通信制高校へ行こう

通信制高校へ行こう

小学校、今日も休みます。→中学校、やっぱり休みます。の続編。
2013年〜家族でカナダ。
帰国後、日本の公立小中に全然馴染めず我が道を開拓中の息子と怠惰な母の日常。

ゆるふわリンパケア
https://ameblo.jp/tokorimpa/

主な登場人物('Д')


☆社長 
定位置は自宅のゲーミングPC前な中学2年生。
リアル世界にはない夢と希望と友情は
オンライン上にすべてある。
ヨーロッパ人や南アフリカ人との
IT業務に忙しい英語話者。
好物は肉とピザと柿の種。

☆秘書 
社長の母。
頑張らないを頑張って約半世紀な怠惰主婦。
「学校は刑務所」
と言い切る社長を生温かく見守り中。
最近異次元とのパイプが強化されつつある妄想族。

☆会長 
社長の父。
単身赴任中のフィフ。2022年4月アラがとれた。
気前が良すぎて貯金ができない。
ニックネームは神龍。
(但しドラゴンボールは集めなくてよい)

☆実母 
秘書の母。
無駄遣いと社長に小遣いをやるのが生きがいの
天然系自営業者。

☆弟妹 
秘書のきょうだい。何かとお騒がせな人たち。

☆義母 
年々認知症が進行するも独居を頑張る
羽生結弦ファン。元お嬢様。

☆義父 
別れたはずの元妻の世話係が何故か今頃回ってきて
疲労困憊中の元大阪商人。


ご訪問ありがとうございます🌼
ようこそ、奥様。


こちらはほんのり帰国子女風
農業志望男子の通信制高校進学後の
日常を綴る呑気なブログです。

良かったらお茶🫖のお供にどうぞ。
たいして得はしないかもだけど
たぶんそんなに損もさせません。



主な登場人物

社長凝視
中学全期間、頑なに自宅警備&PC前鎮座。ゆえにIT社長と呼ばれるようになった某通信制高校二年生。幼少期英語圏に数年住んで以来メイン言語がずっと英語。地球が生きづらい民。将来について色々悩めるお年頃。

秘書魂が抜ける
社長の母。怠惰なアラフィフ主婦兼
オンラインリンパケア講師。
ワンオペ育児もそろそろ卒業モード。


会長にっこり
社長の父。仕事もプライベートもゲーム一色な単身赴任中のフィフ。年末年始は全体的に丸っこくなりがち。

先日、秘書が実弟と映画を観に行った折、

なんとなく探りを入れられた件がある。

それは年末31日について。


毎年家族の盆正月の集まりの場であった

祖父母宅は家主の相次ぐ旅立ちにより

数年前から無人の空き家に。

それ以後は一族の集合行事はなくなり

皆てんでに正月を過ごす風に落ちついたので

我が家も帰省してくる会長を迎え

三人でこぢんまり寝正月が定着。


弟は例年実家で年末年始

母とお節をつまみ

また仕事先のある隣の市へと

とんぼ返りしていたのだが

近年は半同棲中の彼女を連れてきたいと

母に頼むも結婚する気もないらしい二人にて

あまりいい顔をされず。


昨年末もそんな流れで

年末ギリギリまで仕事の母は

取り寄せの冷たいおせちのみ用意して

弟と彼女を迎えたらしく

困った弟から我が家へSOS。


これから合流しに来ないかという

その誘いがきたのは31日の夕方で

ちょうど風呂から上がってホカホカしている

会長に一旦相談してみたものの

湯冷めさせるのも忍びなく

結局は母、弟、その彼女という三人を

予想外に我が家へ招くことに。


家に他人が来るのを好まない社長と

急遽、倍量の料理の用意に慌てた上

手伝いもせずただ食べて帰っただけの

三名を見送ってぐったりした秘書。

そのせいかは知らないが、次の日

元旦から会長と滅多にしない

喧嘩までしてしまい散々。


話を映画の日に戻すと、

弟はまた今年も同じく

我が家に来て31日を過ごしたい様子で

「今年はどうしたらいいかね?」

などとのたまう。


彼は優しく穏やかにして

心根は悪いやつではないのだが

いかんせん姉が二人の末っ子長男、

おそらく本人にその自覚はないが

「困ったときは母や姉に頼れば

なんとかなるに千点」の成功体験を

引きずったまま不惑越え。


「どうしたらいいかね?」は

こちらの都合を尋ねているというより

事前の仮予約ぐらいの雰囲気。


秘書も秘書で長子長女の悪い癖

「頼られたら自分がなんとかせねば」思考が

どこか抜けきらないまま半世紀。


そのときは曖昧に返事して帰宅したが

時間をおけば置くほど気が重くなり、

「来てもいいよ」と返事する気になれない。

なぜなら弟のみならず

母も日頃から娘の都合より

自分の欲求を最優先しがちなタイプなので

毎回会うだけで正直しんどい。



それでも長女特有の謎責任感に絡めとられ

どこからともなく湧き出す罪悪感で

断れないでいる想いを持て余し

会長に相談すると

「オレは別に(呼んでも)いいけど」

と呑気なお返事。


ついでに

興味ない顔をされて終わりかと思いつつ

PC前鎮座の社長にも話してみた。


すると、意外なことに

「お母さんは、自分が嫌だと思うことは

断る権利があるんだよ。

これまでやってきたことを

変えるのは難しいかもしれないけれど、

新しいことをやるには練習がいるんだよ。

これからも何回かやっていけば

だんだんそれに慣れていくよ」

と、的確かつ現実的なアドバイスで

グズグズ迷える秘書を秒殺ノックアウト。

上沼恵美子なの?


神様、ありがとう。

やたら育てづらい面だけが

クローズアップされがちだった

うちの社長(17歳)いつのまにか

ものごっつ頼りになる存在に成長してた。

おしゃべりクッキングだってやれる勢い。


17年間の秘書もほんとグッジョブ。

迷い迷わされ五里霧中にも程があった

子育ての方向も

実はあながち間違ってなかったぽいと

今ここへきてようやく気づく年の暮れ。



そんなわけで

「31日うちは難しい」とだけ弟に

メッセージを送り、

年末年始の平穏は無事確定したとかいう

2025師走の出来事でありました。