私のメンタルが1番参った時、
私の実の父が事故で植物状態になった時だ。
もう、目が覚める可能性は低いでしょう、と。
よく、韓国ドラマだと、何年も意識ない人が目覚めるが、あれは、ドラマだから。
でも、まだ生きているから、どうしたら目が冷めるか、ひたすらネットで調べる毎日。
そして、後悔の日々。
どうして元気なうちに、もっと親孝行してあげなかったんだろうと。
そんな毎日は、本当にしんどかった。
結局、父は、10ヶ月後、敗血症で亡くなった。
あんなに家が嫌で、18歳で進学のために家を出たけど。
あんなに酒癖悪いし、自己中だったが、私には優しかった。
まだ、70歳すぎで、元気だから、まだまだ先だと思っていたのに。
悲しみのどん底に居る時に、母が
「父さんは、あなたが素敵な人と結婚して、それが自慢だったの。貴方が結婚して幸せになった、それが一番の親孝行だよ」
嗚咽のような声でたくさん泣いた。
泣いたらスッキリして、母の言葉に救われた。
その事が、今の仕事を始めるきっかけの一つになった。
たいして誇れる事がなくても、親にとって、子供が結婚して、幸せになる事で、親孝行なのだ。
結婚が、幸せの全てではない。
ただ、私の親の世代は、結婚🟰親孝行
と思ってる人が多数のようだ。
私も、同意見だ。
何故なら、家族を持つ素晴らしさを知っているから。