先日、ようやく「稲城市野鳥地図」 を作るための調査を終えた。この調査、昨年から冬と初夏にやっている調査なんだけど、今年で2年目になります。
今回は、正直きつかった。
福島の支援の関係で出張が増え、体調も崩れがちで、おまけに1週間早く梅雨入りしたものだから、調査日が足りないという事態に。それで、5月一杯の予定が、6月の第一週まで引きずってしまいました。
ちなみに、5月だけで調査日は、11日間。3日に一度は早起きして、調査していたということ。これって勤め人には結構つらい。
軟弱なボクは、フィールドが家の近くでなかったら、ぜったいにくじけていたと思う。今回は、家の近くにフィールドをもつことの便利さを再認識した。
やっている最中はつらかったけど、終わってみればたくさんの記録とともに、自分が住んでいる街に対する認識がまた一つ深まったと思う。今回の調査で歩きまわっていて出会った印象的な出来事を紹介します。
<もうもうと湯気が出ていた草刈り後の草>
競技場周辺の草が駆られて積み上げられているところから、朝、もうもうと湯気が上がっていた。草が発酵して温度が上がっていたのだろう。
<ムクドリの獰猛な野生>
ある空き地で、ムクドリがトカゲを捕まえ、執拗に叩きつけて息の根を止めていた。トカゲが動かなくなると、切れた尻尾だけを加えて飛んで行ってしまった。
<スズメの巣作り>
小学校の校舎の排水パイプと壁の隙間にスズメが営巣。この他スズメは、民家の雨どい、電柱のトランスの隙間、ビルの排気口の中、などあらゆる隙間に営巣していた。たくましい。
<荒れ地でコチドリが営巣>
大きな道路の中央分離帯の中にある荒れ地でコチドリが営巣。
<エゴノキの花のじゅうたん>
エゴノキの花が落下して、まるで森の中に白いじゅうたんが敷いてあるようだった。
<怪しい男>
公園のあずまやを占拠して、無線で遊んでいるおじさん。かなり怪しくて、通りがかりの人がみな怪訝な顔をしていた。公園で見かける怪しい人は、他にもたくさんいるのでまた別の機会にまとめて紹介します。
<またひとつ田んぼがなくなった>
昨年まで田んぼだったところが、また一つ埋められてマンションが建つことになった。
地図を見ていると、その場所その場所で体験したシーンが思い出されてきて、思い入れが深くなっていくのを実感。
記録した情報は、これからコツコツと入力して、地図にまとめたいと思います。