おじさんの備忘録

おじさんの備忘録

いろいろもの忘れをする年齢になってきたので、せっかく学んだことやつかんだコツなど、忘れたくないことを中心に書き留めていこうと思います。

映画を「観る」とか言う人嫌い
これは、最近、SNSで流れてきたコメントで、「映画好きな自分が好きそう」がその理由らしいが、まあ、結構な数の批判コメントがついていた。
私も、「小学校の時にそう教わったから使っているだけなんだけど」と思っていたところ、「『観』の訓読み『み(る)』は常用漢字では表外読みだから小学校で教えない」というコメントがあって自分の記憶とあまりに違うので調べたくなった。

常用漢字と当用漢字
まず、漢検準一級問題集の常用漢字一覧で確認してみたところ、確かに「観」の訓読み「み(る)」は表外読みとされていた。
当時の教科書や漢字ドリルを確認できればよいが、さすがに手元にない。
次に思い出したのは、私が小学生の頃は常用漢字という分類はなくて、当用漢字だったなぁということ。
当用漢字時代は「み(る)」の読み方も教わったのではないか。
そこで、AIの力を借りて文化庁のサイトから、「当用漢字改定音訓表」をダウンロードして確認してみた。
手書きの表をスキャンしたもので「観」を探すのに苦労したが(AIに探させたところ違う場所を示してきた)結局、当用漢字でも「観」の訓読みは「-」とされていた。

なぜ「観(み)る」と覚えているのか
小学校で初めて「観」を教わる際には、おそらく「観察」という熟語で覚えると思う。

教科書やドリルには「観」るという読み方は出ていなかったかもしれないが、先生が「見る」との違いを説明する中で「観る」の読み方や意味や使い方を教えていたのではないか。

よくよく記憶を辿ってみると、「観」の字の使い方でよく覚えられなかった経験を思い出した。
植物や映画など「よく注意してみるもの」は「観」を使うと教わったのに、植物は「観賞」するもので映画は「鑑賞」するもの。どちらも「観る」ものなのに、「映画観賞」ではなく「映画鑑賞」。このあたりがずっと混乱していた記憶がある。

だから、「観」の訓読みを強烈に覚えていて、「映画を見る」と書くと間違えているとさえ感じる原因ではないかと思った。

ちなみに、過去の学習指導要領に「観」の訓読みに関する記述はなかったか、AIに聞いてみたものの、そのような記述は見当たらないとのことだった。

観賞と鑑賞
AIによれば、芸術を味わう行為に「鑑賞」を使うので、映画だけでなく音楽も鑑賞するもの。植物は芸術ではないので観賞するものとのこと。