取材させていただいたのは、墨田区で理容室を経営している川越さんです。
今回は川越さんのお店へのこだわりや、理容師という仕事に対する気持ちをお伺いしました。
【賞の受賞】
初めてお店にお伺いした時にまず目についたのが大量のトロフィーやメダルでした。
あまり理容室で見る光景でなく印象的だったので、詳しいお話をお聞きしました。
川越さんの家では代々理容室を経営しており、川越さんで3代目になります。
川越さんは長男だということもあり、自然と理容師の専門学校に進学。
卒業後は理容師として働きはじめました。
そんな川越さんが家の理容室を継ごうと思ったのは、
働き始めて2年経った20歳の頃だったそうです。
そのきっかけとなったのが同じく理容師であるお父様の存在でした。
理容師の技術を競う大会に参加した際に、そこにお父様もいたそうなのですが、
仲間と話しているお父様が、川越さんには何だか寂しそうに見えたそうです。
そして、それは自分のせいなのではないかと感じたそうです。
後輩もでき、教える機会も増えてきた3年目、
経歴だけが増えていき、ただやっているだけの“口だけ番長”になっている自分に
疑問を感じていたということも重なって、その時にもっと努力をしていこうと決心。
それ以降、仕事の傍らで、理容師のスクールに通うようになったそうです。
そしてその努力が実り、今では東京大会・関東甲信越競技大会で優勝、
全国大会の常連と呼ばれるような選手となり、
新聞でも取り上げられるようにまでなったそうです。
私はこのお話を聞いて、
きっかけがあれば人は変われるのだということを改めて感じることができました。
そして自分にはまだそのような努力が足りないと感じたので、
この取材をきっかけに自分自身も変わりたいと思います。
【仕事へのこだわり】
次に、川越さんの仕事へのこだわり、スタイルについてお伺いしました。
chouchouKAWAGOEのお客さんには30~60代の方が多いそうなのですが、
お客さんの多くは常連さんで、わざわざ遠くから来る方が多いそうです。
それというのも、川越さんが以前に勤めていた
恵比寿にある理容室からのお客さんが多く、遠くても川越さんに切ってもらいたいと、
今の場所になっても足を運んでくれているからだそうです。
川越さんはそういうお客さんをとても大切にしていらっしゃいました。
街でチラシを配ったり、キャンペーンや安売りをするものもいい方法だと思うし、
それはそれぞれのお店の方針だと思うけれど、そうではなく、chouchouKAWAGOE では、
“いい環境でお客様に満足してもらう”、“居心地の良い空間を提供する”
ということを重視しているのだとお話ししてくださいました。
それでも、そういう気持ちでお仕事をしていると、
お客さんは知り合いを紹介してくれるので人は集まってくるのだそうです。
さらに、“類は友を呼ぶ”というように、同じようなタイプのお客さんが多く、
みなさんと仲良くできるのも良いところだとおっしゃっていました。
その輪が広がり、どんどんいい環境が築けていけるので、
お客さんにとってもどんどん居心地のいい環境になっていき、
それがchouchouKAWAGOEのスタイルになっているのだと思います。
【求職者の皆様へメッセージ】
最後に川越さんから求職者の方へメッセージを頂きました。
理容師という仕事は、時間やスタイルなど、自分の好きなようにやれるのが強みです。
それは楽をしようと思えばできるし、何もしなければ何となく流れていきます。
また、新人の頃は上手くいかないことも多く、辛い経験をすることもあると思います。
しかしその中で、いかに自分のやりたいこと・やれることを見つけていけるかが
大事になります。
技術でも接客でも何でもいいので、自分の中でやりがいを見つけることができれば、
それが原動力となり、自分の成長へとつながっていきます。
また、これは、理容師に関わらず言えることだと思うので、
理容を目指す求職者の方以外の、新人の方々もぜひ見つけていってください。
そして、自分の成長へとつなげていってほしいと思います。




