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少し前の話になるが蓮舫議員がスパコン開発に対し、「何故、1番でなければならないんですか?」と発言し物議をかもした。特筆すべき資源のない技術力のみが頼りの日本において、最先端技術を有する事は最優先課題であり、その土台となり得るスパコンの開発に国を挙げて取組むべしという論調は至極もっともだし、各研究分野における利益と波及効果は計り知れないものがあるというのも解る。


しかし、しかしだ。企業であれ公的研究機関であれ、最速大容量のコンピュータのもたらす演算結果を直接に有効活用し得る人々というのはほんの一握りであり、彼らが国という小さな単位に縛られる存在でないというのも周知の事実だ。国が国民の福利に回す費用を削って育てた優秀な人材やノウハウが個人の意志という権利によって或いは企業活動の自由という権利によって他国に根こそぎ持ち去られる可能性は常にあるわけで、それが数でしかカウントされない人々の幸せと直接リンクするものなのかという疑念は誰にも多少はあるはずで、蓮舫議員の問いかけに対し、仕分けられる側の応答の不明瞭さはその辺にあると思う。


別に自分は民主を支持する気も事業仕分けなるものの正当性を説く気もないが、国民の幸せとは誰にとっての幸せなのか、一番を盲信し神輿を担ぎあげる前に立ち止まってみるいいきっかけになったとは思う。

高度成長やバブルに浮かれ、失速した苦い経験を活かす意味において。

或いは、何者にもなれる頂点の人々と手の施しようのない位乖離してしまった既に親年齢に達してるゆとり教育世代との知的世界観を埋合せるためにも。



と大仰な前置きをしてみたが、その転換点だったと思える世にいう90年代の失われた10年とは一体何だったのか、つらつら考えながら、好きな音楽を中心に語っていこうと思う。