27日は「生きもの地図を未来へ 浜口哲一さんの足跡と、これからの道」に出席した。今年の5月に亡くなられた浜口哲一さんの追悼シンポジウムだ。


受付を手伝っていた感覚では、参加者は400人強というところか。500人収容のホールは、人であふれかえっていた。

トコロジスト生活

みなさん、程度の差こそあれ、浜口さんと接して、浜口さんの人間的な魅力に影響を受けた方々なのだろう。会場のあちらこちらで浜口さんとの思い出が語られていた。


シンポジウムの他には、浜口さんの学生時代にまでさかのぼって写真や文章の他、浜口さんの使っていたりフィール式のフィールドノート、手書きメモやスケッチ、フィールドコー トなどが展示されていた。

トコロジスト生活
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一緒に活動されていた方々による、浜口さんのエピソードを聞いていると、本当に日 々の地道な作業を重ねてきた、努力の人だったんだということがよくわかる。

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研修会の講義の直前まで、控室にこもって、台本を読み返しながら練習していたとい う話からは、等身大の浜口さんが垣間見えてほっとする。

でもその一方で、浜口さ んでさえそうなんだから、自分はもっと努力しなければと、身が引き締まる思いだ。


これからこの400人の人たち、それからこの日会場にこれなかった多くの人たちは、浜口さんから受け取ったものを、それぞれ自分の中で温めて育てていくことだろう。

ボクも自分なりのトコロジストを作っていこう。

心の中で決意を新たにした。