Toki's SECURITY Lab.

Toki's SECURITY Lab.

Hello, this is Janet.
航空セキュリティ研究者兼セキュリティコンサルタントとして活動しています(^^)

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おはようございます。

Toki's SECURITY Lab.です。

 

先日、自民党本部で開催された『多言語音声翻訳システム展示会』を見学してきました。

 

実は、ずっと、音声翻訳システムには期待していなかったのです。

変訳や誤訳が多いイメージで。。。

大変だけれど、自分で辞書を引きながらやったほうがきちんと訳せるはず、との

特に根拠もない頑張りを続けていました。

 

展示会でいろいろ見せていただいて、

もう、びっくりでした。

 

いまの技術って、すごいのですね~~~

 

私自身がセキュリティフィールドにいるために

気になるのは警察や救急の現場で使用できるものかどうか

 

救急隊が現場で使用するタイプ、

病院でドクターと患者間で使用するタイプ、

雑踏警備や駅のホームで使用するタイプ、など

様々な音声翻訳を説明していただきました。

 

ホスピタリティとして使用できるものを多くあり、

2020年までにはさらに多言語化され、精度もアップしていくのだろうと

期待度MAXで会場を後にしました。

 

でも、これからも今まで通り、

辞書を引きながら自分で何とか訳すというスタイルは続けていきたいと思います。

 

便利になりすぎると単語をすべて忘れそうで怖いです(笑)

 

私自身のライフワーク/研究テーマが航空セキュリティなのですが、

この6年は会社勤めだったため、発表前にお伺いを立てなければいけないことも多く・・・

言いたいことの2/3ほどしか言えない、ということもありました。

 

今月からフリーランスとなりましたので、セキュリティ向上につながることは

『歯に衣着せず』

はっきりと自身の言葉で伝えていきます。

 

その第一弾が、

3/7(火)、東京ビッグサイトで『航空業界の内部脅威対策』についての講演でした。

 

なぜ内部脅威が発生するのか?

発生するとどのようなことが起こるのか?

発生を防ぐにはどうすればよいのか?

 

欧米ではセキュリティに従事する人間に対して、個々にスクリーニングを行います。

採用前、現在の状況、今後/未来について、

ひとりひとりの状況を確認し、内部脅威につながるリスクを下げています。

スクリーニングは、国の法律にのっとって行われています。

受けたくなければ断ってもOK、ただしセキュリティ関連の仕事にはつけません。

 

日本でも、『内部脅威対策』が進んでいるフィールドがあります。

原子力発電所内の従業員に対して犯罪歴調査を含む『信頼性確認』を行うため、

原子力規制委員会は法的整備を検討しています。

万一、テロリストが原発に侵入したら・・・それが従業員の手引きによるものだったら・・・?

 

航空業界でも、内部脅威対策は世界的にホットトピックとなっています。

しかし、日本ではまだまだ検討中の段階です。

中東に住む友人から夜中にニュースが届き、情報収集中です。

12/1  アブダビのショッピングモールで、アバヤ着た女性がアメリカ人の教師をナイフで殺害。
12/3  犯人が捕まって、現在は警察で取り調べ中。
https://www.adpolice.gov.ae/en/media.centre/news/3531122.aspx

ドバイ、アブダビなどのショッピングモールには、どこにでもたくさんのセキュリティスタッフがいて、CCTVの設置数も相当なもの(ロンドンに次いで多いとも)、さらには私服警官もパトロールしているとか

ただ、脆弱部分を探しながら歩いてみると(研究のためです、悪いことしようと探してるわけではないです叫び念のため)、セキュリティスタッフはそこにいるだけなのがわかります。
立哨しているけれど、携帯をいじっていたり、他のスタッフと談笑していたり。
日本ではありえない光景。

さて、アバヤ着用の女性へのセキュリティ対策をどうするかは、ずいぶん前から議論が始まっています。
9.11以降、航空セキュリティフィールドでは特に議論されるようになりました。
厳しくやり過ぎてもダメ、緩くし過ぎてもダメ。。。

加害者がアバヤ着用の女性、被害者がアメリカ人女性それも幼稚園の先生、ということで、セキュリティチェックの方法論が一気にヒートアップしそうですし、イスラム圏に対する新たな火種になりそうです。
アメリカは、外国で自国民が事件に巻き込まれると過剰に反応する傾向がありますし、煽って煽って、イスラム圏をひとくくりに見せようとメディアが頑張りますから。

「なぜこんなことになったのか」
現地では、セキュリティのあり方など 議論が始まっているとのこと。

アブダビ、ドバイ、カタールは、中東地域の中でも、外国文化、外国企業、外国人を上手に受け入れて、協奏しながら発展している印象です。
今後どのようなセキュリティ向上案が出てくるのか、引き続き、ウォッチ!