【続くの続き】
和歌山に生まれ、和歌山に生まれ育った僕
でも和歌山が好きで愛着がある故郷なのか
と言えば、そうではない
僕は物心ついた頃からどこか、空虚感というのか
『なんで生まれてきたんやろ
なんで生きてるんやら』
そんなことを考える子どもでした
今もそんなところあり 笑笑
父と母の愛情はたっぷり頂いて育てられ
家庭内は、そんな両親が寝る間も働いてくれたおかげで、貧乏とかひもじい思いした記憶がない
恵まれた環境やったと思う
あー、唯一 5歳上の兄との関係性が良くなかったかな
兄がいると家にいたくない
5歳上やからね チカラでは敵わないから
兄に見つからないようにしていた記憶がある
数年後 それが爆発するねんけど
ここでは割愛します
小学校、中学校の記憶ってあまりない
どうしてたんやろ 笑笑
あまりいい思い出はない
どちらかと言うと和の中心にいる人気者ではなく
教室の端っこで気の合う人とだけ話す
そんな存在
なんで生きてる
なんで生まれてきた
教室の端っこでそんなことをずっと考えてたのかもしれない
だいぶ暗いな 笑笑
唯一 学校生活を繋ぎとめてくれたのが
部活動
野球部でした
足がそこそこ早く、ちょっと運動神経が良かったのか
中学校からはじめた初心者の割には
すぐに試合に出れたり、背番号もらったりした
まー、当時の野球部は同好会レベルやったというのもあるかもしれへんけど 笑笑
練習なんて遊びの延長で、カントクも来たりこなかったり そんな野球部でした
そこで運命が大きく変わったのは
3年生に進級したときや
中学野球界では知らないものはいない
泣く子はさらに泣き叫ぶ 笑笑
鬼カントクが 我が学校の野球部にやってきた
あのときや
そんな同好会がみるみる生まれ変わっていく
後にこの学校から、プロ野球選手
甲子園優勝カントクが生まれるなんて当時は
知る由もない
カントクはとにかく厳しい
今じゃ絶対アウトの鉄拳制裁当たり前
それもレギュラーには容赦しない
僕は運悪く レギュラーになってしまっていたのでミスしないように、ミスしないように
ビクビクしてた
それを見逃すはずもない 鬼カントク
あるとき呼び出され
あー、絶対殴られる 歯の一本はなくなるかも
震えながらカントクのもとにいくと
『お前に細かいことなんか望んでない
細かいことできもせんのに
なんや 小さい動きしやがって
もっと思い切ってやらんかい!!』
あの言葉には救われた
なんで生まれてきた
なんで生きてる
少し そんな思いが晴れた気がした
思い切りやっていい ミスしてもいい
で、中学最後の大会 ほんまに僕のエラーで負けるんやけど 笑笑
そんな 鬼カントクのおかげで
中学校生活がなんとか意味あるものになりつつあり
野球もやりきった もう高校では野球なんてやらない
それより 俺、進学する学校ない
就職して働こうかなー
そうなんです
学校に意味を見出せなかった僕は
勉強をまったくしてなくて
高校進学ができないかもしれない
そんな状況に追い込まれていたのである
ここでも 鬼カントクの一言で救われることになる
ある日 職員室に呼び出された僕に対して
鬼カントクはこう言った
『お前、高校にも行かない、野球もやらんって言うてるらしいな。
お前みたいな奴が今、社会に出たら、ろくな目に合わん
高校で野球やれ』
そう言われても
僕、行ける高校ないんです
『お前はバッティングは全くあかんけど、お前の守備やったらすぐ試合に出れる この高校やったら定員割れしてるから そこ受けろ そこで野球やれ
わかったな』
鬼カントクの長年のリサーチ力と僕の今の現状からここしかないという話しを時間をかけてしてくれた
鬼カントクの顔に泥を塗るわけにはいかない
そこからの約一ヶ月
とにかくゼロ点にならないように
必死に勉強したのであった
どうなる ワイ 笑笑
続く
