繊細すぎて不安が込みあがってどうしようもなくなった時

どうしていますか?

 

ゲームやお酒の力を借りて忘れようとする。

誰かとおしゃべりして気分転換する。

趣味に没頭する。

 

いろいろ回避する方法はあると思います。

 

それで、解消爆  笑!になればよいのですが、

 

不安が深刻に深く積もってしまった場合、

その回避方法では回避どころではなく依存してしまうこともあります。

 

ひとつ、こんな方法はどうでしょう?

 

 

 

◎まず、自分の繊細さを否定しないこと。

 

「そんなことで気にしていたら生きていけないよ!」

なんて誰かに言われたことがあるかもしれません。

 

人それぞれ個性があります。

 

敏感か鈍感かと比べれば、

確かにあなたは全体から見ると敏感で気にする傾向があるのかもしれません。

 

でも、それは個性、ひとつの気質です。

 

気にしすぎて悩んでしまう欠点があるかもしれませんが、

逆に見れば、感性が鋭いのです。

 

良い感動をすれば、

嬉しさを感じる心は人全体から見ると深く味わえる傾向があるのです。

 

「気にしていたら生きていけない」のは言った本人なのであって、

あなたはあなたなりの生き方を探れば良いのです。

 

 

 

◎現実とどうマッチさせる?

 

日常のいろいろな事で嫌な思いをして生きづらいと思う人にとって、

現実生活にどう自分の気質を適合させればよいのかということは、

大きな悩みになります。

 

重いこころを背負い嫌な経験を繰り返す劣等感をも背負うその本人の気持ちが、

現実とマッチさせるのを妨げてしまうからです。

 

まず、ご飯を食べましょう。

そして、時間を「味方」につけること。

丁度良い環境を見つけること。

 

 

 

◎あんた、ご飯は食べたかい?

 

アニメ好きな人は、このセリフ、ピンとくると思います。

細田守監督のアニメーション映画「サマーウォーズ」の登場人物、栄おばあちゃんのセリフです。

 

「サマーウォーズ」は人の繋がりをテーマに描かれている作品ですが、

ご飯を食べることの大切さも作品を通して伝わります。

 

身体とこころは繋がっています。

三食のご飯で水分と栄養を身体に取り込むことは、

身体の機能維持やエネルギー産生の他に、こころに気持ちを作ります。

 

いわば、生きる材料づくりになりますね。

 

 

食欲がなく食べられない人は、野菜スープを作って食べることから始めましょう。

赤ちゃんの離乳食でも野菜スープから食を始めることは多いです。

 

キャベツ、ニンジン、玉ねぎetc…好きな野菜をコンソメを落として煮れば簡単。

ソーセージやハムの加工肉を少し加えれば風味が増して食欲が湧きますよウインク

 

お腹に食べ物が入るようになれば、他のおかずも徐々に食べられるようになりますよ!

 

 

 

◎時間を「味方」につけること

 

「朝起きたら一杯の水を必ず飲む」でも良いです。

何か一つのことでも習慣をつくってみましょう。

 

徐々に「時間」で行動を決めて、自分の思考を変換するようにします。

18時になったら必ず食事の支度を始める。

23時になったらネットを見ない、等。

 

これは、繊細な気質の人の特徴であるDepth(考え方が複雑で深く考える)のバランスを取るためです。

 

どんな人でもそうですが、行き過ぎてしまうのは良くありません。

「過ぎて」しまうのは身体もこころも全体のバランスを崩してしまいます。

 

深く考える傾向を、時間で区切ることによって

自分の思考とは違う方向へ持っていくことでバランスがとれます。

 

学校や職場の場合は、

「8時には必ず家を出る」等と決めて実行することで、

思考を変換すると同時に、「動けた、出来た」という自信にもなります。

学校や職場はその為にあるとも言えるかもしれませんね。

 

そして、その繰り返しです。

時間を「味方」にする感覚で、時間と共に過ごしてみましょう。

 

 

 

◎合う環境を見つける

 

繊細な人にとって場の雰囲気は重要な要素だと思います。

学校や職場の入り始めは、できれば見学に行って雰囲気を確かめましょう。

 

どうしても、場所を替えられない場合は、

「時間を味方」にして時間通りに動く意識で

自分の意識をその場では変換するように心掛けてみてください。

 

帰宅してその場から離れると自分の好きな物で満たしてあげることは必要だと思います。

いわゆる気分転換、ストレス解消ですねニコニコ

その為に自分の好きな事も普段から観察してみましょう。

 

 

 

 

◎まとめ

 

繊細すぎて不安が込み上げてくる人にとって、

それをどうやって対処するかが課題になってきます。

 

「気を強く持ちなさい」と言われても

すぐに身につくものでもありません。

 

気持ちを否定をしないで、

「あぁ、今こんな気持ちでいるんだな。」と

まずは自分で受け止めてあげて下さい。

 

そして、ご飯はちゃんと食べて、

考えや不安の気持ちに呑まれないように

時間で動くことを意識しましょう。

 

その繰り返し、継続です。

継続ができるように、目標、なりたい自分を紙に書き出して

目にみえるところに貼っておくのも良いかもしれませんね。

 

 

あなたの気質は、あなただけの良い点でもあり悪い点でもあります。

 

自分で自覚してうまく扱い継続することで、

どんな時でも左右されない武器になるのだと私は思います。

 

場合によっては人よりも時間がかかることなのかもしれません。

 

「幸せは、苦しみがあるからより幸せを感じることができるのだ。」

と、聞きます。

 

今はそんなこと考える余裕はないかもしれません。

 

でも、その意味が分かる時がくればいいと思いますウインク