Happy Trans Life

「ジェンダーレス」とは本来、

“ジェンダー(性別)がない”という意味。
 

そう考えると、

「ジェンダーレス制服」

「ジェンダーレストイレ」

 

という言葉は、少し違和感を感じます。
 

実際には

「性別に関係なく選べる制服」

「誰でも使えるトイレ」

 

という意味で使われていることが多いのに、

言葉が本来の意味からずれてしまっていると思います。
 

ただ、

たとえ誤った使い方であっても、

それが社会の中で定着していくこともあります。
 

 

言葉は生き物であり、時代とともに意味が変わるものです。
 

言葉の使い方もそうですが、

大切なのは、その言葉を通じて

 

「どんな社会をつくりたいのか」

 

を考えることだと思います。

性的マイノリティの人たちは、


シスジェンダーやヘテロセクシュアルの人たちに比べて、
自分のアイデンティティを探す時間が必要です。
 

その時間は

人によって短かったり、長かったり、

さまざまです。
 

そして、

家族との関係

学校

仕事

人間関係など...


たくさんの壁にぶつかることがあります。
 

ときには、

孤独を感じることもあります。
 

 

自分がどれだけ頑張っても、
どうにもできない課題があるのも事実です。


何をしたらうまくいくのかなんて、

誰にもわかりません。
 

 

生まれてきたことを恨んだり、
社会を憎んだり、

自分の存在を責めてしまうこともあるでしょう。
 

死ぬのは、たしかに簡単かもしれません。
それでも、どうかあきらめないでほしい。


あなたの人生は、あなたのものです。
 

 

孤独の中にいても、

あなたの存在は消えていません。
 

生きることに意味がある。
 

誰かにとって、あなたの存在はすでに希望です。

 

 

うまくいっている人を見ていると感じることがあります。


それは

「たくさん行動していている」

ということです。
 

動いている分、失敗も多いですが、
その失敗が次の成功につながっているのだと思います。
 

 

あの人にこんなことを伝えてあげよう、
この人にこれを教えてあげよう、
あの人とこの人をつないだら面白そうなど
 

いろんな人の顔が思い浮かぶのは

とても良いことです。
 

 

そんなふうに

誰かのことを考える時間が増えると、
不思議と前向きな気持ちになれます。


一方で、
自分のことばかり考えていると、

物事はうまく回りません。
 

 

自分の利益や立場だけを優先していては、

視野が狭くなってしまいます。
 

もちろん、
自分のことを考えるのが

悪いわけではありません。
 

 

ときには

自分の課題に向き合う時間も大切です。
 

 

でも、

それがひと段落したら、

 

少し周囲を見渡してみること。
 

 

誰かのことや、

 

社会のことに思いを巡らせてみること。
 

 

その一歩が、
思いがけない「うまくいく」につながるのかもしれません。

 

 

ウルフルズの「ガッツだぜ!!」って、

昔とても流行っていましたよね。
 

先日、

久しぶりに誰かが歌っているのを聞いて、

とても懐かしい気持ちになりました。
 

 

でも、

改めて歌詞を見返してみたら、かなり衝撃的でした。
 

「男は汗かいて、ベソかいて...」
 

「女はかわいく、厳しく...」
 

 

今見ると、ジェンダーバイアスが強すぎると感じました。
 

 

当時は深く考えずに聞いていましたが、

 

こうした曲に限らず

「男はこう」「女はこう」といった

固定的な役割意識を、無意識のうちに広めてきたのかもしれませんね。
 

 

音楽は人の心を動かす力があるからこそ、

時代の価値観も映し出します。
 

 

「ガッツだぜ!!」

って、どういう意味だったんでしょうか...

 


元気が出る曲だったはずなのに、

今は少しモヤモヤして、好きだった曲なのに落ち込んでしまいました。
 

 

でも同時に、

「気づけるようになった自分」がいることにも、新しい発見でした。
 

 

こうした社会の変化を学ぶ視点も興味深いです。

 

 

誰かの過去の発言や行動を引用して

「昔と言っていることが違う」

と指摘する場面を見聞きすることも多いです。
 

でも、

人は経験を重ねる中で、

考えや価値観が変わっていくものだと思います。

変わることは、決して悪いことではありません。


むしろ、

その変化を通じて、より深く理解できるようになることもあります。

一方で、

「どんな状況でも譲れない信念」を持ち続けることも大切です。


政治家であれば、

公約を守る責任があります。

 

けれど、

立場や権力の中で、思うように動けないこともあるのでしょう。

 

それでも、

 

政治に期待することをやめてしまっていいのでしょうか...


自分も、間違った発言をしてしまうことがあるかもしれません。
 

そのときは素直に認めて、アップデートしていきたい。
 

わからないことは、よく知ることから始めたい。



いろんな立場や環境にいる人の声を聞き、
マジョリティだけでなく、マイノリティの人にも耳を傾けていきたい。

 


考えや価値観が変わることもあると、

自分自身を受け入れ、相手の変化も受け入れていきたい。
 

 

批判ではなく、対話を大切にしながら。


そして、

 

希望だけは諦めずに持ち続けて生きられるように。