ショパンのリサイタルをするにあたって、9月に出身高校の音楽の授業で先生と一緒に
19世紀ロマン派の合同授業をする予定。
音楽選択の生徒たちで、吹奏楽団に入っている子たちも多いにしても、
多分、クラシック音楽鑑賞なんてあんまり興味はないのが現状。
う~ん、何か良い手はないだろうか。。。
やっぱり今のティーンに興味を持たせるには、画像や動画は欠かせない!
本当はYoutubeでも見せれたらもっと簡単に色んなものを見せられるんだけど、
残念ながら音楽室からはインターネットにアクセスできないようだし、
かといって、そのためだけにイーモバイルを契約するのもなんだし、、、、、、、、
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19世紀を取り上げた映画や、
作曲家にまつわる映画も数多くある。
が、フィクションだから、もっと
その時代の空気が分かるような
資料はないかなあ、、、
探していたら、あった!
雰囲気がわかる強い味方。
それがWikipedia Commons
このウィキペディアとMacbookの
iMovieを駆使して、ちょっとした
19世紀ビデオを作ろう!と。

見ていると、現代の生活の基礎が
出来上がってきたのはまさにこの
時代なのかな、と感じるものばかりで
なかなか面白い。
左の絵は、1823年頃の服装。
たぶん、今でいうファッション誌
のカタログのひとつかな?


今と同じく、服にも流行があって、これが、1830年代になると、、、

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こんな感じ。
凝りに凝りまくっているお姫様ドレス。。。

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この上の画像は1838年のもの。
帽子、袖、胸元、ドレスの裾、、、特長がある。

19世紀はピアノ、ハープ、歌等をたしなむ事が「良き家庭に育った子女の象徴」だったようだ。
ヴァイオリンやチェロ、まして吹きものの楽器(トランペットなど)なんて、
女性には御法度の楽器。弾く姿が「おしとやか」ではないからだ。
20世紀に入って、随分女性が解放されたもんだ。(未だに逆行しているカルチャーもあるが)

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市民の生活も、
今のはしり。
こちらが1835年の
イギリス、動物園の
サルを見物する人々。









アメリカ/ボストンでも1852年にはこんな立派なMusic Hallが完成していた。
Orpheum Theatre . アメリカで一番古いホールだそう。
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短編ムービー(?)制作はまだまだこれから、、、
社交ダンスをしているところや、連弾なんかの画像もあると良いなあ、と思っている。
この他、neo-claasicとロマン派の絵も見せて、楽曲のスタイルの特長を目でも感じてもらう予定。
パソコン、使い方を知っていたら、随分色んなことが出来る時代。
まだまだ知らないことだらけで、遊びながら作っているが、結構面白い。。。

この短編ムービー、コンサート用に10分くらいのものに再編集して、ロビーでも流す予定。
舞台上で、という考えもあったが、反響版を組まれるから、上からスクリーンが下ろせないから、
美術館であるように、ロビーで大画面テレビでかけっぱなしにしようかと。
何となく、19世紀の雰囲気を味わってもらえるかな。。。