘れている事に気づいた、、(苦笑)


メンデルスゾーンの「春の歌」は、この曲。

誰でも1度は聴いた事があるはず、、

ゆっくりバージョンです。

(譜読みお助けビデオとして作っているので、

まだまだゆっくり、加えて重く感じます、、。

いずれにせよ、まだテンポ通りの

軽やかな感じでは弾けない。。。笑)



実はメンデルスゾーンはあまり好みではなく、

得意でもない。。(笑)


トリオは良いな〜と思ってたけれど、

まとめ辛く、どの曲も16分音符が満載で、

テクニック的にかなり厄介な上に、

軽やかに弾きたいのに、どうも重くなりがちな

音楽のパターンで、彼の世界観も、

何処か共感しづらい、といつも思っていたけど、

彼の水彩画を観て、初めて少し親しみを覚えた。。


この曲も昔からポピュラーな曲で、

みんながよく弾くのに、どうも好きになれず、

弾いてこなかったのだけど、

レッスンで見ることになると、

私の好き嫌いで判断出来ないから(笑)、

初めて取り組むことに。


多分、この分散和音に左手のジャンプに、

子どもの頃は弾く前からアレルギー反応を

起こしていたのかな?という気もするけれど、

大人になった今では見え方が少し違い、

なかなか興味深い。


出版社に「売れる楽譜を!」と頼まれた?

と思ってしまうくらい、19世紀の子女達が

喜びそうな音楽の作り、、、

難易度がそこまで高い曲ではないけれど、

装飾音符やら、左手のジャンプやら、

腕の見せ場は結構あるし、

こんな曲がエレガントに演奏出来たら、

お株が上がって、素敵な結婚相手を

ゲット出来るかもしれない、、、


色々想像して笑ってしまった。


この分散和音の装飾音符、

ハープをイメージしている?


練習していて、そう感じた。


そういえば、昔、ハープを持って立つ女性の

肖像画を観た覚えがあるなあ、、、


色々探してみたら、あるある!





そういえば、ピアノメーカーのエラールは、

ピアノとハープを取り扱っていたような、、、

エラール(Wikipedia)


昔は女性が演奏出来る楽器と出来ない楽器があった。

チェロなんかは絶対ダメ。

吹く楽器もフルートだけだったっけ???

(フルートもダメだったっけ?

ちょっと自信がないので、そうしておきます、、)


理由は、、、見た目がマズイ。

良家の子女は素晴らしい結婚相手を

見つけることが全て。

昭和だったら、まだ理解出来た感覚だけど、

時代は随分変わりましたね、、、


ハープはきっと女性らしさを象徴する楽器

だったのではないだろうかと思う。


そういえば、もう一枚、気になる絵を見つけた。


多分、ギリシャ神話か何かの人物?

荒れた海と彼女の腰が鎖でつながれているのが

非常に気になる。。。

どんな話なのだろう??


ハープは古代ギリシャから登場する、

象徴的な楽器だけれど、

メンデルスゾーンは「春」に吹く柔らかな風に

「ハープの音色」を連想したのだろうか?


こうやって掘り下げていくと面白い。

色々調べてみたい事が増えた。。