今回はあまり撮りに行ってない場所ということで、久しぶりに関東をメインに計画を立ててみました。

前日の仕事終わりにいつものように出発し、伊勢湾岸自動車道あたりで雨が降り出し新東名高速道路に入ってからは本降りの雨に。
一夜明けて、車中泊した東名高速道路海老名SAを出発する頃には少し雨脚は弱まったものの、本当に撮影できるのか不安を抱えながらアクアラインを通り千葉県へ。
アクアラインから圏央道に進み、木更津東ICから国道410号線に出て右折して久留里方面へ。木更津東ICに着く頃には雨は止んでました。
3.5kmほど進んだ先の末吉西三差路を左折。すぐに久留里線との立体交差があります。立体交差手前の交差点から側道に入った先が撮影地。



写真左手が下郡(シモゴオリ)駅、木更津(キサラヅ)駅方面。右手が小櫃(オビツ)駅、上総亀山(カズサカメヤマ)駅方面。
写ってる列車は06:01上総亀山駅始発、06:27小櫃駅発、普通列車の木更津駅行き。使用車両はキハ130系気動車。撮影時刻は06:28。後追い撮影です。

撮影した立体交差の側道は線路手前でUターンするように本道をオーバークロスし、反対車線に合流する構造。そのため車の通行量は少ないものの道幅は車1台分なので、撮影の際は車の通行の邪魔にならないように。
駐車場所は立体交差の東西にある側道との分離部分が広くなってるので、他の車の通行の邪魔にならない範囲で、どちらも各1台は駐車可能。
私は立体交差の東側の方がより安全に駐車できるように思えたので、東側に車を止めて、撮影場所まで立体交差の歩道部分を歩きました。


次の撮影地は、立体交差のすぐ東の三田交差点を右折し、久留里街道を進めば数分で第四久留里街道踏切があります。踏切の十数m手前に西に向かう未舗装の農道のような道があります。その道を進んだ先が撮影地。
が、これを書いてる現在(2024年6月16日)、Googleマップの航空写真モードには私が歩いた農道のような道が確認できたのですが、ストリートビューで見るとその位置にはたしかに道らしきものはあるものの、私の記憶にあるのとは異なり、どうも農道には見えない。
早朝、しかもいつ雨が降ってもおかしくない空模様だったために、印象が明るい時と異なるといえばそれまでだが。
その道以外の、撮った写真や周辺の店等から場所に間違いがないのはたしかなんですがね。



写真奥が小櫃駅、木更津駅方面。手前が俵田(タワラダ)駅、上総亀山駅方面。
写ってる列車は06:26木更津駅始発、07:05小櫃駅発、普通列車の上総亀山駅行き。使用車両はキハ130系気動車。撮影時刻は07:08。



同じ場所から俵田駅方面を撮影。
写ってる列車は06:56上総亀山駅始発、07:22俵田駅発、普通列車の木更津駅行き。使用車両はキハ130系気動車。撮影時刻は07:23。
標準レンズでのどかな里山風景が撮れる場所です。

撮影場所と第四久留里街道踏切の間の久留里行き車線に、路側帯が広くなった場所があったので、車はそこに止めました。
ただ、その場所は私は路側帯と判断して止めましたが、あらためてGoogleマップで見れば踏切寄りにあるラーメン屋の駐車場のような気もする場所。もしラーメン屋の駐車場でしたら、ごめんなさい。


このあとコンビニでパンとコーヒーで朝食を済ませて小湊鉄道へ。
国道410号線を北上。木更津東IC前を通過して国道409号線に入り東へ。小湊鐵道上総牛久(カズサウシク)駅近くの牛久三差路を左折、その先で踏切を渡り左折して国道297号線へ。そのまま道なりに走り、養老川を渡ってすぐの信号のない交差点を左折して養老川の堤防道路へ。その堤防道路が撮影地。



写真左手が光風台(コウフウダイ)駅、上総中野(カズサナカノ)駅方面。右手が上総山田(カズサヤマダ)駅、五井(ゴイ)駅方面。
写ってる列車ですが、実はこの時の小湊鉄道のダイヤをダウンロードしてなく詳細は不明ですが、撮影時刻を元にJTB時刻表2019年4月号を調べると、10:19上総牛久駅始発、普通列車の五井駅行きだと判明。使用車両はキハ200形気動車。撮影時刻は10:26。
このブログの小湊鉄道のダイヤについては、全てJTB時刻表2019年4月号に掲載してあるダイヤを参照して記載します。よって記載のない駅の時刻に関しては不明なため、掲載してる直前の駅の時刻を記載します。

養老川の堤防道路は小湊鉄道の写真に写ってる鉄橋手前で河原に下り、鉄橋をくぐります。河原に下りたとこが広くなって駐車可能です。
また、この堤防道路は車の通行量は多くないですが、ロードバイクはけっこう通ったので、撮影時には彼らの邪魔にならないよう、位置取りには注意が必要です。


Uターンして来た道をそのまま戻り牛久三差路を直進。信号のない四差路を右折して県道81号線を南下。消防署を過ぎて線路と並走するようになってすぐに信号のない交差点があり、その左側が次の撮影地の皿郷踏切。



写真奥が里見(サトミ)駅、五井駅方面。手前が飯給(イタブ)駅、上総中野駅方面。
写ってる列車は11:31上総中野駅始発、11:39養老渓谷(ヨウロウケイコク)駅発、普通列車の五井駅行き。
使用車両はキハ200形気動車。撮影時刻は11:55。後追い撮影です。
この列車の後に里見駅方面から来る列車が、この日の撮影のメインです。





2枚とも皿郷踏切から同じ向きで撮影。
写ってる列車は11:17上総牛久駅始発、11:59里見駅発、里山トロッコ1号養老渓谷駅行き。
牽引機はDB4形ディーゼル機関車。撮影時刻は12:00。

里山トロッコ号は2015年に運転開始。牽引機は蒸気機関車に見えますが、動力は蒸気機関ではなくディーゼルエンジン。本体は小湊鉄道五井機関区に保存されてる4号機関車を忠実に再現したそうです。ただし運転装置等は現代のハイテク装置満載です。
この外観は蒸気機関車、動力ディーゼルエンジンの機関車は、2001年に伊予鉄道が市内線で運転開始した、観光列車の「坊っちゃん列車」でも採用されてます。




ホテルで目が覚めて顔を洗う前に部屋の窓のカーテンを開けてビックリ。ホテルの向かいの家の屋根や山の木々に雪が積もってる!
雪が降るような天気予報でしたが、まさか本当に降って、しかも積もるとは。慌てて視線を下に向け道路を見たら、アスファルトが見えて一安心。道路に積もってれば撮り鉄どころか、自宅に帰れない可能性まで出てきますから(汗)。


この日は福山市の東の外れ、岡山県との県境付近で撮影スタートで、そこから東に向かい16時頃に、山陽自動車道もしくは瀬戸中央自動車道に入り帰宅する予定。
福山駅から岡山駅あたりまでは撮影地は幾つかあるものの、駐車スペースが近くにある撮影地はあまりないため、出たとこ勝負な感が否めません。要するに未確定要素満載の予定です。しかもそれに雪が加わるとは。

まずは撮影スタートの前に、ホテルから国道2号線に出る途中の道の駅で私の好きな広島菜の漬物購入、と思ったら売店に置いてない。この日開催してた産直市にもない。諦めきれずに徳島にも店舗のあるスーパーで購入。こんなことなら道の駅に寄らなきゃよかった(汗)。

しかし道の駅の駐車場でもスーパーの駐車場でも、福山のご当地ナンバーの車の多いこと。さすがはご当地ナンバーの登録率がダントツ全国1位なだけはあります。昨日、福山市に入ってからは走ってる車にも、とにかく福山のご当地ナンバーが目立ちました。
なにせ図柄がカープ坊や! そりゃ取得率も上がりますよね。広島県でそれは他の都道府県の陸運局にすれば反則な図柄ですね(笑)。しかしなんでカープ坊やの図柄が、広島ナンバーでなく福山ナンバーなんでしょうかね? (この記事を書いてる時には広島ナンバーにもカープ坊やが採用されるようになりましたが)


最初の撮影地は1年前の2月にも撮った山陽本線大門(ダイモン)駅の少し東にある、河口池下池沿いにある国道2号線の駐車帯。



写真左手が大門駅、福山駅方面。右手が笠岡(カサオカ)駅、岡山駅方面。
写ってる列車は01:55福岡貨物ターミナル駅始発、09:31広島貨物ターミナル駅発、高速貨物列車札幌貨物ターミナル駅行き2070列車。撮影時刻は11:16。牽引機はEF210型直流電気機関車。後追い撮影。
上述したようにこのあたりは近くに駐車スペースのある撮影地が少なく、しかも雪が路肩にところどころ積もってる状態では撮影地と駐車スペースが離れてると、カメラや三脚持っての移動は滑らないように歩くだけで一苦労。
そしてここは前回来た時より木々が成長し、構図が制限されてました。
撮り鉄に限らず屋外での撮影は、どうしても自然相手になるので、私有地、公有地に限らず所有者が手入れしてくれないと、こうなります。とはいえそれを要望するのはお門違いだし、ましてや土地の所有者の許可なく伐採するのは犯罪なので、けっして無断伐採はしないように!


このあとトイレ休憩で近くのコンビニに寄ったら、店内BGMの代わりにニュースが流れてて、瀬戸大橋が雪で通行止めだと。
買った100円コーヒーを持って車に戻り、コーヒーを飲みながらスマホで情報収集。
どうやら通行止めは、積雪で車が走れなくなる前段階の予防的措置の可能性が高いことまでは判明したものの、いつ解除になるかは不明。念のために淡路島ルートを確認すると、そちらは通行可能。
帰路が淡路島経由になる可能性を考えたら、早めに撮影を切り上げることにしました。


国道2号線に東に向かい、岡山市に入ってすぐの古新田交差点を左折、足守川を渡り伯備線との立体交差の手前にある久米交差点を右折、笹ヶ瀬川を渡る直前を左折して堤防道路を直進した先の踏切が次の撮影地にして、この日最後の撮影になります。



写真奥が北長瀬(キタナガセ)駅、岡山駅方面。手前が庭瀬(ニワセ)駅、倉敷駅方面。
写ってる列車は03:11東京貨物ターミナル駅始発、14:30岡山貨物ターミナル駅発、鹿児島貨物ターミナル駅行き1071列車。牽引機関車はEF210型直流電気機関車。撮影時刻は14:33。

ここの踏切は歩行者と二輪車専用で、しかも踏切直前まで普通車がすれ違えるだけの道幅なので、歩行者と二輪車の通行の邪魔にならない範囲での路上駐車は可能だし、三脚も同様に使用可能です。


このあとコンビニでトイレ休憩後、早島ICから瀬戸中央自動車道に入り帰宅。
が、瀬戸大橋を渡ってる時に雪が降り出し、坂出JCTを過ぎて高松自動車道に入ったら路面に薄く雪が積もってる。タイヤ痕だけ雪がない状態で府中湖SA手前からは50km/h規制に。もっとも雪道に慣れてない四国の車が大半だから、みんな40km/hのノロノロ運転。
四国でも雪に慣れてる山間部に帰るであろう車はスタッドレスタイヤやチェーンを装着してるので、たまにそういう車は追い越し車線をかなりなスピードで追い越して行きました。
雪は志度ICあたりでやんで速度規制も解除されましたが、おかげで普段より20分以上も時間がかかりました。




豪渓(ゴウケイ)駅近くで撮影してから国道180号線を新見(ニイミ)市方面に走り、高梁(タカハシ)市に入って市街地を抜けて新幡見橋を渡った先の右側に路肩の広くなったとこがあり、そこが次の撮影場所。
広くなった路肩には10台ぐらいの車は駐車できそうです。雪国でよく見るチェーン着脱場のようなものでしょうか? この日は雪は見てないけど、このあたりは国道沿いにこれだけのパーキングエリア的な路肩を作るような観光地、景勝地というわけでもないし。
なんにせよ私には好都合。そこに車を止めて線路際まで移動。



写真奥が木野山(キノヤマ)駅、米子(ヨナゴ)駅方面。手前が備中高梁(ビッチュウタカハシ)駅、岡山駅方面。
写ってる列車は13:04岡山駅始発、13:39備中高梁駅発、特急やくも13号出雲市駅行き。使用車両は381系直流電車。撮影時刻は13:44。後追い撮影です。
写真の左端に写り込んでる黒っぽい車が私の車です。


同じ場所で特急やくも16号を撮ってから国道180号線を新見市方面へ。木野山駅を過ぎて右カーブしながら高梁川を渡り、次の左カーブの先の信号丁字路を右折して再び高梁川を渡り、右に踏切のある丁字路を左折。道なりに進み備中川面(ビッチュウカワモ)駅を過ぎ、その先にある押野踏切が次の撮影地。




写真奥が方谷(ホウコク)駅、米子駅方面。手前が備中川面駅、岡山駅方面。
写ってる列車は12:34出雲市駅始発、14:38新見駅発、特急やくも18号岡山駅行き。使用車両は381系直流電車。撮影時刻は14:57。
押野踏切を渡ってすぐ左側の路肩に車1、2台なら駐車可能です。

蛇足ですが方谷駅の駅名の由来は、幕末の備中松山藩士で漢学者の山田方谷(ヤマダ ホウコク)から。駅近くに彼の居宅があったからだとかで、日本では珍しい人名由来の駅名です。
開業が昭和3年で、当時は人名を駅名にした前例がなくふさわしくないとする鉄道省と、地元の著名人を顕彰したいという地元でかなり揉めたそうです。


2月の伯備線で何が恐いかといったら、雪。なのでこのあたりで伯備線の撮影を終えて国道180号線をUターン。
総社市まで戻り、伯備線の踏切手前の溝口交差点を右折して国道486号線へ。高梁川を渡るまで国道486号線を走り、川辺橋西交差点を左折して堤防道路を走ればすぐに前方に井原(イバラ)鉄道井原線の高梁川橋梁が見えてきます。その高梁川橋梁をくぐった先に鋭角に右折できる三差路があるので、右折してすぐ右側の未舗装部分に駐車。その堤防道路が撮影場所。また三差路のすぐ先で河川敷にあるグラウンドに下りる道があり、そこで駐車と撮影も可能ですが、この時は前年夏(平成30年7月)の西日本豪雨を受けての緊急治水工事中で、グラウンドに下りる道はバリケードが設置されて、工事車両以外は進入禁止でした。





3枚とも写真左手が川辺宿(カワベジュク)駅、井原駅方面。写真右手が清音(キヨネ)駅、総社駅方面。
写ってる列車は16:08総社駅始発、16:18清音駅発、普通列車の神辺(カンナベ)駅行き。使用車両はIRT355形気動車。撮影時刻は16:20。

非電化の、しかも単行列車には不釣り合いな立派な下路トラス橋。しかもトラスを構成する鋼材の間隔が広く、下路トラス橋を「鋼材で車両が隠れる」と敬遠する撮り鉄さんも、ここなら撮影OKかも。もっともいかなる物であれ、車両が隠れるのはNGだという撮り鉄さんもいらっしゃいますが。
私は下路であれ上路であれトラス橋が好きなので、鉄橋との間に遮蔽物がなく、駐車スペースが近くに確保できる場合は撮りたいという衝動に駆られます(笑)。

ついでに言えばこの高梁川橋梁は、カーブしながら高梁川を渡るという、非常に珍しい鉄橋です。また橋梁に敷かれた線路は継ぎ目のないロングレールとなってます。

時間的にこれがこの日の最後の1枚。ホテルを予約してある福山市に向かいます。
先に少し触れましたが、この時は平成30年の西日本豪雨から半年余りのちで、福山市に向かう道中には豪雨災害による復旧工事中の区間がいくつかあり、そのたびに迂回してたので、思いのほか時間がかかりました。

この日の夕飯は福山市の鞆の浦で鯛飯を食べましたが、たしかに鯛の出汁の味はしたけど、鯛の身は入ってたのか、というような鯛飯。美味しかったのは棒々鶏のサラダだけ。なので特に書くようなことナシ。そしてその店はあり得ないような接客態度の悪い店でした。