杉原さんの質問その4
西原です。
◆ コミュニティ構成員一人一人ではなく、他ならぬ地域通貨の運営主体に、
大衆性や非効率は必要不可欠か?
個々の地域通貨の規模、具体的目標、創生期か安定期かといった運営
形態で異なると思いますが、たとえ非効率を生み出す可能性があるとしても、
より大きな非効率を生み出さないために大衆性は必要でしょうね。
いわゆる箱モノ行政のように「作ったはいいが誰も使わなかった」といった
事態は、大衆に支持されなければ流通しない「通貨」にとっては致命的な
ことです。運営努力の方向性を間違わないためにも、少なくとも「大衆
なるもの」を熟知した、マジョリティーの感性や意見を取り込む能力――
平たく言えば「経営才覚」――は必要不可欠です。
Qに即して言えばわかりやすい例として、上述した会員申請書のFAX受付
廃止をめぐる議論が挙げられます。
西部さんはFAXの受付を廃止すると会員申請者数が減るのではないか
という懸念から、あのように不当なまでに抵抗して反対されたようですが、
私たち登記人はFAX受付を廃止しても会員申請者数は減らないだろう、
返って誤送信がなくなる分申請者にとっても安全で良いだろう
と考えていました。
そして実際、FAX受付を廃止しても会員申請者数は全く減らなかったのです。
むしろFAX受付を廃止したことで登記業務は非常にスムーズに効率的に
行えるようになりましたし、迅速にIDが発行できるようになったので
新規会員へのサービスも向上したわけです。
このような運営委員でなければ把握しづらいFAX受付廃止のような議論を
いちいちユーザーMLで尋ねたりアンケートで集計しているようでは
時間がかかりすぎて返って非効率的です。
大衆性を無視することができない「通貨」を扱うがゆえに、地域通貨
運営主体は大衆性をダイレクトに反映できる組織体制で大衆性を先取りし、
自らの判断で物事の決定をしていかなければならないでしょう。
もちろん、大衆性の直接的な導入にあたっては、アドバイザーとして
起用するなどの人員配置に工夫が必要となってくるでしょうが、その
前提として、地域通貨運営主体自体が万全な組織・経営基盤をもって
いることが重要です。
いずれにしても、「通貨」は流通しなければ存在価値がないわけで、
多分にポピュリズム的な要素を内包するものであり、大衆性を排除した
地域通貨などというものは、単なる小さな知的共同体、ないし趣味的
サークルにとどまる他なく、「共同体」であっても「通貨システム」では
ない、つまり経済ではないということです。
さらに付け加えると、地域通貨運営主体は運営を含めた「通貨システム」の
構築を図るとともに、自らの力で運営主体によせられる社会的信用を勝ち得る
べきであって、「通貨制度の確立」と「信用形成」を同時並行的――いや
むしろ「信用形成」を優先させて――行わなければならないと思います。
その意味でやはりNAMの一プロジェクトとして産声をあげた「Qの出自」の
問題は大きいと言えるのではないでしょうか。
◆ なお私は、(雑駁にいうと)地域通貨圏はただの資本主義経済である
という認識ですので、Qという運動に対する個々の姿勢の真摯さを問う
ているわけではありません。
地域通貨は資本主義経済の対抗ガンとして機能するわけですから
資本主義経済に限りなく近くなるような気はしますね。むしろ全く
異質なものであると威力を発揮できないのではないかと思います。
グローバル化している資本主義経済に対抗するには国境をたやすく
超え得るようなタフな地域通貨圏が生まれないことには効果は
期待できそうにないですね。
地域通貨はそれぞれのお国柄や国民性が色濃く反映されるようですし、
私自身は日本人のつくる地域通貨はせいぜい「村社会」以上「通貨制度」
未満でおわってしまうのではないかと思っています。
権利意識が強く個人主義を貫く欧米人の方が、徹底した契約社会に
生き、日々人種間の文化摩擦にさらされている分、狭いモラルに
縛られない風通しのよい強靭な地域通貨をつくることができるのでは
ないでしょうか。
そして、そのような堅牢で越境可能な地域通貨圏が創出されない限りは、
グローバル化した資本主義には到底対抗できないのではないかと
思いますね。
◆ 当時の運営委員各々の判断と行動の是非について総括しているだけです。
委員の誰もが神様ではなく人間なので失敗は避けられないし、数名の
人間が集まれば感情の行き違いやトラブルはつきものでしょう。
しかし、たとえ委員間に紛争が起こったとしても、それらを解決する組織論を
Qハイブがもちえたならば、あそこまで混迷せずにすぐに軌道修正できた
と思います。
Qハイブはやはり組織や経営基盤を強固にしてから運営を始めるべきでは
なかったのではないでしょうか。NAMのプロジェクト内にとどまり、NAM会員
による時限的試用を経た上で、漸進的に独立を歩んだならば悲劇は起こら
なかったように思います。
杉原さんの質問その3
西原です。
◆ 業務が想像を絶するほどの激務だったとしても、規定額を超える
追加の労働対価支払い要求が、なぜ「円」である必要があるのか?
登記業務はQハイブの生命線ともいうべき責任が重い業務にも関わらず、
Qハイブ内で最も人材確保が困難であるということは、すでに述べてきた
通りです。
Qが円と同様の強い通貨として実質的に生計を立てることが可能な通貨
であるならば、登記人の対価支払いは全額Qで全く問題はないでしょう。
しかし、現実的にはオフライン登記人は、その業務の性格上から
ボランタリーな活動から大きく逸脱した生活上の犠牲を強いることになり
ます。具体的には、私たち三名が行っていた当時の登記業務は団体
申請が多かったことや、過去の本人確認書類を洗い出し整理作業を
行っていたために拘束時間が長く、それぞれの本業に割くべき時間を
登記業務にあて、本来の円収入を減らしてまでも登記業務を優先
させてきました。
そして、繰り返しますが、私たち登記人は望んでこの業務を請け負った
わけではなく、常に複数の次期登記人を探していました。
当然ながら次期登記人には、私たちが登記人になった経緯のような
ドサクサ紛れでなく、業務内容を理解してもらい相応の円対価を明示
した上で業務を引き継いでもらいたいと考えていました。
また、現実問題としてQが発展途上にある通貨である以上、最も
Qハイブ内で人材確保が難しいオフライン登記人を複数名募るため
には、Qハイブ各業務における人員不均衡を実質的に使える「円」で
是正することによってしか、複数の登記人を募る手立てはないでしょう。
つまるところ、登記業務にはそれだけの人的コスト・経済的コストが
かかるということなのです。
もしも円の財源不足を理由に、Qハイブの登記業務に旧来型の左翼的
ストイシズムを強要したならば、一時的な解決策にはなりえても、多くの
社会運動が広がることなく挫折を余儀なくされたように――末期NAMが
会員数を減らし主要メンバーの固定化を免れ得なかったように――登記
業務の安定性や継続性に支障をきたし、会員の信頼を失うこととなって、
最終的には運営業務全体が不安定になって弱体化していくでしょう。
円の支出削減を考えるならば、Qパンフのように30万近く出費したにも
かかわらず大量に余って最後には廃棄処分となった事例にあるような
Qハイブ内の無駄遣いこそが見直され、支出削減対象とされるべきです。
登記業務における人的コスト・経済的コストの削減は、個人情報の安全な
保管を脅かすものであり、会員の信頼性を確保することが難しくなって、
その結果、必ず会員数を減らすことになります。逆に、登記業務の信頼性を
確保することこそが、Qハイブ全体の利益につながります。運営主体に
対する信頼がないところに会員間の信頼が形成されることはありません。
また、このようなQハイブで最も重要な業務ともいえる登記業務について、
Qハイブ内でまともに話し合われたことがないということ自体が、問題だと
思います。個人情報の取り扱いをQハイブの信頼性の指標とみる視点を
もつQハイブメンバーはどれほどいたでしょうか。
登記業務の重要性に対する理解は、Qハイブではほとんど議題に上ること
もない程度のものにすぎず、そもそも登記業務なるものがどこからどこまで
と範疇を明文化して規定されていたわけではありませんし、そのせいで
入金確認やパンフ送付まで行っているのであって、杉原さんのご質問に
ある「規定額」とか「追加」といった用語は、もともと私たちが行っていた
登記業務には馴染まない言葉なのです。
私たち三名は、登記業務の対価が「円Q混合」だということだけを知ら
されて、突然の前登記人の辞任後の業務を引き継いだまでで、事前に
「規定額」なるものを提示されたことはなく、したがって「追加」という
意識は全くありませんでした。
以下に、初代登記人に提示された対価案と私たち登記班に提示された
対価案の代表的なメールを引用しておきます。
【初代登記人の対価案】
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From: "nishibe"
To: q-project
Sent: Saturday, April 13, 2002 10:31 PM
Subject: [q-project 2516] Re: 【重要】全-討議-渡辺さんへの対価支払い 3
西部です。
渡辺さんは事務所の設置、登記人業務、その定型化などよく尽力してくれました。私
も一定の円の対価を支払えると約束しました。彼の窮状をこのまま見過ごすことはで
きなので、彼については迅速に円の対価の支払いをするべきです。
具体的にいくら支払うかについて私の方からたたき台を提案します。
実質彼が仕事をしていたのは引継期を含め3月半ばまでですが、これは基本報酬と同
じく5ヶ月と見ましょう。
彼が最後に登記業務を行ったのは、3/10の [q-project 1789]「I D 発行0309」で
す。
この時点の会員数は以下の情報によると、個人会員169人、団体会員3人です。
----------------------------------------
WINDS正式版 基本情報1会員データ
このメールは毎日午前6時に発送されます。
Sun Mar 10 06:05:39 2002
----------------------------------------
登録者総数
----------------------------------------
登録者総数 : 226
削除済件数 : 24
----------------------------------------
有効登録者内訳
----------------------------------------
登録申請中 : 54
個人会員 : 169
団体会員 : 3
まず、会員一人あたりの入会手数料の半分、個人会員一人に500円、団体会員一つに
1000円の報酬を彼に支払うとすると、84500+3000=87500円です。
事務所開設についての報酬を3万円と考えます。
南無庵での問い合わせその他の業務が週7、8時間(確か彼から前に報告がありまし
た)、とのことですから月30時間です。時給600円(これだけだと安いけどQの報酬
もある)として月18000円、5ヶ月分で9万円です。
これらの合計で20万7500円ですね。
取りあえず彼にいま20万円支払って、残高は現在行われている対価評価後に精算する
ということでどうでしょうか。
これについての意見をお願いしたいと思います。かなり急を要することのようなの
で、4/16まで時間を取り、それまでに異議がなければ会計部の宮地さんから支払って
いただくということにしましょう。
>みやじです。
>
>
>みなさんに、ご検討していただきたいことがあります。
>
>実は昨日のKQCで、西原さんに、渡辺さんのことについて相談を受けました。
>
>渡辺さんは現在、病状が悪化されておられます。そして失業保険も終わり、
>延長を申し込まれたそうですが、却下され、現在、かなり困窮されているそうで
す。
>かなり痩せられていると、西原さんもおっしゃっていました。渡辺さんの状況に
>ついての補足説明がありましたら、西原さん、よろしくお願いします。
>
>渡辺さんが、現在このような状況になられたのは、渡辺さんの見通しの甘さも
>あったとはいえ、彼が職を辞めるときに断固として止めなかったぼくをはじめ
>とする古株メンバーにも責任の一端はあると思っています。また、渡辺さんが、
>登記人の仕事につかれたとき、渡辺さんに「多くは出せないけれど小額
>(月額3~4万円)の円の支払いをおこなう」と約束していたのも事実です。
>しかし、その約束は、現在もまだなさ>れておりません。
>そこで、現在の渡辺さんの現在の状況をなんとか改善してもらうために、先の
>約束通り、渡辺さんに対して、業務対価として円の支払いをおこないたいと
>思います。このことについて、みなさんの、ご了解を得たいと思います。
>
>渡辺さんのみに、そのような円の支払いをおこなうのはおかしいではないか、
>というご意見をおもちになるかもしれません。そのことについては、去年尾
>11月の時点で、ぼくの見通しの甘さがあったことを認め、お詫びしたいと
>思います。ほんとうに、すいませんです。
>
>渡辺さんへの具体的な対価支払い案については、みなさんの「円支払い」を
>おこなうことについての了解をえられた時点で、提案させてもらいます。
>
>少しでも早く、渡辺さんの状況を改善してもらいたいと考えています。
>
>みなさん、できるだけ、迅速な意見表明をお願いいたします。
=========================================================
【登記班の対価案】
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From: "攝津正"
To: "Q対価評価ML"
Sent: Tuesday, September 24, 2002 10:42 PM
Subject: [q-task-evaluation 418] 確認と提案:登記人チームへの対価支払い1
攝津です。
全体MLで登記人チームへの対価支払いについて以下の討論がありました。
転送するには量が多いので、urlを示すに留めます。
ユーザ名:q-project、パスワード:********でログインして参照してください。
[q-project 4600]
http://www.q-project.org/ml/q-project/200209.month/4600.html
[q-project 4604]
http://www.q-project.org/ml/q-project/200209.month/4604.html
[q-project 4605]
http://www.q-project.org/ml/q-project/200209.month/4605.html
[q-project 4606]
http://www.q-project.org/ml/q-project/200209.month/4606.html
[q-project 4607]
http://www.q-project.org/ml/q-project/200209.month/4607.html
[q-project 4622]
http://www.q-project.org/ml/q-project/200209.month/4622.html
この案件については、対価評価MLで議論を継続したいと思います。本件について、私
が司会をさせていただこうと考えていますが、どなたであれ代わっていただけるので
あれば喜んで交替いたします。
次の提案をしますので、ご意見をお伺いできれば幸いです。
提案は4つです。1と2に関して、9月中に異論がない場合は決定とさせていただき
ければと思います。
--
◆1、次回の対価評価総体から先行して、登記人チームへの対価支払いについて討論
し・決定し・支払いを実行する。目標は遅くとも10/15までに支払い実行とする。
◆2、対価支払いにあたって、[q-project 4622]で木場さんが提示なさった試算を基
礎にする。
◆3、対価支払いにあたって、Q支払いについては考慮すべきことが多過ぎるので、
ペンディングとし、次回の対価評価時に「後払い」する。
◆4、次期登記人の杉原さん(及び後藤さん)とQ-hiveが対価の件で合意し・契約す
る必要がある。
--
◆1、次回の対価評価総体から先行して、登記人チームへの対価支払いについて討論
し・決定し・支払いを実行する。目標は遅くとも10/15までに支払い実行とする。
提案理由
・次回の対価評価を開始しなければならないが、当面、それに取り掛かれる状況では
ないこと
・登記人チームには重い負担があったこと
・「登記人交替」の機会に「登記業務の対価」について吟味せねばならないと思われ
ること
※ 登記人チームの対価評価もあくまで次回対価評価時に行うべきであり、先行支払
いは望ましくない、というご意見もあるかと思いますので、提案していただければ幸
いです。
◆2、対価支払いにあたって、[q-project 4622]で木場さんが提示なさった試算を基
礎にする。
(引用開始)----------
2002-03-18~2002-09-06の
登記会員数に基づく登記人の方への円支払い試算です。
・個人=151
・団体=11(うち事業型3、非事業型8)
・口座登録手数料の半額による、登記人支払い円
500円 * 151
+ 3000円 * 3
+ 1500円 * 8
= 75500円 + 9000円 + 12000円
= 96500円
(引用終了)----------
◆3、対価支払いにあたって、Q支払いについては考慮すべきことが多過ぎるので、
ペンディングとし、次回の対価評価時に「後払い」する。
木場さんの[q-project 4622]
http://www.q-project.org/ml/q-project/200209.month/4600.html
が参照している西部さんの[q-project 4455]
http://www.q-project.org/ml/q-project/200209.month/4455.html
では
> 報酬は出来高制,個人会員と団体会員とも円手数料の半分でどうでし
> ょうか。
とQ対価については言及がありません。
円手数料の半分というのは、
http://www.q-project.org/qmanual/reg.html#q1
を参照すると、「口座登録手数料」の半額という意味でしょうか。Q手数料は、「口
座管理手数料」のみで、「口座登録手数料」はありませんから、Q対価はなしという
ことなのでしょうか。
Q対価をどうするかということについても討論が必要です。しかし、現在にいたるま
でQ手数料入金は無く、それをどうするかについてもQ-hive内に合意が無い状態で
す。
収入がないのに対価支払いばかりを実行し続けるのもおかしなことです。
私はQ-hiveにはQ対価支払い能力がないのではと思っています。Q収入・財源確保に
ついても討論・決定されるべきですが、すぐに決着がつく件でもないので、この点に
ついては継続討議ということでいかがでしょうか。
◆4、次期登記人の杉原さん(及び後藤さん)とQ-hiveが対価の件で合意し・契約す
る必要がある。
杉原さんは[q-project 4455]の条件で登記人を引き受けられたのでしょうか。別の条
件を希望なさる場合は、それを明示していただき、討論する必要があると思います。
後藤さんが登記人立候補者への対価の前もっての提示を主張なさったのは尤もなこと
です。
==========================================================
上の2つのメールからわかるように登記業務の対価に規定額は設定されて
いませんし、私たちは登記業務を請け負うにあたって、通常の雇用形態に
みられるように、事前にこの業務の規定額を教えてもらったわけではなく、
もちろん労働契約なるものを交わしていたわけではありません。
このような登記業務に象徴されるQハイブの場当たり的運営の問題性は、
次の湯本さんのメールにあるように、Qハイブが運営を始める前から
指摘されていたことでした。
==========================================================
From: "yumoto"
To: Q-project
Sent: Friday, July 27, 2001 12:28 PM
Subject: Re: [Q-project] 全般- セキュリティ- 17
こんにちは、湯本です。
穂積さんに頼みたいのは、わたしがセキュリティについて考えたり、ほ
かの方々と議論しようとすることに、不満を持たないでほしい、という
ことです。
だれがコーディングするんだ、そのコストはだれが払うんだ、というよ
うなことは、またべつに考えましょう。開発費用の調達というテーマの
議論を、そのうち再開したらいいです。そのうち、なんて言ってないで、
セキュリティのことよりも先にしてほしい、ということですか。そうい
うことなら、すぐに議論を再開してもいいです。
> わたしは無償で全責任を負わなければならない、完全なプログラム
> を書く自信などありません。これをやるならば、きちんとした対価
> を払って、きちんと商売としてシステムの開発をやっているひとに
> 依頼すべきだと思います。
>
> それがQプロジェクトの方針ならば、ぼくはいつでも下ります。こ
> の問題の解決がきちんとつくまでは、ぼくはWindsの開発を停止し
> ます。
ここで、「この問題の解決がきちんとつくまでは」といっている、問題
というのが、だれがコーディングするのだ、そのコストはだれが払うの
だ、ということなら、ほづみさんがわたしを攻撃するのは、お門違いで
す。
このプロジェクトのシステム開発がうまくいくことをのぞむのは、二人
とも同じでしょう。カネの問題、ヒトの問題、それをどのように解決し
ていくか、そこにターゲットを絞るべきです。わたしを攻撃してすむ問
題ではないのです。
この問題を、ある個人に対する不満にもとづくものだ、というような理
解があるとすれば、それは、問題をきちんと見ることのできない、ダメ
な理解です。
問題解決に向かう議論を、きちんとやりましょう。
それでは、また。 yumoto hirokazu
==========================================================
しかし、Qハイブは常に運営上の問題を直視せず、問題のすり替えでしか
ない個人攻撃を放任してきたのです。
Qハイブのメンバーの誰が、どのような理由で辞めていったのか、その
変遷をみるとき、Qハイブが何を妥協し、何を捨て、何を優先してきたか
明確に知ることができるでしょう。
Qハイブにあるのは、あからさまな開発重視/運営軽視なのです。
なるほど、ネット上で決済が行えることはQの特性ではありましょう。
しかし、ネット決済はLETSの必要要件ではなく、あくまでも副次的な
要素にすぎません。
LETSの本来の姿、会員間の信頼に基づく通貨システムを考えたとき、
はたしてパソコンで行うwinds_qのネット決済がどれほど重要で意味を
持つものなのか、私には正直疑問です。地理的に離れた会員同士の
物品の売買は、円の送料がかかるので活発に行われることはないで
しょう。逆に、同じ地域圏の会員同士が対面で物品の売買を行うときは
winds_qのパソコン画面で決済するよりも記帳した方がスピーディーなの
です。通貨は、本来、持ち運びに便利なものでなければ使用に耐え
られないものだと思います。カードや携帯電話で行える決済でなければ
普及することはまずないでしょう。
それとも、Qが目指すところの「グローカル」とは、「グローバル」と
「ローカル」の両方を否定することだったのでしょうか。
結局のところ、QハイブはQの特性であるwinds_qの開発を重視する
あまり、運営するにあたって必要な組織論や経営論を蔑ろにして、
甘い認識のまま運営を拙速に始めてしまったということになるのでは
ないでしょうか。
杉原さんの質問その2
西原です。
◆ 所属部所の配置転換を求めるのではなく、管理運営委員それ自体を
辞める者にQの運営方針を決定する権限があるか?
次のメールにあるように辞任直前まで投票権を有していたようなので
権限はあると考えるのが妥当のようですね。
==========================================================
From: "nishibe"
To: q-project
Sent: Saturday, October 26, 2002 9:40 PM
Subject: [q-project 5464] Re: 全-投票を設定しました3
西部です。
攝津さん,どうも。
At 7:12 PM +0900 02.10.26, 攝津正 wrote:
>攝津です。
>
>> 2)休職者は投票権なしという議論だったと思いますが,これは現内規に記載
>> されていませんね。この理解でいいですか。また,退職者は投票権なしでとし
て,
>> 退職願提出中のメンバーについてはどうするか。Qハイブを続ける意志が
>> ない人には,今後のQの意思決定に影響を与える議決権を与えなくてもいい
>> のではないか。とすると,茨木さん,西原さん,中島さんが除外されることに
>> なります。こうするなら,選挙権者は総勢23名です。これでもう一度再設定した
>> 方がいいのではないかと思いますが,どうですか。
>
>西部さんがペンディングなさった休職者についての内規では休職者には投票権
>や発言権がないとなっていますから、それに拠りました。
事態が落ち着くまで,内規案は人事案件などとともに一時ペンデングしましたが,
すでに解除したはずです。とにかく今回はこの理解でいいですね。
>茨木さん、西原さん、中島さんについては、退職日を明確にする必要がある
>と思います。退職するまでは権利があると考えられるのではないかと思いますが、
>いかがですか。
規約や内規に規定がないので,今回は退職希望者にも選挙権ありということにしまし
ょう。これでいいかは審査部で検討していただくということにします。
中島さんからは24日に退職届が提出されましたので,退職日は一ヶ月後となります。
引継もよろしくお願いします。
茨木さんの西原さんの退職届は一旦ペンデングされました。再度,希望退職日をお伝
え願いますか。この場ででも結構です。
==========================================================
結局、このメールに応える形で棄権を表明しましたが、たとえ運営方針を決める
権限がなかったとしても、社会的・道義上の責任があります。
具体的には、
1、Qハイブに問題を指摘する責任
2、元センターNAM事務局員としてQ義務化(本人確認書類提出の
義務付け)に
加担した責任
3、次期登記人に対する責任
があります。
1、Qハイブに問題を指摘する責任
私は前任の渡辺さんから登記業務を引き継いだ時からQハイブの多くの
問題――NAM的理念からの乖離・組織形態の脆弱性・経営戦略の欠如・
代表メンバーの欺瞞性etc.――を知る立場にありました。最古参のQハイブ
メンバーである彼からMLでは語りえない多くの事柄を直接聞いていた
からです。
攝津さんの先の投稿「資料NAM-Q特別委員会」で垣間見られるように
渡辺さんの問題は非常に深刻なものがあって、本来彼が辞任した時点で
Qハイブ内の重要な問題として討議すべきだったと思いますが、渡辺さん
ご自身は「静かに去っていきたい」という考えをお持ちでした。そして
私は彼から「僕の固有名をメールに出さないで」と頼まれていました。
しかし、いつかは問題を指摘しなければいけない局面が必ずや訪れると
思っていましたし、次のQハイブのメールにもあるように西部さんも
そのように望んでおられたはずです。
==========================================================
From: "nishibe"
To: q-project
Sent: Tuesday, February 12, 2002 10:05 AM
Subject: [q-project 1481] Re: 渡辺さんへ
西部です。
まず初めに誤解を生まないようにいっておきたいことがあります。「全-討議-渡辺
さん」というスレッド名を付けたので、もしかしたら誤解が生じるかもしれないと思
ったからです。私は、わたなべさんの辞意表明そのものを問題とするためにこのスレ
ッドをたてたのではありません。渡辺さんは、辞める理由を「私的な事情」だとおっ
しゃっていました。しかし、もしかしたらQ管理運営委員会のあり方や方針に疑問を
もっておられるのではないか、それが辞める理由に関連しているのではないかと推測
したので、ここで話題にしました。もしそうならば、ここでそれを説明していただ
き、Q管理運営委員会のメンバー全員がそういう問題を共有して、オープンに話し合
った方が生産的ではないかと考えたからです。そうして問題が解決されるなら、渡辺
さんが辞めなくてもいいのではないかと思うからです。私はRAMカタログに参加して
いないので、そこで渡辺さんがどういう意見を述べられたのか知りません。他にもそ
ういう人はたくさんいます。いずれにせよ、他のMLでの発言を前提することはできま
せんので、まず理由について説明していただけないかとお願いしたのです。
前にexitとvoiceについて述べたことがあります。レストランでおいしくない食事を
出されたらもう二度とそこへは行かないというのがexitです。株主が投資している会
社の経営方針に疑問を感じて株を売るとか、消費者が商品を批判する意味で「買わな
い」と決断するボイコット(あとでいうvoiceが含まれることがありますが)も同じ
です。他方、レストランでおいしくないものを出されたら、こうした方がいいなどと
意見を言うというのがvoiceです。これは単に文句を言う、非難するというのとは違
うはずです。株主が経営に参加して意見を言うとか、消費者がメーカーに意見を出す
というのもそうです。これは、単に相手を非難したり、文句を言うというのとは違い
ます。意見から学ぶことができれば、次回は食事はもっとおいしいものになる可能性
がある、だからこれは建設的なコミットメントだと思います。もちろん、voiceが常
によくてexitがよくないというものでもありません。voiceにはコストがかかる。相
手が意見を建設的に聞いてくれないこともあるし、そうなるとかえって相互の感情を
害したり、相互に相手を否定してしまうことにもなりかねないからです。しかし、Q
を一緒に作り上げてきたのだから、メンバーはお互いに相手を信頼してやってきてい
るはずです。だから、できたらvoiceを聞かせてほしいと思ったのです。
―――――以下省略――――――――
==========================================================
私が登記人の複数性にこだわったのは、第一に個人情報の安全な保管
のためであり、第二に登記人の精神衛生の保全のためでありましたが、
第三にはともすれば小さくて無視されがちな、それでいてQハイブの問題が
集中する、登記現場の声を来るべき時に届けるためでもありました。
私たち登記人がオフライン会議開催を強く要求したのは、更新手続きに
関する協議の必要性からだけでなく、西部さんの留学を目前ににわかに
持ち上がってきた一人専従制に対する深い憂慮からでした。
登記業務が人的コストがかかるからといって、その打開策として一人
専従制を採択した場合、Qハイブは非常に高いリスクを負うことになり
ます。一人の専従者が病気で倒れたらたちまち業務停止に追い込まれ
ますし、極端な例を挙げれば、一人の専従者が本人確認書類を担保に
Qハイブを脅すことだって可能になるわけで、特にQハイブのような
責任主体を問えないフラットな組織体制を継続したままで一人専従制を
採択した場合は、実働している一人の専従者に運営の負担が集中し、
Qハイブと意見が対立することはおおいに考えられ、専従者が精神的に
追い詰められてそのような行動に走らないとは限らないでしょう。
よく新聞やテレビで取り上げられる経理上の横領事件は、一人の人間に
会計を任せっぱなしにしたことから起こっているのであって、「あの人に
かぎってそんなことはしない」といった安易な考えに基づき、組織が
一個人に依存した結果発生しているのであって、性善説によってたつ
組織体制ほど脆弱なものはありません。
会計上の不正行為は監査を行うことで抑止できますが、個人情報の
取り扱いは、取り扱っている作業過程そのものに情報漏洩防止策を
講じないと、不正な取り扱いを抑止できません。
つまり、個人情報の取り扱いは、一人の個人によってではなく、互いを
監視しうる複数の人間で、公的条件下においてのみ取り扱いを
可能とする組織体制で行わなければ安全性は確保できず、それだけ
人的コストがかかるものなのです。
そして、そのような組織体制がのぞめない脆弱な組織であるならば、
本来、本人確認書類など取り扱ってはならないのです。生年月日を
含む個人情報をもっていれば、他人になりすましてマチ金でお金を
借りるぐらいの犯罪はすぐに成立させることができるので、これほど
危険なことはないのですから。
以上の理由から私たち登記人は一人専従制に反対でした。
宮地さんが専従者に立候補されたその意欲は買いますが、彼の
それまでの入金確認や会計報告の業務態度を見ると、彼の専従者
としての適性に不安を感じずにはいられませんでした。
さらに、登記人が把握していた事実として、宮地・穂積氏の両氏は
本人確認書類が未提出のままIDが発行されていて(念のため記して
おくと、西部さんは本人確認書類を提出されています。宮地・穂積氏
両氏の本人確認書類は、杉原さんの登記人時代に提出されています)、
悪意のあるなしにかかわらず、両氏の公私混同ぶりを目の当たりに
すると、はたして専従制を導入してQハイブの公正さや自律性は
保たれるのか疑念を抱かざるを得ませんでした。
そして、このような疑念の表明を私たち登記人はMLで行うと角が
立ってしまうのではないかと憚られたのです。宮地・穂積氏の両氏には
対面でやんわりと諭したほうが受け入れられやすいのではないかと
考えていましたが、オフライン会議そのものが代表メンバーには
受け入れ難かったようです。
しかし、登記人がさらされている現実とMLで支配的な認識との乖離を
埋め、各メンバー間にバラつきのあるモチベーションに依存した
フラットな組織から責任主体を問える組織に改変しないかぎり、当時
確実に会員数を増やしていたQハイブが、個人情報の安全な保管に
対して責任をもちうる運営組織たりえないこと、またそれまで続いて
いた場当たり的運営さえも早晩破綻することが明白だったために、
登記人三名の辞任と引き換えにオフライン会議の開催を強く主張
しました。
もちろん、初代登記人の渡辺さんがそうされたように、私たちも何も
言わずQハイブを去った方が精神的にも疲労することなく楽でしたが、
現状を容認したままではQハイブの運営が改善されることはあり得
ないばかりでなく、個人情報の安全な保管が揺らぎかねない状況を
見過ごして辞任するのは会員に対して無責任だと判断したため、
Qハイブに問題を指摘するべく、意を決して、オフライン会議の開催を
要求したのでした。
2、元NAMセンター事務局員としてQ義務化(本人確認書類提出の
義務付け)に加担した責任
NAMのQ義務化にあたっては、当時NAMセンター事務局員であった私は
杉原さんを含めてQ義務化を推進していたわけですが、Q義務化の決定後も
「Qディスカッション」MLではプライバシー問題をめぐって本人確認書類の
提出に異論を唱えるNAM会員が多く、議論は紛糾しました。
私がNAM事務局員時代を振り返る時、最も後悔しているのがQの義務化に
加担したことです。私はQの義務付けには例外規定をもうけた義務化を
推進してましたが、一律義務化に対して強く反対しませんでした。もっと強い
態度で一律義務化に反対していれば、多くのNAM会員を巻き込まずに
済んだのにと悔やまれてなりません。
当時NAM内で紛糾していた議論の様子が簡潔にまとまっているので、
次のメールを引用しておきます。
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To: q-discussion
Sent: Friday, November 23, 2001 10:45 AM
Subject: [q-discussion:0112] Re: 討議-本人確認の相違、NAMとQ-22
初めて発言します。私がNAMに参加したのは、もちろん、地域通貨を使って、自分の
能力を直接「売れる」かもしれない、という可能性に賭けたからです。それを前提
に、今回のプライバシーにかかわる議論について5点ほど意見を述べます。
1.まず、松本竜也さんの意見に反対している方のほとんど全てが、センター評議会
の方とQ運営委員会の方(元、オブサーバー含め)だという点に、不快感を感じま
す。松本さんのプライバシー保護の提案を、運営委員の方々がやっきになって捻りつ
ぶそう(あるいは、なだめすかそうと)としている、という印象を受けます。実際、
委員の皆さんのご意見の中に、松本さんの問題提起に真っ正面から答えておられる
メールは一通もありません。
2.センター評議会ならびに運営委員の方々の多くが、「Qか、プライバシーか」の
二者択一を迫られているようですが、私としてはやはり原則的には、「国家に寄りか
かるQ(国が保証する身分証明を提示したものだけがQを使えるシステム)か、あるい
は国家を前提としないQか」のアルテルナティヴだと考えます。
3.松本さんの意見は、一般会員が抱く当然の不安を反映していると思います。私自
身、プライバシーの権利を主張するとともに、身分証明書提出義務化には不安を感じ
ます。働いて一人暮らしをしている女性の一人として、私はたぶん、センターの方々
よりも少し臆病で、危機管理意識が強いのかもしれませんが、「身分証明書提出が義
務化されたから出せ」と言われて、はいそうですかと、提出するつもりはありませ
ん。私同様に感じているNAM会員は多いと思います。これは、Qへの入り口をむしろ
狭くするものではないでしょうか。
4.「身分証明書をセンターに提示できないとは、センターを信頼していないの
かぁ!」という主旨の脅しともとれる意見がありましたが、何だか、飲み屋で「俺の
ことが信頼できないのかぁ!」とクダをまく私の上司のような台詞。このような発言
からも、センターの方が、Q義務化(ならびに身分証明書提出義務化)をごり押しし
ようとされているのが明白に見受けられ、不信感を覚えます。ご意見の中には、「プ
ライバシーの権利を主張するのは、平和ボケした日本の島国根性の顕れだ!」との主
旨の、正気を疑う主張まであったことを思えば、いっそう不安は募ります。この種の
非論理的な意見を出してまで、プライバシーについての問題提起を強引に抹消しよう
とする態度には正直、驚きあきれています。こういう態度を「スターリン主義」的と
いうのでしょうか?
5.この問題(一律義務化)についてNAM全会員の匿名によるアンケートを実施する
べきだと思います。松本さんVSセンター評議会・Q運営委員会の方々が睨み合う図式
では、他の会員の声が聞こえてきません。あるいは少なくとも、身分証明書提出に不
安を抱いている私のような人間を納得させるようなご提案をお聞かせください(証明
書が漏出・悪用されない「具体的な」保証等々)。
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このようにMLではめったに発言しないNAM会員でさえ不安になって発言
せざるを得ない状況を生み出すほどに、本人確認書類の提出はプライバシー
に関わる非常にデリケートな問題であり、NAM内で根強い反発があった
という事実を、NAM会員であるQハイブメンバーは決してたやすく忘却して
はならないと思います。
実際、私自身Q市・休茶会に参加したNAM会員から「本人確認書類の
提出には非常に抵抗感があるけれども、自分は実践らしい実践を
行っていないのでQ会員になることでその役目を果たしたい」といった
声を聞いたり、同様の内容の手紙(本人確認書類の郵便物といっしょに
同封されていることがよくあった)を受け取ることが実に多く、そのたびに
個人情報を取り扱っている責任の重さを痛感させられたものです。
登記業務が他のQハイブ業務と決定的に異なるのは、この本人確認書類を
取り扱っている点で、NAMやQに対する責任だけにとどまらず、個人情報の
保護および安全な管理という社会的な責任をも負うということに他なりません。
そして、そのような社会的責任が伴なうからこそ、登記人三名がQハイブの
方針との意見の違いから辞任を表明しても、「自分たちはもう辞めるの
だから、これから先は本人確認書類の取り扱いがどうなってもいい」という
ことにはならないのです。
特に、当時のQハイブは登記業務が不安定化(登記人が杉原さんしか
募れなかったことは十分に危機的状況だと思います)することが予見
できる状況にあったわけですから、私たち登記人は近未来の登記業務に
対してあたう限りの安定性を確保した上で辞めるよう努めなければ
ならなかったのです。
それが登記人に課せられた社会的責任であり、とりわけNAMのQ義務化
をすすめてきた者の責務です。
もっとも、Qが個人情報を扱っている一般企業のように、自らの長年の
実績と信頼により本人確認書類の取り扱いを一般市民に支持され
社会的に容認されているのであれば全く問題はありません。
しかし、当時のQによせられた信頼とは、実質的にNAMによせられた
信頼であり、NAMが総体で推進することでいわば「底上げ」されていた
のであって、決してQが独力で得た信頼ではありません。
その意味でNAM・Q問題を語る上で「Qの出自」をめぐる問題は非常に
大きいと思います。
3、次期登記人に対する責任
私たちが登記人を辞める際に苦慮したのが、本人確認書類の保管の
安全性と次期登記人の業務負担軽減でした。
そもそも私たちは望んで登記人になったわけではないので、できるだけ
早く代わりの登記人が現れてほしいというのが本音でしたが、Qハイブの
組織体質が何も改善されないまま、次の登記人にしわ寄せがいくという
構造を放置したまま辞めるのは大変心苦しく、次の登記人になる人には
できるだけ負担を軽くして引き継いでもらいたいと考えていました。
試行錯誤しながら書類整理などの業務のスリム化に努めてきたのも
そのためです。
また、私たちの当初の予定は、着手するまで作業ボリュームが読めない
更新処理のスキームを確立した上で、次期登記人に業務を引き継いで
もらって辞めるつもりでいました。更新処理には登記・開発・会計各部の
協力による緊密な連携プレーが不可欠であり、その問題を前向きに
検討するためQハイブの運営改善を求めて、オフライン会議の開催を
主張したわけですが、門前払いだったためにその過程で私たちは
辞めざるをえない状況に追い込まれました。
その限られた条件の中で、私たちが次の登記人のためにできたことは
三人の辞任時期をずらして次期登記人との引継ぎに余裕をもたせること
(特に後藤さんはQハイブには愛想を尽かしていても、歴代の登記人が
犠牲となっていくのは耐え難く感じていられたので、杉原さんの補佐という
形で彼なりにギリギリまでQハイブで在職されていたと思います)と、
円対価額を明確に示した上で登記業務の内容に納得して杉原さんと
いっしょに登記作業を行える人を探すことでした。
結局、その過程でNAMとQとの対立が表面化し、Qハイブは更新処理
どころか退会処理を先に行わなければならない状況になってしまった
わけですが、逆に表面化したことで、これから先のQハイブの本人
確認書類の保管に不安を感じる会員は、書類の返却を請求して退会
することができたので、元登記人の立場としては、皮肉なことに、
むしろ責任感から解放されてようやく安堵できたのでした。
杉原さんの質問その1
西原です。
◆ 登記人(班)は弱者か? 登記業務は単なる苦痛か?
当時のQハイブの組織形態であった責任主体を問えないフラットな組織下に
おいては、登記現場の裁量権がない点で決定的に弱者です。
ただし、「粗暴な」西原が交じっているので弱者に見えないことはあるかも
しれません(笑)。また、複数で業務を行っているので愚痴をこぼしても
笑い飛ばせることができたので精神衛生は概ね良好でしたし、そのように
努めていました。加えて南無庵に集うNAM会員やQ会員、間接的には
手紙や電話で応援してくれたQ会員らに励まされ、精神的に支えられていた
ことも事実ですし、今も彼・彼女らにはとても感謝しています。
オフライン登記班が弱者にならざるをえない要因に次の3つが挙げられます。
1、登記人の人材確保が困難であること
2、本人確認書類の保管
3、他業務およびシャドウワークの遂行
1、登記人の人材確保が困難であること
当時のQハイブ内の業務の中でオフライン登記業務が、最も人材確保が
困難な部署でした。まず、南無庵に通える者でなければならないので、
自ずと人材が限られてしまいます。
通常Qハイブのメンバーは、自発的にQハイブに参加し、自らの自由意志で
所属部署を選択して業務を行うわけですが、私たちオフライン登記人は
自発的にQハイブに参加したわけではありません。
私たちの最大の参加目的は、目の前にSOSを発信して困っている人
(初代登記人の渡辺さん)がいたために、その人を助けるための、
早い話が「人助け」なのです。
もちろん、私たちはNAM会員であり、LETSの重要性は十二分に理解して
いましたから、できるだけQを応援したいという意志はもっていましたが、
茨木さんも私もNAMセンター事務局労働の続きで登記業務を行うことは
負担が重く、正直なところやりたくはありませんでした。
しかし、Qハイブが登記人を募れないことにはせっかく順調に滑り出した
Qハイブの運営が早くも数ヶ月で暗礁に乗り上げてしまうことになりますし、
特に私はそれまでNAM事務局時代に何かとPCの操作でお世話になって
いた渡辺さんを登記業務から解放させてあげたい、という思いが強かった
ので登記人の業務を請け負ったのでした。
そして、みなさんご存知ないでしょうが、初代登記人の渡辺さんさえも、
登記人をやりたくてされたわけではないのです。
彼はQが自分が目指していたLETSと異なるものになってしまったので、
winds_qが実働する前に、実はQハイブを辞めたがっていたのです。
私はその時彼から直接話を伺っていたので、悩んでられたことを
鮮明に憶えています。
しかし、登記業務を行う者がいないことには、Qハイブの運営は
成り立ちませんから、彼は自分の意に反する形で、いわばQハイブ
のために一肌脱いで登記人を買って出たのでした。
こういったメンバー個人の心の葛藤は、オープンなMLでは決して窺い
しれないデリケートな本音であろうかと思います。
いずれにしても、当時のオフライン登記業務は誰一人として自発的に
行われた業務ではなく、南無庵に通わなくてはならないことから、確実に
そのために予定を空ける必要があり、Qハイブの他業務とは異なって
自分の生活のあいている時間を見つけて行えるようなボランタリーな
活動ではないために、人材確保が極めて困難な業務であるということです。
2、本人確認書類の保管
登記業務の特殊性の最たるものが本人確認書類の保管です。個人
情報の取り扱いは、一般的な事務処理とは異なり、効率性よりも
安全性・正確性が要求されるものであり、作業ミスが取り返しの
つかないQハイブ全体の信頼性を損ねかねないために、登記人に
緊張感を強いるものです。
個人情報の取り扱いに対しては、登記人を除いてはQハイブ内での
意識が全般的に低かったように思いますが、次のメールにあるように
西部さんも本人確認書類の保管は、社会問題化する恐れがあると
言及されていますね。
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From: "nishibe"
To: q-project
Sent: Tuesday, October 01, 2002 6:13 AM
Subject: [q-project 5060] Re: 全 【西部さん他特に法律アドバイザーの方々へ】
本人確認書類保有のリスクについて
西部です。
中島さんからご指名なので簡単にお答えします。
At 1:34 PM +0900 02.9.28, Nakajima Hideki wrote:
>なかじまです。
>
>今回お尋ねしたいのは、上記のような書類を保管している「リスク」についてで
>す。オフライン会議議事録によれば、西部代表は「大変な爆弾になる」と述べら
>れています。この点については、西部代表に補足していただきたいと思います。
私が考えていたのは,本人確認書類に記載されている個人情報の意図的漏洩・転売,
書類の盗難・紛失などのミスが発生した時にQハイブ(代表および登記人)の責任が
追及されるリスクです。刑事責任や民事責任が発生するのではないかと危惧します。
Qハイブの登記人が高い倫理を持っていると信じていますが,例えば,人から尋ねら
れた時に親切心で本人確認書類上の情報を知り合いに教えるというようなことはまっ
たくありえないともいえません。それが発覚したら大問題になるでしょう。また,盗
難や紛失は,今の南無庵の商況ではいつでも起きる可能性があると思います。南無庵
に忍び込むのはそれほど困難ではなさそうだし,あそこには金庫もないのですから,
ちょっと探せば書類を見つけられます。盗み出す気になればいくらでもできそうで
す。また,今後,事務所移転などを行うのであれば,引っ越しの時に紛失してしまう
可能性もあります。
以前にそれならば,一定期間が過ぎれば本人確認書類はQハイブで廃棄しますとすれ
ばいいのではないかという意見がありましたが,ユーザーからは書類の廃棄を実際に
確認できない以上,こうしたアナウンスはかえって信用を低下させるのではないかと
意見を述べました。
以上の点についてはいずれもMLで一度説明したことがあります。とりあえず。
==========================================================
このように登記業務を行うことは、単なるQハイブ内の責任にとどまらない
社会的責任を負うことになります。そして、このことは登記人を辞める際に
登記業務が安全な体制で次の登記人に業務が引き継がれない限りは
社会的責任を果たしえず、辞めたい時に簡単には辞められないのであって、
つまり一般のボランティア活動とは全く異なることを物語っているのです。
3、他業務およびシャドウワークの遂行
当時の登記人はただ単に登記業務を行っていただけでなく、本来の登記業務
から大きく逸脱した他の業務を行っていました。
本来会計部が行うべき入金確認――会員同定が困難な場合、いろいろ推察
して(NAM会員の申請がほとんどだったため)あちらこちらに電話をかけなければ
ならない――や、本来審査部が行うべき書類審査(団体申請の場合はやや複雑)、
さらに本来広報部が行うべきパンフ送付(部数が多い場合、箱詰めして翌日
郵便局に行かなければならない)も業務の一環として行っていました。
登記業務はID発行に期限を設けているので、ユーザーに対して直接的な責任を
負っているため迅速な処理が求められますが、会計部や審査部はそのような
期限もなく直接的な責任を負ってはいません。
入金確認や書類審査はID発行業務と直結しているので、会計部や審査部に
MLで尋ねると時間がかかり返って効率が悪くなってしまうため、ついつい
登記人が(パンフ送付までも)請け負うことになってしまい、運営業務が集中
しがちでした。このことはオンラインでの業務をを中心にしていたQハイブの
運営形態が、オンラインによる分業化が困難であったことを示していると
思います。
また、当時の特別業務として一番負担が重かったのは、南無庵の家賃を半分
負担してもらうためにNAM大阪執行部と折衝交渉したことです。NAM側は
南無庵は京都の不便な場所にあるためNAM大阪の多くの会員からすれば
通いづらく利用価値がないので処分したいという意向をもっていた。一方、
Q側には独立した一組織として事務所を借りられるだけの資金がなかった。
このような重要事項の交渉は、本来、Qハイブの代表メンバーがやるべきこと
ではないでしょうか。もっとも、代表メンバーが交渉した場合、交渉が成立する
可能性はほとんどなかったと思います。
そしてこのような上記の登記以外の業務を登記人が断った場合(Qパンフ
送付は広報部にお願いできたでしょうが)、たちどころにID発行業務の
停滞もしくは登記業務が停止に追いやられ、Qハイブの信頼性が揺らぐ
こととなってQハイブの運営そのものが打撃を被ることになったでしょう
(当時のQハイブは現在のQハイブと異なり、ある一定水準の信頼性を
得ていたわけですから)。
つまりこのことは表向きオンラインの業務を主として始められたQハイブの
運営が、実態的にはオフライン登記業務に依存していたということであり、
フラットな組織形態を謳っているQハイブの運営が、構造上登記業務の
肥大化に拍車をかけ、登記人に負担を強いたということになると思います。
さらに構造上の負担に加えて、オフラインであるということ、とりわけボロ屋の
南無庵で作業するということは、一つ一つの作業はまるでどうということでもない、
しかし継続的に蓄積されていくような雑用――トイレットペーパーを買いに行く
というようなレベルを含む――つまり家事に似た時間を取られるシャドウワークが
非常に多く、効率的ではない作業にさらされます。
仮にそれらを解消すべく現実に即した効率的な代替案をもっていても、
現場の登記人側に裁量権がないためMLにいちいち報告して了承されなければ
ならず、実務に加えて実質的に作業が増え、さらなる労働を生み出すという
現状がありました。
その端的な例として、FAXによる申請書類受付廃止の議論が挙げられるでしょう。
あの件では杉原さんに大変ご尽力いただいた。しかし優れた説明能力を持つ
杉原さんをもってしても西部さんを説得するのには業を煮やしていたでしょう。
私たちの登記業務を苦痛にしたのは、そのような現場をまるで理解しようと
しない代表メンバーの「愚鈍さ」や「協働意識の希薄さ」でした。
Re: 何故当時のQでだけ?
西原です。
杉原さん、返事を書くのが大変遅れてしまい申し訳ありません。
一仕事終えたら今度は風邪をひいてしまいダウンしてました。
仕事や体調管理を優先させているので非常に遅いペースでしか
このMLで議論することができないこと、予めご了承ください。
ご質問があればできるだけ答えようと思いますので
気長に待ってやってください。お願いします。
また、杉原さんや摂津さんのような「歩くNAM・Qアーカイブズ」と
同レベルで膨大な量のメールを網羅・把握しているわけではないので
私の引用するメールは恣意的であったり、意見も一面的であろうと
思います。そのような場合は補足説明していただければ大変
ありがたいです。
過去のメールを読むだけで一日を終えてしまう日があったり、
書き進めているうちに長文になってしまいましたので、
杉原さんの質問ごとに4分割して投稿することとします。
西原です
攝津さん、こんばんは。
独房Qで返事が書けず申し訳ないです。
半年前から入っているスケジュールがあってちょっと今MLで
議論できる時間が捻出できません。
登記人問題については先日独房QMLに投稿した
「登記人がおこなっていた業務」は序章でして、これから運営問題に
ついて書こうと思っています。ただ時間がとれずペースが非常に
遅いので申し訳ないです。
> 西原さん
> > とにかく、万が一、元登記人がQについて語るときが来ても彼の同人誌
> > では発表することはないです。彼の売名行為と同人誌の売上に貢献
> > しかねないですしね。ですから、攝津さんのQ紛争の総括も完全に
> > 独立した媒体で発表されることを切に希望します。
>
> 申し訳ないのですが、『重力』に寄稿しようと思います。Q-NAM紛争のようなも
> のがパブリックに(=出版形態で)総括される試みは重要だと思うからです。
> 2ちゃんねらーの娯楽云々というなら、WEB公表でも同じことです。パブリックに
> 語るかぎり、2ちゃんねらー(に限らず、他人の噂をしたがる人たち)からの
> 被害を避けることはできないものと思います。
了解です。
>
> もっともかれのほうで私の原稿を拒否する可能性もあるので、結局のところは
> どうなるか分かりません。それに私にも躊躇がまだあります。取り消すことに
> なる可能性もあります。
>
> 私は「柳原史観」から「鎌田史観」(ないし「西部史観」)に乗り換えたわけで
> はありません。当時のQにはそれに固有の問題があったはずだと思っています。
> しかし、それは、私の「代弁」によってでなく、当事者自身が(たとえば
> 登記人が)語るべき事柄だと考えます。
乗り換えたわけではないと知って安心しました。攝津さんは鎌田氏に謝罪された
ので、『重力』に寄稿するとなると多くの人が寝返ったと考えるのではないか、
そしてそれはまたもや混乱の火種になるのではないかと危惧していたのです。
しかしそれは杞憂のようです。私は摂津さんが摂津さん自身による「攝津史観」を
公表されることを支持します。先ほどwebで公開された「Q-NAM問題-3」を
読ませていただきました。私とは考え方がやや異なりますが、攝津さんが
お書きになったもので一番優れていると思います。
登記人問題については、私も当事者が語るべきだと考えます。登記業務は
可視化できない複雑な業務を多く含むので、他人が介在するといっそう分かり
づらくなりますからね。といってもシャドウワークが大半なので言語化するのも
それはそれで困難な作業ではありますが。少なくとも運営上の問題(登記
専従制の危険)は指摘しておかなければならないでしょう。
> その意味で、「独房Q」MLにおける杉原さんの疑問に西原さんにも答えてほしい
> です。新たな公開原稿があれば、それも公開させていただきたいです。
了解です。先に述べたように遅いペースになってしまいますが、必ず投稿します。
気長に待ってやってください(笑)。
> また、私から疑問が二点あります。お返事いただければ幸いですが、ご不快なら
> ばお返事いただかなくても結構です。
> 1、当時のQ-hiveにおいて、登記人が宮地氏に(直接或いは間接──例えば福西
> 氏を介して)、当時のQ-hiveでは負担不可能な額の円対価を求めたという事実は
> あるか。
登記人が自発的に円対価を要求したことはありません。
しかし、福西さんが宮地さんに円対価を求めたことはあったはずです。
福西さんは宮地さんの反応があまりに鈍いので現状認識が甘すぎる、
と立腹されていたのを覚えています。
円対価については渡辺さんから引継ぎ時にオフライン登記業務は
他のQハイブ業務と異なりわざわざ予定を空けて南無庵まで通わなくては
ならないため支払われると聞いていました。しかしそれがいくらかということは
知りませんでした。渡辺さんがお辞めになったのが非常に急で引継ぎが
切迫していたのでそのような話ができる状況ではありませんでした。
福西さんはお住まいが大阪で比較的宮地さんのパン屋さんに近いところに
住んでいられたと思いますが、お仕事の関係で京都に出向かれることが
あって、そのついでに南無庵に立ち寄られることが多かったり、Q市・休茶会
開催のための物資運搬で南無庵に来られることがあったので、登記人が
夜遅くまで作業をしているのをよくご存知でした。
登記人の労働拘束時間は非常に長かったです。団体申請書類のPDF化は
何時間もかかってしまうので深夜の2時・3時はしょっちゅでした。
まず通うのに時間がかかる。私の家から往復で1時間半ぐらいかかってしまう。
女性では、おそらく男性でも、あの坂道は自転車で登ることは無理です。
後藤さんはもっと通うのに時間がかかったでしょう。
そして作業自体もシャドウワークが多く(FAXのインクが切れればいちいち
南無庵まで行かなければならないのでこれで半日がつぶれる、FAX機種に
あったインクを揃えている店までわざわざ買いに行かなければならない、等など)、
事務機器・事務環境がそろっていないので作業効率が悪く、必然的に時間が
かかってしまう。また当時は手間取る団体申請も多かったですしね。
さらに当時は私たち登記人で更新処理までのスキームを確立させてから
次期登記人に引き継いでもらおうと考えていたので、過去の書類を
洗い出して整理をしなおしていたので、これにも時間を要しました。
結局、前倒しの形で登記業務を杉原さんに引き継ぎましたが、
その時すでに書類整理は終っていたために、杉原さんご自身はあまり
登記業務全般をご存知なく、「私が登記をやっていたら大丈夫だった」
というような発言が出てくるのだと思います。この件に関してはこのような
私信でなく、おいおい独房QMLで指摘したほうがよいでしょう。
話を元に戻すと、登記業務はボランティア・ベースでできるものでは
なかったわけで、福西さんはそれをよくご存知でした。
実際、私たち三人は本業を犠牲にして、つまり実質的に円収入を減らして
登記業務を行っていたわけです。しかも私たちは自発的に登記業務を
はじめたわけではなくて、Qハイブの登記業務の窮状に同情する形で
この業務を請け負ったのです。ですから、私たちは三人とも早く登記人を
辞めたいと考えていました。茨木さんと私はNAM事務局の業務から休みなく
登記業務を行っているので1ヶ月でもいいから休息期間がほしかった。
私自身はお金を支払ってでも辞めたかったです。健康上の問題も
抱えていましたから。しかし、登記人を辞めたくってもとてもじゃないが
この負担の大きい業務を他人になすりつけるわけにはいかない、
Qハイブは何も困らないが次の登記人に迷惑がかかってしまう、登記人が
一人しか募れない場合、やはり個人情報の安全な保管は脅かされるだろう、
だったらまだ三人いるんだから更新処理のスキームを確立するまでは
何とか頑張るしかないのではないか、と常にこういった逡巡が私たちに
付きまとっていました。
福西さんは私たちに対する同情も強かったし、登記業務がQハイブの
基幹業務であり不安定にならざるを得ないボランティア体制で行うべきでは
ないという考えが強かったので、私たち登記人に対しても「相応の円対価を
求めるべきだ」と強く主張されていました。私たちも登記業務を安定的に
行うため、つまり複数の次期登記人を募りやすくする現実的な提案として
彼の考えを支持していました。対価評価でパソコンのレンタル費を計上したのも、
きちんと前例を作っておくことで次期登記人が何の心理的な後ろめたさを
感じることなく減収となる円収入を補ってほしいという配慮からです。
結局のところ受け取った円対価はお弁当代にもならないのでやはり赤字に
なってしまいましたし、時給計算すると何十円の世界ですからね。
とはいえ、次期登記人の配慮から行ったつもりが、私たちが登記人を
辞めてからQ・NAM対立が表面化して会員申請が減ってしまった
ので結果的にはあまり意味のないものとなってしまいましたが。
福西さんは気配りの行き届いた義侠心に富んだ方であり、登記人のおかれ
ている立場や現実に対しては彼の正義感が許さなかったのだと思います。
そして、そのことに対しては今も非常に感謝しています。なによりもその
気持ちがうれしく、ありがたかった。そういう善意ある人々によって私たちは
支えられていました。
> 2、宮地氏がQの議論用MLで以下の投稿をしたと聞きましたが、宮地氏の
> 証言は事実ですか。
>
> > 【百万円問題について】
> > 2002年の6月から7月くらいの話だと思います。
> >
> > 当時Q運営のシステム担当で疲労困憊していた穂積さんや登記人を担当されて
> > いた福井さんが、このままじゃやってられないと言われ、それで「ボランティ
> > ア制度」の限界がQハイブ内で問われていたときでした。それを知った柄谷氏
> > が「Qがもめているそうだな。金でもめているならNAMから百万ぐらい寄付
> > しよう」というような感じのことを言い、西部さんへ(朽木氏をとおして?)
> > その旨の打診があったということでした。ぼくは直接、西部さんから「NAM
> > が百万くれると言っているけれど、どうしようか」と相談を受けた記憶があり
> > ます。ぼくは、もめているのは金銭のことではなく、運営をどうやっていく
> > か、ということだったので「柄谷さん、わかってないな」と感じました。この
> > あたりの事情は、西部さんがより詳しく知っておられると思います。ぼくは2
> > 002年の7月に東京で行われたNAMの全国大会にQの報告者として出席したの
> > で、その前後のことだと思います。ここで確認しておいていただきたいのは、
> > NAMからQハイブに対して、「金がいるなら百万円寄付するぞ」という話があっ
> > た事実です。しかし実際には、NAMからQへの百万円の寄付は行われていませ
> > ん。
> >
> > で、その後、Qハイブでは運営をどうやっていくかという議論になり、京都登
> > 記人たちが、登記現場の実情を知って欲しい、という要望を出しました。パソ
> > コンがもう一台必要だ、ということと、ファックスでの本人確認を廃止して欲
> > しい、という要望でした。いろいろ議論がありましたが、とにかく一度南無庵
> > まで来て、本人確認書類のファックス送付が作業の停滞を招いているという彼
> > らの主張を確認して欲しいということでした。ぼくは、彼らの主張を確認し、
> > また迫っていた更新業務について話し合うために京都の南無庵に出かけまし
> > た。
> >
> > 登記人をやめられていた福井さんと一緒に南無庵に着くと、すでに西原氏、茨
> > 木氏、後藤氏がおられました。福西氏がそのときにいたかどうかは思い出せま
> > せん。ぼくと一緒に、会議に参加する予定だった監査委員の杉原氏はまだ来て
> > おられませんでした。
> >
> > で、会議は杉原氏が来てからにしようということになったのですが、そのとき
> > に西原氏から「杉原さんが来る前に宮地さんに聞いて欲しいことがある」とい
> > う話がありました。
> > 何か、と思って聞いていると、彼らはQ市や休茶会で大勢の人にQを紹介し勧
> > 誘している、しかし、その経費は自分たちの「持ち出し」である、やっぱりい
> > つまでも「持ち出し」が続くのは負担が多いので正直しんどい、ところで、
> > NAMからQに百万円の寄付があるそうだが、その中からいくらかQ市などの活動
> > に支援してくれないか、という話でした。話しておられたのは、もっぱら西原
> > 氏で、茨木氏と後藤氏はうなづいているという感じでした。
> > ぼくは驚き困惑しました。驚いたのは、どうして彼らがNAMからQへの百万円の
> > 寄付の話を知っているのか、ということであり、困惑したのは、まだもらうか
> > どうかも決まっていない寄付に対して、どのような判断もできなかったからで
> > す。
> > それでぼくは「確かにそんな話はあるみたいだけれど、まだ実際にもらってい
> > ないし、もらっていたとしても、ぼくの一存でここでどうこう決められる問題
> > じゃない。正式な寄付があった時点まで待ってください」と答えました。それ
> > で話は終わりました。その後、杉原さんが来られ、Qハイブの会議が始まった
> > わけです。
> >
> > 「百万円問題」とはこれだけの話です。この件については福井氏も立ち会われ
> > ていたので、お聞きになっているはずです。
Qの議論用MLは登録してなかったので宮地さんがこのようなことを述べられいる
とは知りませんでした。上記のことは概ね事実です。金額は百万円だったかどうかは
記憶が定かではありません。そして、私はこの時南無庵への出席がやや遅れたので
杉原さんもすでに同席されていたのではないのでしょうか。少なくとも多分ほぼ全員
が同席していたと思います。つまりこの話はとてもオープンな話題でした。
NAM新代表になられたばかりの田中さんにも南無庵に来られた時にもこの話は
私からお話していますよ。正式に決まったわけではないですが、NAMとQの双方の
利益にかなうような方法で寄付金の有効利用のアイデアがないものか、いろんな方の
意見を伺っていたのです。
NAMからの寄付の話は蛭田さんと渡辺さんのお二人から私が電話で伺いました。
前登記人の渡辺さんは登記業務の悲惨さをよくご存知なので、時々心配して
お電話くださっていました。蛭田さんも同様です。当時渡辺さんはイモケンに住んで
おられて、NAMの全体会議後でしょうか、定かではないですが何人かの人たちと
柄谷さんを交えて話す機会があったようです。また柄谷さんはおそらく柄谷祐人さん
を通してQ市・休茶会の様子をご存知のようでした。祐人さんはよくQ市・休茶会に
参加されていろいろ私たちを手伝ってくださっていましたので。ですから、Q代表
メンバーよりも柄谷さんの方が私たちの取り巻く状況を正確に把握していました。
柄谷さんには一つ言えば十伝わり、Q代表メンバーには十言っても一つも伝わら
なかったのです。「柄谷さん、わかってないな」ではありません。宮地さん、あなた
こそが何をどう説明してもわかっていないのですよ。
NAMからの寄付が正式に決まったら私たち登記人は事務環境の整備、
ハイスペックのパソコン購入(私のパソコンはモバイルではなく重いノートで好きな
ソフトが入れられなかったため)、南無庵内の電気回線の工事に予算を割いて
もらうよう申請するつもりでいました。
さらに寄付金の有効利用としてクロネコヤマトなどの宅配便業者と交渉して
東京・京都間を結ぶQ商品運搬の定期便を割安価格で運行してもらえないものか
というアイデアを持っていました。このアイデアはNAM新代表の田中さんにも
打ち明けたのではないかしら。ちょっと不確かですが。
南無庵はNAMが賃貸契約していたものでQハイブと共同利用していたので、Qの
流通強化とNAMの地域活性化の観点からQ市・休茶会を開催していたわけですが、
私たちの予想を越えてこれは盛況でした。南無庵の収容人数を大幅に超え、庭にまで
人が溢れ出すので急遽福西さんに椅子を作ってもらったり、私自身も家から椅子を
何脚か持ち込んでいたのですが、全く不足するような状態でした。私自身は体力的に
問題があったので庭掃除などの下準備からミーティングすべてにまで参加する
というわけにはいきませんでしたが、福西さんご夫婦や茨木さん、後藤さんや
その他大勢の関西在住のNAM・Q会員有志が積極的に推し進めてくださって
いましたので、Q市・休茶会を定期的に開催するよう考えている矢先でした。
そして、その時にはQ管員有志による開催ではなく正式にQハイブに申請して
Q管理運営委員会主催という手続きを行うつもりでいました。
Q市・休茶会はQ会員でもNAM会員でもない人たちや京都に多い染色や陶芸・
バッグ作家といった芸術系クリエイターの方たち、はては有機栽培の農家の方
までも参加されるようにまでなっていたのですが、皆さんの多くが商品は持って
いても送料がネックになって東京方面には売れないのではないか、そうだとしたら
Q会員になるメリットがない、あるいは逆にWinds_qで興味のある商品はある
が送料負担を考えるとQ商品の購入を躊躇してしまうという意見をお持ちでした。
Q市・休茶会を定期化して、まとまったQ商品を南無庵とNAM東京事務所か
イモケン(?)間で運搬できる体制をつくればQの流通が広まるのではないか
と考えていたのです。
> > ほんとにこれだけの出来事ですが、しかし、これは単独の出来事としてあるわ
> > けではない、とぼくは考えています。杉原さんもご存知のように、この後、す
> > ぐに福西氏がぼくのこところに「登記人たちが、先の南無庵での会議で宮地が
> > 登記人への対価支払いを議案にしなかったのはおかしいと言っている」と言う
> > 電話がありました。杉原さんの調査の結果、あれは福西氏が単独に「ええかっ
> > こしよう」と思ってやったことであることは証明されています。ただ、当時、
> > ぼくに対しては登記人から直接に「NAMからの寄付の100万円からの配分要
> > 求」は実際にあったわけです。そしてその後、ぼくと杉原さんが帰った後、登
> > 記人たちが対価の話をしていて、それを福西氏は聞いていたわけです。たとえ
> > 福西氏が「ええかっこ」をして独断でぼくに電話をしてきたとしても、彼らが
> > 実際に、Qハイブからいくばくかの金銭を(対価であろうが寄付金の配分であ
> > ろうが)入手しようと考えていたのは事実だと、ぼくは考えます。そうでなけ
> > れば、ぼくがあの当時指摘したように「会計部の業務への不信」が「予算配
> > 分」の問題に結びつくのかが理解できません。杉原さんも「私にもわかりませ
> > ん」とおっしゃっていましたが。パンフ問題に触れながら予算配分を考えろ、
> > と言うようなことを西原氏はおっしゃっていましたが、それは自分たちの活動
> > に対する予算を考えろ、ということですよね。違いますか。「百万円問題」
> > 「対価の要求(根回し)」「予算配分」と続く彼らの金銭をめぐる議論のなか
> > で、最後に彼らは「対価」だけでなく「パソコンのレンタル費」まで請求した
> > わけです。そしてその議論を先導していたのが西原氏であったのは、杉原さん
> > もご存知のことです。
こういう宮地さんの書き方だとまるで登記人がQハイブの登記業務で
一儲けしようと企んでいたかのような印象を与えますね。繰り返しますが
私たちは登記業務を早くやめたかったのです。対価の受取りよりも
辞められることの方がどれだけうれしかったことか!
複数の次期登記人が現れないこと(ダブルチェックは必要)、そのため個人情報の
安全な保管が困難なことからそれぞれが本業に支障をきたしながら無理をして
業務を行っていたわけですから。私は後藤さんが登記業務のために顧客の依頼を
ケータイ電話で断っているのを聞くのも辛かったし、茨木さんが登記業務で翌日の
仕事に影響を受けてしまっているのも辛かったです。そして彼らは彼らで私を
気遣っていた――。
5月の時点でもできるだけ辞めたいのが本音だとQプロMLで述べていますよ。
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From: "Mimi Nishihara"
To: "Qプロ・全体ML"
Sent: Thursday, May 23, 2002 1:27 AM
Subject: [q-project 3173] 南無庵の今後について―再検討- 5
西原です。
――――――省略―――――――――
実は、大阪代表の片田さんとは一ヶ月以上にわたって南無庵存続問題に
ついて話し合ってきました。先週と今週は南無庵に直接出向いていただき、
登記業務の合間協議を続けてきました。
先の片田さんのご提案は、オフライン登記班3名(後藤さん・茨木さん・西原)
の意向をくみ、代弁していただいたものです。
したがって、私たち三名は基本的に片田さんの南無庵維持案に賛成ですし、
しばらく現状の登記体制を続けていくつもりです。
もちろん、本音を言えば他の方にお願いできるものならお任せしたいの
ですが、登記業務の現状を考えると他に選択肢はありません。
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また、宮地さんの会計業務については6月の時点で既に促しています。
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From: "Mimi Nishihara"
To: "Qプロ・全体ML"
Sent: Sunday, June 30, 2002 9:58 AM
Subject: [q-project 3535] 全-予定-中期運営体制
西原です。
――――――省略―――――――――
3.会計業務の整備
a.Q会費用の独立口座の取得
・郵便振替のほうが管理しやすいのではないか?
→更新処理を考慮に入れると住所欄や通信欄はあった方がよい
b.Q会計・円会計担当者を分けるべきか?
c.会計監査の選出
――――――省略―――――――――
ざっと思いつくまま挙げただけで中期的にはこれだけの作業
ボリュームがあります。しかも、これらの作業はいずれもQ-hiveが
運営していくうえで最低限行う必要があるものです。
これらの作業を行えるだけの人手や資金が今のQ-hiveに
あるのか、長期的運営体制についてを議論する以前に
運営が行き詰まってしまうのではないか、と
オフライン登記班は非常に不安です。
また、私たちはこうやってML上でオフライン登記業務の
詳細について議論をするだけの時間がありません。
南無庵での作業は毎週深夜までおよび、休茶会の準備や
南無庵の家賃を半分負担してもらうためのNAM大阪執行部と
折衝交渉もあります。現段階でボランティアのレベルを十分に
超えてしまっています。
率直に申し上げて、MLで議論している暇があったら
登記の実務処理をこなしていたいのです。ユーザーと直結している
ので業務を停滞させるわけにはいきませんから。
そこで、登記業務の現状をご理解いただくために南無庵で
オフ会を開催することを改めて提案したいと思います。
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会計業務の重要性については幾度となく触れていますし、福西さんも
宮地さんに促しているはずです。また、私も宮地さんには南無庵で会計業務を
やってもらうように直接口頭で伝えました。その時彼はわかったと
答えたけれども、決して行わなかった。私が露骨に挑発するまでは!
抑圧しなければ動かない。それがQハイブです。まともに実働しているものが
馬鹿をみる。危機管理の認識なんてこれっぽちもないので表面化してから
大騒ぎするだけで、いつも対策が後手後手になってしまう。いつも事後検証
ばかりで、事前対策能力は皆無に等しい。
このような場当たり的運営で会員が募れるわけがないでしょう。
私が考えていた会計報告の重要性については以下の投稿をご参照ください。
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From: "Mimi Nishihara"
To: <q-reorganize@freeml.com
>
Sent: Saturday, September 28, 2002 2:18 PM
Subject: [q-reorganize:0023] 再検討- amour-q -会計部-9
西原です。
みなさん、お疲れさまです。
倉数さんの会計部就任に賛成します。
どうぞよろしくお願いします。
(石黒さん)
> > 会計報告は一定期間毎に行われなくてはならない重要なもので
> > す。今回の一連の議論や紛糾を通じて、会計報告は一応実行さ
> > れるようになっていると思います。
> >
> > しかし、現在、会計報告と呼んでいるものは、実際には出納報
> > 告であり、会計の形式に則ったものではありません。また、将
> > 来的にNPO化(中間法人という新たな選択肢もあるようですが)
> > するのであれば、NPOの会計原則およびその報告形式に従った
> > 会計を準備していく必要があるだろうという意見もあり、その
> > 方向に異論はなかったと思います。
石黒さん、先月は会計報告書を大急ぎで作成していただき、
ありがとうございました。オフライン会議開催前に報告書を
遠隔地であるNYで作成するのは、さぞかしご苦労があった
ことと推察します。
先月の会計報告はまず「実行する」ことに意義があったと
思います。しかし、今後は石黒さんの仰るように前回の出納報告
のような形式ではなく、Q管各部がどれだけ経費を使っている
のか(現在のところ、そのほとんどが南無庵諸経費でしょうが)
わかる形で、一定期間毎に会計報告をしていただきたいと
思います。Q会計報告もあれば一層良いと思いますが、Q管の
人員不足を考えるとそこまで要求するのは酷かもしれません。
登記人が会計報告を強く要求したのは、Q管内に現実的戦略を
練る構想力が欠けていると危惧したからです。
具体的な話をしますと、登記人は常に非常に現実的な問題に
直面していました。
例えば、南無庵を事務所として維持することにも私たち
登記人は苦労していたのです。
現在Q管では南無庵を事務所として継続的に使用できて
いますが、今年の4月に当時の持ち主であるNAM大阪の
代表片田さんからNAM大阪は南無庵を活用することがない
ので経費節減のため南無庵を手放したいという要望が
だされ、5月から6月にかけて南無庵をQ管の事務所として
確保するためNAM大阪執行部との折衝交渉に多くの
時間を割かざるを得ませんでした。
幸い、元Q管員であった片田さんが折衝交渉の結果、Q管の
経済的窮状に理解を示してくださり、南無庵基金を設立させて
NAM関西ブロック(NAM大阪から移行)とQ管の共同運営で
南無庵を格安のQ管経費負担で維持できるようにどうにか
漕ぎ着けることができました。
◇
話がスレッドからズレますが、事務所一つとってしてもQ管は
NAMの支援を得ているという現実があります。NAMの人的
支援や経済支援なくしてQ管が名実ともに〝独立〟可能かどうか
考える必要があると私は考えます。
◇
話を元に戻しますと、南無庵を格安で借りられるようあくせく
折衝交渉を進めている間、私たち登記班が納得できなかった
のは「Q管のお金の使い方」でした。
パンフ作成のために24,5万というQ管の経済的規模からすれば
巨額の資金が容易に投入される一方で、Q管の基幹業務である
登記業務を行うための環境整備に最低限必要なパソコンや
事務所の確保に登記人が手を焼くといった状況は、Q管の
場当たり的な運営を如実に物語っていると言ってよいでしょう。
Q管の収支バランスを考えるとパンフ作成は10万以内の予算で
納めるべきだったはずですし(パンフ作成以前に、Q入会者数を
多く見積もっていたことがそもそも誤算だったのですが)、現在の
パンフのように高くつく特殊サイズにせず、印刷部数を減らして
テキストベースのモノクロにしても十分立派なパンフができたと
思いますし、さらには会員数が増え財源が潤沢になったその
時点でイラスト入りの豪華なカラーパンフを作成するように考える
のが現実的な「お金の使い方」ではないでしょうか。(誤解なきよう
断っておくと、決してパンフ作成にあたられた皆さんを非難している
わけではありません。Q管の全体的な認識が甘かったのではないか
と指摘しているだけです)
つまり、私が言いたいことは、Q管にどれだけの収入があるのか、
各部にどれだけの経費がかかるのか、といった情報なくして
Q管員が実践的な構想を練ることは不可能だということです。
また、登記人が積極的にMLで発言しなかったのは、実務に
追われ発言する余力がなかったことが最大の要因でもあり
ましたが、MLでの議論が登記人とっては漠然とした現実感の
希薄な思いつきの連鎖でしかなかったことがやはり大きな
要因でした。
さらに言えば、登記人がMLで何かを要求しても重要な事柄と
して認識されず、登記人の意見が尊重されることはまれでした
ので、登記人のML離れは加速する一方だったのです。
会計収支報告があれば、純益や各部の予算配分が明示される
ことになるので、Q管全部のバランスを考える契機となって
取り組むべき課題の優先順位が明確になりますし、たとえ予算を
組んだプランが実行段階で失敗に終っても、次回再挑戦する際の
貴重な参考資料になります。また、MLも無邪気な夢を語る場
ではなく現実に即した具体策が提示される有効的な場として
機能するでしょう。
今後の会計部改変により、Q管員にとって最も重要である
会計報告が一定期間毎確実に情報開示され、積極的に
推し進められることを期待します。
=====================================================
長文となりました。私の方は全文差し支えないので、摂津さんの方で
差し支えなければ、このメールも独房Qで転送したほうがいいかもしれませんね。
では、また。
西原 ミミ
