前の記事で書いた動物将棋の二つの必勝手順を実践譜で試してみようという記事です。
定石を覚えていれば重要な場面で迷わないよ、ということをここでは示します。
ついでに今さっき編み出した『後手「初手c3らいおん戦法」返し戦法』を発表する。
今回紹介するのはmixiコミュで見つけた初手c3らいおん戦法。
mixiのコミュニティーで早瀬男爵さんがpdfを無料で公開してくれています。
トライ勝ちを狙うというコンセプトは分かりやすく、読み物としても戦術書としてもおもしろいものでした。
基本的に一本道の手順で進むどうぶつしょうぎでは先手番と定石は相性がよさそうです。
ただ、先手が有利となったのは相手のミスのおかげではという気がしました。
でも最初の5手だけでも検討しておくとミスも減っていいかもしれませんね。
序盤の手順は
先手 後手
3c王 3b歩
3b角 2b角
4b王 3a歩
3c飛 同角
同王
(図1)c3らいおん戦法では次に後手の○2c飛車という悪手を前提に先手勝ちとしていましたが、
一つ前の記事を読んでくれた方なら
1. ぞうは横に打て,キリンは斜めに打て
ということで迷わず後手○2b飛車ですよね。図2
ちなみに後手2a飛車打は格言2「動き所の無い駒を作るな」に反するので不適。(●2c角○1c玉●2a角・・・図3「これを飛車で取ると1b飛車詰み」○4a歩成●2b歩で後手ダメ)
無理やり王手をかけないほうがいいという例ですね。
これに対して先手●2c角or2c角打は最悪で一つ前のエントリで書いた格言1のダメな例同様○1c玉以降
長手筋ですが先手駒損で潰れます(たぶん)。
ということでありえそうなのは先手●4b角、●4b王or4c王です。
●4b王or4c王はまた王が下がるのでc3らいおん戦法のコンセプトに外れるということで除外。(しかし、後で扱う)
●4b角はゾウを縦に並べる形なので一手手を掛ければゾウが横に並びぶ良い形です。隙あらば3aの歩を狙う鋭い一手。
対して後手は歩を守る○2a飛車直。歩を狙わているのでゾウの横並びもやむなし。隙あらば歩成りを見つつ攻める感じ。
4c角は4a歩成りがいやらしいので不適。何もしない4c王か先に仕掛ける2a角。
・2a角は同玉とされて歩成りを受けることができないので後手有利。
・3b飛車はただ取られかつトライを狙っても阻止される。後手負け。
・3b歩は1b飛車~4a歩成りで後手有利
何もしない4c王も3b飛車同王2c角から王が逃げるとと金を作られて後手有利。
仕方が無いのでいったん下がって図1から●4b王or4c王は○2a飛車直図、●3c角打(ゾウを横に)○3b飛車図(きりんを斜めに)●同玉○2b角●同角○2c角(後手○同飛車と取っちゃうと駒損するよ~)で先手角一枚駒損(図5)
ということで初手c3らいおん戦法では良い形とされている図1はむしろ後手良しの形だということが分かりました。(実はそうでもない?)
つまり、初手c3らいおん戦法を指してくる相手に『後手「初手c3らいおん戦法」返し戦法』で図1に持っていく戦法が有効であるという結論に至りました。
まあ、後手有利らしいので先手定石に穴があるのは当たり前で
王手ばっかり打ってくる対人戦では一種の嵌め手として機能する良い戦法だと思います。
初手c3らいおん戦法返し返し戦法を見つけた方は
コメントかトラックバックください。