焼きあがりのピンホールの対処方法は?
前回よく分からないまま記事を書いたのですが、
どこの誰が書いているのか?名前なしでした。
改めまして、はじめまして!美濃陶芸彩工房の岸本晃と申します。
日本最大の陶芸産地美濃で釉薬職人として30年以上の経験があります。
釉薬を使って出荷している時間よりも、釉薬の使い方のご質問にお答えしたり、作品制作の相談に乗っている時間の方が圧倒的に多いです。
そのため、釉薬活用陶芸アドバイザーという肩書を名乗っています。
昨日は大雨の中、長野県から作品制作の相談に来店された方がおられました。そこで出たお話をご紹介したいと思います。
この方はセミプロで釉薬を自作していて、その釉薬の焼きあがりが思わしくない…との事で、作品持参で相談に来られました。
御深井おふけの作品でしたが、所々にピンホールと呼ばれる小さな穴が出ていて困っている…との事でした。
これは天然木灰を使った釉薬にたまに見られる現象です。天然木灰は以前はすいひと呼ばれるアク抜きがきちんとされており、問題はありませんでした。しかし最近は、すいひが徹底されておらず、アクが残っているためそれがピンホールの原因になっています。
問題は解決方法です。問題の起こっている釉薬をよくかき混ぜて2日ほど放置します。すると、上部に水が釉薬と分離しますのでその水を捨てます。新たに水を入れて、同様の作業を三回から五回繰り返します。
こうすればアクが抜けてピンホールが出なくなります。とアドバイスしました。
この他にも3つほど質問が出ましたが、長くなりますのでまた次回に!