このコロナ下。

事業運営は大変で、自主製品や下請け作業を中心とした作業所では、時給130円を維持できない事業所も出てきているそうで。

近隣とのニーズが上手くマッチングされていたりコミュニティが確率されていれば良いのだろうけれど、自主製品(食料など)は作っても売れない、おろし先が自粛であったり、客足が遠のいてしまう...と言ったケースが散見される。

下請けも同じで、自粛で受注数の削減や、製造元で完結させてしまう事で降ろせる仕事も減ってしまう...

事業収入の減少傾向が続き、回復が見えない現状が続いている。

もともと生活介護事業や就労支援B型では一般就労とは違い給金の低さが問題で、自分が携わってきた中でも如何にして利用者の工賃アップを図ろうかと言う課題があり、そんな中での今回のコロナ。今までの工賃を維持するのも難しく、改善の見通しがたたないところは少なくないと思う。

就労支援A型では県の定める最低限の給料は支払われるけれど、取り引き先からの受注量は減少傾向で、今の頼みの綱は施設外作業での病院清掃やビル清掃、ポスティングの作業等となっている。

今はなんとかなっているけれど、こちらについてもいつコロナの影響を受けるか、気が気ではない。


働いているケアスタッフなどの給与はもちろん維持されているけれど、利用者の工賃の維持は先行き不安。在職中はきょうされんを通して障害者の処遇改善などを含めた国会への請願署名を行い、私も直接議員周りをして集めた署名用紙を利用者らと一緒に渡しにいったりもした。

こんなご時世だからこそ、障害者への賃金面の補償など、あらためて見直されていく必要を感じてしまう。