稲城市の「市民環境会議」というのに行ってきました。♪


この会議は、H24年度からの10年間を期間とした、稲城市の環境基本計画策定のために設けられた会議です。

メンバーは、各地区からの立候補者8人と、商工会、農業委員会からの選出者、学校関係者の計14名。任期は、H23年10月7日~H24年8月3日までです。


ここ数年、トコロジストとして、市内やお隣の黒川を歩いてきましたが、自分なりにフィールドを見てきました。

でも、個人的に楽しむだけでは少し物足りないというか、自分がフィールドで得てきた知見をもう少し公的なことに生かせないかなと思うようになって、そんなときに、市の広報で市民環境会議委員の募集記事を見つけて申し込んでみたわけです。

事務局によると申し込み者は、定員の8名を超えており、何らかの選定が行われたようです。


稲城市役所の6階の会議室へ入ってみると、構成としては、立候補組では、リタイヤされた男性の方、主婦の方が中心で、私のような現役は1人だけでした。(平日の昼間の開催なので、事務局もそれは想定していなかったのでしょう。)GOOD


商工会からは、板金業、経営コンサルタント、農業などの職業の方が来られていました。皆さん生まれも育ちも稲城という方が多いようです。


今日は、第1回目ということもあり、ほとんどずっと自己紹介をやってました。なんと14時から始まって終わったのが17時近かった。おかげでどんな人が来ているかよくわかりました。ムンクの叫び


印象に残ったことといえば、リタイア組の男性の方が、「子どもたちのために」ということをおっしゃっている方が目立ちました。お孫さんの顔が浮かんでいたのかな?


また、自分たちが経済優先で作ってきた社会に対して責任を感じている、という方までいらっしゃって少し驚きました。このまま逃げ切ることもできる世代なのに、なお社会のことにコミットしようという姿勢は見習わなければなりません。おじいさん


一方、教員や商工会の方々は、あて職で来られていたという感じなので、発言も少なく、様子を見ているという感じでしょうか?

でも水を向けられると、農家の方は、稲城が市街地化されていく過程で、


「梨園やブドウ園などが道路に面してしまうと、夜の車のヘッドライトにより植物の生育に影響が出てしまう」

という話や、

「畑はみどりには違いないが、自然ではない。」、

「皆さんは農薬を敬遠するが、農薬がないと育たない作物も多いんだ。」

といったお話をされていていました。やはり現場の話は興味深い。


これから約1年間、どんな話になっていくのかわかりませんが、できる限り参加したいと思ってます。